Lenovoのサブブランドである来酷(Lecoo)が、14型薄型ノート「Lecoo Air14」の2026年モデルに構成を2つ追加しました。プロセッサーはIntelのCore 3 304とCore 5 320で、既存のCore 5 315搭載機の上下を埋める位置づけです。重量は約990g、厚さは約12.95mm。中国での発売日は8月18日です。
990gと12.95mmを金属ボディで両立
Lecoo Air14の性格をひとことで表すなら、価格を抑えた薄型軽量機です。筐体はオールメタルで、厚さは約12.95mm、重量は約990gに収まっています。14型クラスは1.2kgから1.4kg前後に落ち着く製品が多いため、1kgを切る数字はこのサイズでは軽い部類に入ります。
金属筐体は剛性を稼げる一方でコストと重量が増えやすく、エントリー価格帯では樹脂が選ばれがちです。そこをあえて金属でまとめたうえで1kg未満に抑えている点が、この機種の見どころといえます。
追加されたのはCore 3 304とCore 5 320
今回加わったのは、Core 3 304を積む下位構成と、Core 5 320を積む上位構成の2つです。Core 3 304は5コア5スレッド、Core 5 320は6コア6スレッドで、すでに販売されているCore 5 315も6コア6スレッドの構成になります。
いずれもハイパースレッディングを持たない、コア数と同じスレッド数の設計です。マルチスレッド性能を稼ぐより、消費電力と発熱を抑えて薄型筐体に収めることを優先した選択と読めます。ブラウザーとオフィス系アプリ、動画視聴といった日常の作業を軽くこなす用途に照準を合わせた構成です。
メモリーはどちらもLPDDR5-5600を12GB搭載します。ストレージはCore 3 304構成が512GBのNVMe SSD、Core 5 320構成が1TBです。12GBという容量は8GBと16GBの中間にあたり、複数のアプリを開いたまま作業する場面でも8GB機ほど窮屈にはなりません。
画面は16:10の1,920×1,200、sRGBカバー率100パーセント
ディスプレイは14型の液晶で、解像度は1,920×1,200ドット、アスペクト比は16:10です。縦方向に情報量を稼げる比率なので、文書やWebページを扱う時間が長い人ほど恩恵を受けます。
明るさは標準で300ニト、色域はsRGBカバー率100パーセントです。屋外の直射日光下では物足りない明るさですが、屋内での作業なら実用範囲に収まります。加えてDC調光に対応しており、輝度を落としたときのちらつきを抑える方式が採られています。キーボードはバックライトが3段階で調整できます。
USB Type-Cが3基、充電は最大100W
インターフェースはUSB Type-Cが3基と、3.5mmヘッドホン端子です。3基のうち2基はUSB 5Gbpsのデータ転送に加えてDisplayPort 1.4の映像出力とUSB Power Deliveryの最大100W給電に対応し、残る1基はUSB 5Gbpsのデータ転送に対応します。
付属の充電器は65Wですが、本体側は100Wまでの充電を受け付けます。手持ちの高出力充電器を使い回せる余地が残されている形です。バッテリー駆動時間はオフィス用途で約16.8時間とうたわれています。実際の数字は使い方次第で上下しますが、日中の外出であれば充電器を持ち歩かずに済む水準を狙った設計です。
USB Type-Aや映像出力の専用端子は用意されていません。既存のUSB-A機器やHDMI接続のディスプレイを使うなら、変換アダプターやドッキングステーションを併せて考えておく必要があります。
価格は3,999元から、補助適用で3,399元
中国での価格は、Core 3 304に12GBメモリーと512GB SSDを組み合わせた構成が3,999元(約9万4,000円)です。国家補助(国家補貼)が適用されると3,399.15元(約8万円)まで下がります。
Core 5 320に12GBメモリーと1TB SSDを載せた上位構成は5,199元(約12万3,000円)で、補助適用時は4,419.15元(約10万4,000円)となります。ストレージが倍になるうえにプロセッサーも上がるため、価格差は1,200元ほどです。
※1人民元=23.6円換算(2026年8月18日時点)
発売は中国で8月18日から。中国国外での価格や発売時期は明らかにされていません。来酷はLenovoが中国市場向けに展開しているブランドで、この構成がそのまま海外で売られる可能性は高くないとみておくのが自然です。
まとめ
Lecoo Air14の2026年モデルに、Core 3 304とCore 5 320を載せた2構成が加わりました。約990g・約12.95mmの金属筐体に、16:10の14型液晶とLPDDR5-5600を12GB、USB Type-C3基という構成をまとめ、価格は3,999元からとなります。突出した性能を狙う機種ではありませんが、軽さと価格のバランスを重視する層には検討に値する1台です。中国での発売は8月18日で、海外展開は未定のままです。
