SAMSUNG が9月30日(現地時間)、フラッグシップタブレットの新シリーズ「Galaxy Tab S12 Ultra」と「Galaxy Tab S12+」を発表しました。いずれも MediaTek の Dimensity 9500 を載せ、Android 17 ベースの One UI 9 で動きます。Ultra は14.6インチの大画面ながら厚さ5.1mmに収め、SAMSUNG のタブレットで最も薄い仕上がりです。発売は10月7日から一部の市場で始まり、米国価格は Ultra が1,399ドル(約22万円)、S12+ が1,199ドル(約19万円)からです。

大画面でも薄さ5.1mmに収めた Ultra

シリーズの主役は14.6インチの Dynamic AMOLED 2X を搭載した Ultra です。解像度は2,960×1,848ピクセル、リフレッシュレートは120Hzで、ピーク輝度は1,600ニトに達します。S12+ は12.6インチ(2,800×1,752ピクセル)と一回り小さく、画面の仕様は共通です。

薄さは Ultra が5.1mm、S12+ が5.3mmです。重量は Ultra の Wi-Fi モデルが692g、5G モデルが695g、S12+ はそれぞれ553gと555gになります。これだけ薄くても IP68 の防塵防水に対応し、画面内には指紋センサーを備えます。

2機種の違いを表で整理

両モデルは同じチップを共有しており、差は主に画面サイズ、メモリ、バッテリー、カメラ、無線規格に表れます。

項目Galaxy Tab S12 UltraGalaxy Tab S12+
画面14.6インチ12.6インチ
メモリ/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/1TB12GB/256GB、12GB/512GB
バッテリー11,600mAh10,600mAh
背面カメラ1,300万画素+800万画素(超広角)1,300万画素
前面カメラ1,200万画素(超広角)1,200万画素(超広角)
Wi-FiWi-Fi 7Wi-Fi 6E
米国価格1,399ドルから1,199ドルから

どちらも Bluetooth 6.0 に対応し、microSD カードで最大2TBまで容量を増やせます。充電は有線の45Wで、SAMSUNG は0%から100%まで約95分としています。Ultra の連続駆動時間は最大23時間をうたっています。

Galaxy AI と Google AI Pro の体験版

ソフトウェアは Android 17 をベースにした One UI 9 です。画面を最大3分割できるマルチウィンドウ表示や、最新の Galaxy AI が使えます。購入者には Google AI Pro を6か月間試せる特典が付き、Gemini や、調べものとメモの整理に使うノート機能を利用できます。

アプリ面では、Android タブレットとして初めて Adobe Photoshop をプリインストールした点も特徴です。ペンで細かい作業をしたいクリエイターを意識した構成といえます。S Pen は両モデルとも本体に同梱されます。別売りでは Pro Keyboard と薄型の Book Cover Keyboard Slim が用意されています。

OS とセキュリティの更新は7年間の提供が約束されています。長く使うことが多いタブレットでは、地味ながら大きな安心材料でしょう。

音まわりと冷却

スピーカーは4基で、SAMSUNG は前世代の2倍にあたる4チャンネルの空間オーディオと説明しています。Dimensity 9500 には3D ベイパーチャンバーが組み合わされ、薄型筐体でも発熱を逃がす設計です。カラーは Gray と Silver の2色になります。

日本での扱いはまだ不明

発売日は10月7日からで、対象は一部の市場とされています。日本での発売時期や国内価格は、現時点で確認できていません。国内向けの情報が出れば、改めてお伝えします。

※為替レートは2026年10月5日時点の目安で、1ドル=157.7円で換算しています。

まとめ

Galaxy Tab S12 シリーズは、薄さ5.1mmの Ultra を軸に、大容量バッテリーと Dimensity 9500、7年間の更新保証を組み合わせた、価格帯も含めてプレミアム志向のタブレットです。ノートPCの代わりに使いたい人にとっては、S Pen の同梱や Photoshop の搭載が決め手になりそうです。一方で価格は1,000ドル(約16万円)を超えるため、国内での価格設定が気になるところです。