ゲーミングデバイスメーカーのGameSirが、2026年9月17日から千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2026(ブース02-C17)に出展し、可変抵抗スティックを備えた新作「Nova Vision」や同社初のレバーレス型格闘ゲームコントローラー「Delta X7」など、複数の新型デバイスを披露しています。
スティックドリフト対策を看板に据えるブランド
GameSirは、アナログスティックの経年劣化で入力がずれる「スティックドリフト」への対策を製品開発の軸に据えてきたメーカーです。今回のTGS2026出展でも、その方向性を踏まえた製品ラインアップが並びました。会場のブースには定番のゲームパッドに加えて、レバーを使わずボタン操作のみで入力する格闘ゲーム向けデバイスや、スマートフォン・タブレットに装着するモバイル向けコンパクトコントローラーまで、幅広い形状の製品が壁一面に展示されていたといいます。
既存フラッグシップ「G7 Pro 8K PC」と「Tarantula 8K PC」
会場では、すでに展開済みのハイエンド機も改めて紹介されました。「G7 Pro 8K PC」は有線接続と2.4GHzワイヤレスの両方で8,000Hzのポーリングレートに対応するPC向けコントローラーで、4,096段階の分解能を持つTMR方式のスティックにより、競技シーンでの精密なエイミングを狙える仕様です。トリガーはアナログ方式とマイクロスイッチ方式を切り替えられ、対戦ジャンルに応じて反応速度を調整できます。
有線専用の「Tarantula 8K PC」も同じく8,000Hzポーリングレートに対応し、応答遅延は0.25ミリ秒とうたわれています。振動モーターを取り外すことで本体重量を約180グラムに抑えており、第2世代の「Mag-Res」方式TMRスティックを採用することで、軽量さと入力精度の両立を図っています。
液晶ディスプレイ搭載の「Nova Vision」とレバーレス初号機「Delta X7」
新作として注目されたのが「Nova Vision」です。本体に0.96型の液晶ディスプレイを備え、スティックの設定状況を本体だけで確認できるのが特徴で、ホールエフェクト方式のスティックは30グラムから80グラムの範囲で抵抗の強さを調整できます。トリガーはアナログとマイクロスイッチを切り替え可能で、背面2ボタンとジャイロ機能も搭載します。接続方式はBluetooth・2.4GHzワイヤレス・有線の3通りに対応し、最大1,000Hzの応答性を確保しながら、Nintendo Switch・Switch 2・PC・モバイル端末までカバーする設計です。カラーはホワイトとブラックの2色が展示されていました。
もう一つの目玉が「Delta X7」です。レバーを使わずボタンのみで方向入力を行う、いわゆる「ヒットボックス」型の構造を採用した、GameSirとして初のレバーレス格闘ゲームコントローラーとなります。こちらも8,000Hzのポーリングレートに対応し、タッチスクリーンを備えることで、ボタンの反応深度やスティック相当の入力配置を細かくカスタマイズできる点が特徴とされています。
このほか、モバイル向けには「Fortnite」とコラボレーションした「G8+ Fortnite Edition」も出展されました。スマートフォンやタブレット、Switchに装着して使えるクリップ式のコントローラーで、ホールエフェクトスティックと6軸ジャイロ、マクロボタンを備えています。
まとめ
GameSirはTGS2026のブース02-C17で、液晶ディスプレイと可変抵抗スティックを持つ「Nova Vision」、同社初のレバーレス格闘ゲームコントローラー「Delta X7」、軽量設計の「Tarantula 8K PC」、そしてモバイル向けの「G8+ Fortnite Edition」など、幅広い層に向けたコントローラー群を展示しました。価格や発売時期は現時点で公表されておらず、続報が待たれます。
