OnePlusがインド市場で低価格モデル「OnePlus N6x」を発表しました。同社が2万ルピー以下の価格帯に投入する1台で、7,000mAhの大容量バッテリーと、2023年以来ブランドから姿を消していた3.5mmイヤホン端子が復活しています。価格は4GB+64GB構成が18,999ルピー(約3万2000円)から。発売は2026年8月4日です。

※1ルピー約1.7円換算(2026年8月1日時点)

2万ルピー以下に置かれた新しい入口

OnePlus N6xは、既存の「OnePlus N6」の下に位置づけられる構成です。メモリー4GB+ストレージ64GBのモデルが18,999ルピー、128GBモデルが20,999ルピー(約3万6000円)という値付けで、いずれもインドでの販売分になります。カラーはBurgundy RedとIce Blueの2色です。

販売開始は2026年8月4日の正午(インド標準時)で、OnePlusのインド公式ストアやAmazon.in、実店舗のOnePlus Experience Storeが窓口になります。発売時の施策として、対象の銀行カード払いで1,500ルピー(約2,600円)の即時値引きが用意されています。

OnePlusは製品ページで「セグメント最大級」といった表現を多用していますが、これは同社がインド国内の15,000〜20,000ルピーという価格帯に限定した比較であることを、注釈の中で明記しています。市場全体での比較ではない点は押さえておきたいところです。

電池は7,000mAh、6年後も80パーセント以上を目標

本機の中心にあるのはバッテリーです。容量は7,000mAhで、OnePlusは1回の充電で最大2.5日使えるとしています。同社の試験値では、ゲームで12.05時間、動画視聴で20.56時間、音楽再生で133.56時間、通話で54.36時間という数字が示されています。いずれも自社ラボの測定であり、実際の持ち時間は使い方や電波状況で変わります。

容量よりも興味深いのは劣化への言及です。OnePlusは1,600回の充放電サイクルに耐え、1年後に97.04パーセント以上、6年後でも80パーセント以上のバッテリー健全性を保つと説明しています。エントリーモデルは長く使われる傾向があるので、この方向の作り込みは理にかなっています。

充電は有線15Wと控えめですが、ゲーム中に電力を直接システムへ流すバイパス充電、5Wの逆充電、睡眠時間に合わせて充電速度を調整するナイトチャージングモードを備えます。急速充電の数字で勝負するのではなく、電池を減らさない方向に寄せた設計といえます。

3.5mm端子とmicroSDが戻ってきた

OnePlusのスマートフォンに3.5mmイヤホン端子が載るのは、2023年の「Nord CE3 Lite」以来です。多くのメーカーが省いてきた端子ですが、有線イヤホンを手放していない層にとっては単純に使い勝手が上がります。microSDカードによるストレージ拡張にも対応し、最大2TBまで追加できます。

チップセットはMediaTek Dimensity 6360 Apexで、これは上位のOnePlus N6と同じものです。OnePlusの計測ではAnTuTuで608,900点以上。物理メモリー4GBにストレージ領域を使った仮想メモリー4GBを足し、最大8GB相当として扱う仕組みも入っています。発熱対策としては5,300平方ミリメートルのベイパーチャンバーを内蔵します。

6.8型120Hz、耐久性はMIL-STD-810H

ディスプレイは6.8型(17.30cm)のHD+液晶で、リフレッシュレートは最大120Hzです。解像度はHD+にとどまるため精細さでは上を望めませんが、スクロールの滑らかさは価格帯としては十分な水準にあります。濡れた指でも操作できるAqua Touch、音量を最大300パーセントまで引き上げるUltra Volumeといった実用寄りの機能も並びます。

耐久性はIP64の防塵防滴に加え、MIL-STD-810H準拠の耐衝撃性を取得しています。大理石面への25回連続落下や高温・低温環境での試験を通した、というのがOnePlusの説明です。ソフトウェアはAndroid 16ベースのOxygenOS 16を搭載し、64GBモデルで36カ月、128GBモデルで48カ月にわたって動作の滑らかさを維持できるとしています。

カメラは背面13MPと前面5MPという最小構成ですが、AI消しゴム、AIブレ補正、AI反射除去、AI構図調整といった編集機能はひと通り使えます。指紋認証センサーは側面に配置されています。

まとめ

OnePlus N6xは、7,000mAhのバッテリーと長期のバッテリー健全性、3.5mmイヤホン端子とmicroSDスロットという、実用面に振り切った低価格機です。画面はHD+液晶、カメラは13MPと割り切りが目立ちますが、18,999ルピーという価格を考えれば筋は通っています。現時点で確認できているのはインド市場向けの発表のみで、日本を含む他地域での展開については明らかにされていません。