HONORはマレーシアで、スマートフォン新モデル「HONOR X9e Pro」を発表しました。最大の特徴は11,000mAhという大容量バッテリーで、80Wの急速充電や6年間の劣化抑制設計を備えます。ディスプレイは最大1万ニトの明るさに対応し、防水・耐衝撃性能も強化されています。価格は256GBモデルが約7万3,000円からです。

発表の概要と価格、販売地域

HONOR X9e Proは、まずマレーシア市場で発表されました。価格は8GB+256GBモデルがMYR1,899(約7万3,300円)、8GB+512GBモデルがMYR2,399(約9万2,600円)です。カラーバリエーションはロイヤルパープル、ミッドナイトブラック、ドーンゴールド、レディッシュブラウンの4色が用意されています。

※1マレーシアリンギット=38.6円換算(2026年9月26日時点)

10月8日まで予約を受け付けており、予約特典としてタブレット「HONOR Tab X7」を含む約MYR1,626(約6万2,800円)相当のプレゼントが付属します。HONORはPro系モデルのグローバル展開を明言しており、他市場での発売時期や仕様は今後数週間で順次発表される見通しです。なお本機は、数週間前に中国市場で先行発表された「HONOR X80 Pro Max」をベースに、海外向けに仕様を調整したモデルとされています。

バッテリーとディスプレイが最大の売り

本機の目玉はやはりバッテリー容量です。11,000mAhというスマートフォンとしては非常に大きな容量を確保しながら、80Wの有線急速充電と27Wの逆方向給電(他のデバイスへの給電)にも対応します。搭載されているシリコンカーボン負極技術により、想定される使用条件下で6年間使用してもバッテリー性能を維持できるとHONORは説明しています。

ディスプレイは6.8型の有機ELパネルで、解像度は2,788×1,280、リフレッシュレートは最大120Hz。ピーク輝度は最大1万ニトに達し、屋外の強い日差しの下でも画面が見やすい設計です。色域はDCI-P3を100%カバーし、保護ガラスにはCorning Gorilla Glass Victus 2を採用しています。

耐久性・カメラ・処理性能

耐久性については、IP66・IP68・IP69・IP69Kの各規格に対応し、最大3メートルからの落下にも耐えられるとしています。一定の条件下であれば水深10メートルまでの水没にも対応し、水中撮影モードも備えるなど、アウトドアや水回りでの利用を意識した設計です。

プロセッサはQualcommの「Snapdragon 6 Gen 5」を搭載し、8GBのRAMに加えてストレージの一部を仮想メモリとして使う「RAM Turbo」機能により、最大24GB相当のメモリ容量を確保できます。ストレージは256GBと512GBの2構成です。

カメラは、光学式手ぶれ補正(OIS)とCIPA 6.0規格の補正性能を備えた108メガピクセルのメインカメラに、5メガピクセルの超広角カメラを組み合わせています。4K動画撮影に対応するほか、前面カメラは16メガピクセルです。通信面では5G、Wi-Fi 6E、Bluetooth 6.0、NFC、GPS、デュアルNano-SIM、USB Type-C 2.0をサポートし、ソフトウェアはAndroid 16をベースにした「MagicOS 10」を搭載します。

まとめ

HONOR X9e Proは、最新世代のフラグシップ向けチップではなくミドルレンジ向けの「Snapdragon 6 Gen 5」を採用する一方で、11,000mAhの大容量バッテリーと1万ニトの高輝度ディスプレイ、堅牢な防水・耐衝撃性能を組み合わせた、バッテリー持ちと耐久性を重視するユーザー向けの1台です。まずはマレーシアで発売され、他地域への展開は今後発表される見通しですが、現時点で日本での発売は明らかになっていません。