ASUSのゲーミングブランドROGが、2026年9月に入り新型周辺機器4種類の国内投入時期を明らかにしました。目玉は最大8,000Hzのポーリングレートに対応するゲーミングコントローラー「ROG Raikiri II Pro PC」で、これに加えて4K有機ELモニター2機種と超小型のゲーミングPC「ROG NUC 16」も相次いで店頭に並ぶ見込みです。いずれも海外では先行して仕様が公開されていた製品ですが、国内での具体的な発売時期が固まったことで、購入を検討していたユーザーにとっては一つの節目となりそうです。

高精度入力を追求したゲームパッド「ROG Raikiri II Pro PC」

10月下旬に発売されるのが、有線接続、2.4GHzワイヤレス、Bluetoothの3通りの接続方式に対応するゲーミングコントローラー「ROG Raikiri II Pro PC」です。最大の特徴は、PC接続時に有効になる8,000Hzのポーリングレートで、入力から画面反映までの遅延を極限まで抑えられる設計になっています。スティック部分にはTMR(トンネル磁気抵抗)方式を採用し、使用者自身での交換が可能な構造を持たせることで、経年劣化による入力ズレのリスクを軽減しています。トリガーはアナログ方式とマイクロスイッチ方式を切り替えられ、対応するゲームジャンルに応じて反応速度を調整できる点も特徴です。バッテリー駆動時間は最大79時間とされ、本体重量は約270グラム、サイズは約105×65×155ミリです。ブラックとホワイトの2色展開で、価格は本稿執筆時点では公表されていません。

480Hz駆動も可能な4K有機ELモニター2機種

同時期に国内投入が予定されているのが、4K有機ELパネルを採用したゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG32UCWM」(31.5型)と「ROG Swift OLED PG27UCWM」(26.5型)です。10月中旬の発売が見込まれています。両モデルとも「True Tandem RGB OLED」と呼ばれるパネル構造を採用しており、4K解像度・240Hzで駆動するモードと、解像度をフルHDまで落とす代わりにリフレッシュレートを480Hzまで引き上げる「Dual Mode」を切り替えて使える点が共通の特徴です。応答速度は0.03ミリ秒(GTG)とうたわれており、高解像度と高フレームレートを場面に応じて両立させたいユーザー向けの選択肢となりそうです。画面サイズ以外の基本仕様は両モデルで共通しており、価格はいずれも未公表です。

3リットル筐体にハイエンド構成を詰めた「ROG NUC 16」

11月頃の発売が予定されているのが、超小型ゲーミングPC「ROG NUC 16」です。約3リットルというコンパクトな筐体に、インテルの「Core Ultra 9 290HX Plus」プロセッサーと、構成によっては「NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU」までを組み込める点が特徴で、省スペースと高い処理性能の両立を狙った製品と位置づけられます。外部接続にはThunderbolt 4を備えており、高速な外付けストレージや複数ディスプレイの接続にも対応します。ROG NUC 16はもともと海外市場で先行して仕様が公開されていた製品で、今回のアナウンスは国内向けの発売時期をあらためて明確にしたものです。

相次ぐ発売時期の確定が意味するもの

ゲームパッド、モニター、ミニPCという毛色の異なる3カテゴリーの製品を同じタイミングで国内展開するのは、ROGが競技志向のゲーマー層に向けて周辺機器からPC本体までを一貫して提案しようとしている表れとも受け取れます。特に8,000Hzポーリングレートや480Hz駆動といった数値は、一般的な用途では体感しにくい領域ですが、e-Sportsシーンなど反応速度がわずかでも重視される場面では選択の決め手になり得る仕様です。国内価格や具体的な販売チャネルについては、いずれの製品もまだ公表されていません。

まとめ

ROGは今回、ゲームパッド・モニター・ミニPCという異なるカテゴリーの新製品4種について、国内での発売時期を10月下旬から11月にかけて相次いで固めました。価格はいずれも未公表ですが、8,000Hzポーリングレートの入力デバイスや480Hz駆動が可能な4K有機ELモニターなど、競技志向のゲーマーを意識したハイエンド構成が並んでいるのが特徴です。正式な価格や購入方法については、今後のROG公式サイトでの続報が待たれます。