※アイキャッチ画像はAIによって生成されたイメージです。

Amazonは2026年9月16日、生成AI版音声アシスタント「Alexa+」のインド展開を開始したと発表しました。英語とヒンディー語に加え、両言語を文中で切り替えられる「ヒングリッシュ」にも対応し、Alexa+の提供地域はこれで11の国・地域に広がりました。インドはヒンディー語に対応する初の市場となります。

Alexa+は、Amazonが2025年以降展開している大規模言語モデルをベースにした新世代のAlexaで、従来のAlexaと比べて自然な会話や複数手順にまたがるタスクの一括処理が可能になっています。米国では2026年に入りPrime会員向けに追加料金なしで開放され、その後もカナダ、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ブラジル、メキシコ、オーストラリアへと提供地域を広げてきました。インドはその11番目の市場にあたります。

アーリーアクセスとして提供開始

現時点では招待制の「アーリーアクセス」プログラムとして展開されており、招待を受けたユーザーのほか、公式サイトから申し込むことでも利用を開始できます。アーリーアクセス期間中はすべてのユーザーが無料で利用でき、その後はPrime会員が無料、Prime LiteやPrime Shopping Edition会員、非会員は月額2,000ルピー(約3,260円)を支払う料金体系になる見込みです。対応デバイスはEchoシリーズのスマートスピーカーのほか、Fire TV、Alexaアプリなどで、ブラウザ版はインドでは今後提供される予定です。なお、一部の旧世代Echoは対象外となります。

主な機能とインド向けサービス連携

Alexa+は複数の手順を要する複雑なタスクの処理や、食料品のオンライン注文、スマートホーム機器の操作などに対応し、従来よりも自然で表現力豊かな音声応答が特徴です。インドでの提供開始時点では、音楽配信のAmazon MusicやJioSaavn、Spotify、Apple Music、映像配信のPrime VideoやNetflix、Atomberg、Qubo、Dreame、Wiproなどのスマートホーム機器に対応しています。加えて、デリバリーのSwiggy、Zomato系の予約アプリDistrict、旅行予約のMakeMyTripやTripAdvisor、レストラン予約のEazyDiner、即配サービスのAmazon Nowといった現地で人気のサービスとの連携も順次追加される予定です。買い物から外食の予約まで、音声だけで一連の作業を任せられる設計を目指しています。

6億人超のヒンディー語話者を持つ市場

Amazonは2017年にインドで英語版のAlexaを、2019年にヒンディー語にも対応したAlexaを提供しており、今回のAlexa+投入はその延長線上にあります。インドには6億人を超えるヒンディー語話者がいるとされ、現地のスマートホーム機器の普及も前年比で約20パーセント伸びているといいます。今後は2027年にヒンディー語以外のインド言語への対応も予定されており、Alexa+全体としても2027年中にさらに10カ国以上への展開を計画しています。

日本での提供時期は依然未定

Alexa+はこれまで米国、カナダ、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ブラジル、メキシコ、オーストラリアで提供されており、今回インドが加わりました。日本での提供時期についてAmazonジャパンは2026年2月時点で「お伝えできない」としつつも、優先度は米国・カナダに次ぐと説明していました。アジアではインドが先に加わったことで、今後日本での展開時期にあらためて関心が集まりそうです。

まとめ

Amazonは2026年9月16日、生成AI音声アシスタント「Alexa+」のインド展開を発表しました。英語・ヒンディー語・ヒングリッシュに対応し、アーリーアクセス期間は無料、その後はPrime会員が無料、非会員は月額2,000ルピー(約3,260円)という料金体系になる見込みです。今後は2027年にさらなる言語対応と10カ国以上への拡大を予定しており、11の国・地域に到達したAlexa+がいつ日本に届くのかにも注目が集まります。

※1インドルピー=1.63円換算

参考リンク