ゲーミング周辺機器メーカーのMOZAが、プレイステーション5向けとして公式ライセンスを取得した初のレーシングホイール製品群を発表しました。ダイレクトドライブ方式を採用した「R5S Pro Racing Simulator」「R16S Ultra Racing Simulator」「R16S Ultra Direct Drive Wheel Base」の3製品で、いずれも『グランツーリスモ7』にネイティブ対応するのが特徴です。価格と発売時期は今後発表される予定です。
用途に応じて選べる3つのラインアップ
今回発表されたのは、性格の異なる3つの製品です。「R5S Pro Racing Simulator」は、ホイールベースとステアリング、ペダルが一式そろったエントリー向けのセットで、単体で直流駆動式の環境を組みたいユーザーを想定しています。「R16S Ultra Racing Simulator」は、より強いフォースフィードバックを求める上級者向けに、上位モデルのホイールベースとステアリングを組み合わせたプレミアム構成です。そして「R16S Ultra Direct Drive Wheel Base」は、ホイールベース単体で提供される製品で、既にステアリングやペダルを所有しているユーザーが自分好みの組み合わせを選べるようになっています。製品名に付いた「S」の表記は、プレイステーション向けにライセンスされたモデルであることを示すとみられます。
いずれもPC向けに展開済みのMOZA製品と共通する構成で、PC版の同クラス機種はホイールベース単体でおよそ5.5Nm(R5系)から16Nm(R16 Ultra)のトルクを備えていますが、今回のPS5向けモデルの具体的なトルク値はMOZA側からまだ公表されていません。海外メディアからは、既存のPC向けホイールをそのままPS5で使えるのか、それとも新モデルはコンソール専用の設計になるのかといった互換性への疑問も上がっており、続報が待たれる状況です。
ポリフォニー・デジタルとの協業でGT7にネイティブ対応
今回の発表で注目されるのが、開発元のポリフォニー・デジタルとの協業によって実現した『グランツーリスモ7』へのネイティブ対応です。3製品はいずれも発売時から同作に対応するほか、今後対応タイトルを順次拡大していく方針が示されています。両社の関係は今年7月、MOZAが「グランツーリスモ ワールドシリーズ」の公式パートナーに就任した際にすでに示唆されており、今回のプレイステーション参入はその延長線上にある取り組みといえます。ソニー・インタラクティブエンタテインメントのライセンスプログラムのもとで認定された点も、コンソール向けダイレクトドライブ市場において実績のあるサードパーティーの一角として認められたことを意味します。
価格・発売時期は未定、コンソール向け市場に新たな選択肢
3製品はいずれも、2026年9月17日から千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2026の会場で披露されました。一方で価格や具体的な発売日、対応するステアリング・ペダルの詳細な組み合わせについては、MOZAから「今後の段階で発表する」とされるにとどまり、現時点では明らかになっていません。
これまでプレイステーション向けの公式ライセンス付きダイレクトドライブ製品は、他社の数社が中心となって市場を形成してきました。そこにMOZAが加わることで、エントリー向けの一体型セットから高トルクな上位モデルまでを一挙にそろえる新たな選択肢が生まれることになります。正式な価格と発売日が明らかになるタイミングで、既存製品との性能・価格比較がより具体的に進むことになりそうです。
まとめ
MOZAは、ダイレクトドライブ方式のレーシングホイール「R5S Pro Racing Simulator」「R16S Ultra Racing Simulator」「R16S Ultra Direct Drive Wheel Base」の3製品を、プレイステーション5向け公式ライセンス製品として発表しました。いずれも『グランツーリスモ7』にネイティブ対応するのが特徴で、開発元ポリフォニー・デジタルとの協業によって実現しています。価格や発売時期、具体的なトルク性能は今後発表される予定で、続報が待たれます。
