Anbernicが、折りたたみ式の携帯ゲーム機「RG SP」の注文受付を8月5日に始めます。米国東部時間の午前6時、日本時間では同日19時が開始時刻です。3.4型720×480のIPS液晶とH700チップを組み合わせ、アナログスティックを持たない構成で、価格は16GBのmicroSDカードが付く基本構成が64.99ドル(約1万200円)からとなります。
※1ドル157円換算(2026年8月4日時点)
予約開始は8月5日、最初の3日間は7ドル引き
RG SPの構成は3種類で、いずれも本体は共通、付属するmicroSDカードの容量が異なります。16GBのみの基本構成が64.99ドル(約1万200円)、これに64GBを追加した構成が79.99ドル(約1万2600円)、128GBを追加した構成が94.99ドル(約1万4900円)です。
さらにAnbernicは、販売開始から3日間に限って7ドルの割引を適用します。この期間に注文すると基本構成は57.99ドル(約9100円)、64GB追加が72.99ドル(約1万1500円)、128GB追加が87.99ドル(約1万3800円)になります。公式ストアでは中国発送と米国発送を選べる形になっています。
カラーはPlatinum、Graphite、Pearl Blue、Pearl Pinkの4色です。金属質の落ち着いた2色と、パール調の青とピンクという構成で、同社のクラムシェル機としては選択肢が広めに用意されています。
3.4型720×480、レトロ機の比率に寄せた画面
画面は3.4型のIPS液晶で、解像度は720×480です。OCAによるフルラミネーション加工が施されており、パネルとカバーガラスの間の空気層が無い分、表示が浮いて見えにくくなります。
720×480という数字は横縦比が3対2で、往年の横型携帯ゲーム機が採用していた比率と一致します。レトロゲームのエミュレーションでは、元の画面比率と合わない画面に無理やり引き伸ばすとドットの大きさが不揃いになり、絵の輪郭が崩れます。比率を先に合わせておけば、この崩れをそもそも起こさずに済むわけです。3.4型という控えめなサイズも、画素を無闇に大きく見せないという意味では理にかなっています。
アナログスティックを持たない割り切り
RG SPで目を引くのは、アナログスティックが1本も無いことです。同社は過去にRG 35XXSP、RG 34XXSPという2機種のクラムシェル機を出しており、直近のRG 34XXSPにはスティックが載っていました。今回はそれを外し、十字キーとボタンだけの構成に戻しています。
スティックが無ければ3D世代のタイトルでの操作は制限されますが、そのぶん筐体を薄くでき、折りたたんだときの引っかかりも減ります。実際、閉じた状態の寸法は8.3×8.2×2.39cm、重量は約168グラムに収まっています。ポケットに入れて持ち歩くことを優先した設計で、遊ぶ対象を2Dの横型ゲーム機世代に絞る前提なら、この割り切りは筋が通っています。
ボタンは新設計のものに刷新されたとされ、上下のカバーには磁石が仕込まれています。閉じるとぱたりと吸い付き、ホールセンサーが蓋の開閉を検知してスリープに入る仕組みです。振動モーターも内蔵します。
H700とLinux、拡張は512GBまで
中身はH700で、ARM Cortex-A53を4基、動作周波数は1.5GHzです。GPUはデュアルコアのG31 MP2、メモリは1GB、内蔵ストレージは16GBのTF/microSDカードという構成になります。OSは64ビットのLinuxです。
microSDカードスロットは2基あり、最大512GBまで対応します。ゲームを1枚のカードに詰め込まず、用途別に差し替えられる構成です。対応形式は30種類以上で、移植版のゲームも動作します。システムの表示言語には日本語が含まれます。
無線は2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応するWi-Fi 802.11a/b/g/n/acと、Bluetooth 4.2です。Wi-Fi経由の対戦やストリーミング、テレビへの映像出力、2.4GHz無線コントローラーや有線コントローラー、Bluetoothコントローラーの接続にも対応します。
電池は3300mAhのポリマーリチウム電池で、駆動時間は6時間とされています。充電は5V/1.5A、C2Cケーブルでの充電に対応します。付属品はUSB充電ケーブル、化粧箱、取扱説明書、画面保護フィルムです。
動画や電子書籍も扱える
ゲーム以外の機能も一通り揃っています。動画プレーヤーはWMV、AVI、RMVB、FLV、MP4、3GP、ASF、MOV、MPG、MKVなどに対応し、音楽プレーヤーはFLAC、MP3、WAV、APE、AIF、AIFF、OGG、WMA、AAC、M4A、M4Rなどを再生できます。ファイルマネージャーとTXT形式に対応した電子書籍リーダー、オンライン再生機能も用意されています。
スピーカーは高音質をうたうものが搭載されます。1万円前後の機器としては、遊ぶ以外の使い道もそれなりに確保されている構成です。
まとめ
Anbernic RG SPは、3.4型720×480のIPS液晶とH700チップを積んだ折りたたみ式の携帯ゲーム機で、8月5日の日本時間19時に注文受付が始まります。アナログスティックを外して閉じた状態で8.3×8.2×2.39cm、約168グラムに収め、3300mAhの電池で6時間の駆動をうたいます。価格は64.99ドル(約1万200円)からで、最初の3日間は7ドル引きの57.99ドル(約9100円)から購入できます。2Dの横型ゲーム機世代を持ち歩くことに用途を絞った、素直な作りの1台です。
