Sandisk が内蔵SSDの新ブランド「SANDISK Optimus」を、2026年9月17日から国内の正規販売店とオンラインストアで販売します。これまで WD_BLACK と WD Blue に分かれていた内蔵SSDを1つの名前に整理したもので、日本向けの初回ラインアップは6製品です。旗艦モデルはシーケンシャルリード最大14,900MB/sのPCIe 5.0対応品となります。
WD_BLACKとWD Blueを1つの名前に整理
SANDISK Optimus は、2026年1月に開催された CES で発表されたブランドです。それまで WD_BLACK(ゲーミング向け)と WD Blue(一般向け)という2つの名前で展開されていた内蔵SSDを、Sandisk 名義のもとに統合し直しました。Sandisk は Western Digital から分離して Nasdaq に上場した半導体メーカーで、SDカードやUSBメモリで馴染みのあるブランドを内蔵SSDにも本格的に持ち込んだ形になります。
ブランドは3つの階層に分かれます。標準グレードの SANDISK Optimus、ゲーミング向けの SANDISK Optimus GX、そして最上位の SANDISK Optimus GX PRO です。名前を見れば速度帯と想定用途がだいたい掴めるようになっており、WD_BLACK 時代の型番だけを頼りに選んでいた頃よりは分かりやすくなりました。
旗艦は最大14,900MB/s、店頭価格は5万円台から
今回の目玉は SANDISK Optimus GX PRO 8100 NVMe SSD です。PCIe Gen5 x4接続でNVMe 2.0に対応し、シーケンシャルリードは最大14,900MB/sに達します。NANDフラッシュには第8世代の SANDISK BiCS TLC 3D CBA NAND を採用しました。ヒートシンク搭載モデルは、熱を逃がしやすいアルマイト処理済みのアルミニウム製ヒートシンクを備えます。
容量ごとに書き込み側の数値が変わる点は押さえておきたいところです。1TBモデルはシーケンシャルライトが最大11,000MB/s、総書き込み容量(TBW)が600TBWですが、2TBモデルではライトが最大14,000MB/sまで伸び、TBWも1,200TBWになります。4TBモデルは速度が2TBと同等で、TBWが2,400TBWです。用途が編集作業や大量のキャッシュ書き込みに寄るほど、1TBよりも上の容量を選ぶ意味が出てきます。
| モデル | シーケンシャルリード | シーケンシャルライト | TBW |
|---|---|---|---|
| 1TB | 最大14,900MB/s | 最大11,000MB/s | 600TBW |
| 2TB | 最大14,900MB/s | 最大14,000MB/s | 1,200TBW |
| 4TB | 最大14,900MB/s | 最大14,000MB/s | 2,400TBW |
ランダム性能は、1TBモデルがランダムリード最大1.6M IOPS、2TBと4TBモデルが最大2.3M IOPSです。ランダムライトはいずれも最大2.4M IOPSとされています。発売初日に流通が確認されているのは、ヒートシンク搭載の1TBと4TB、ヒートシンク非搭載の1TB・2TB・4TBの計5モデルで、店頭価格は56,674円から214,329円です。なお GX PRO 8100 は「2026年レッドドット・デザイン賞」を受賞しており、放熱と見た目を両立させた設計が評価されています。
使う機器ごとに1本ずつ用意された6製品
今回のラインアップで特徴的なのは、搭載する機器を名指しで想定した製品が並んでいる点です。
PCIe 4.0対応の SANDISK Optimus GX PRO 850X NVMe SSD は最大8TBの容量を用意し、高解像度素材を抱えたまま編集する用途を見込んでいます。SANDISK Optimus GX PRO 850P NVMe SSD は PS5 向けで、ロード時間の短縮とタイトルの保存本数を狙った製品です。
携帯機側も手厚くなっています。SANDISK Optimus GX 7100 NVMe SSD はノートPCや携帯型ゲーム機に向けた省電力設計で、PCIe 4.0接続、最大リードは7,250MB/sです。M.2 2230という短いサイズの SANDISK Optimus GX 7100M NVMe SSD は、Steam Deck、MSI Claw、Microsoft Surface、Dell のノートPCといった実機名を挙げて最大2TBまでの増設に対応するとしています。さらに SANDISK Optimus GX 7100X NVMe SSD は ROG Xbox Ally [X] とPC向けで、消費電力を抑えてプレイ時間を延ばす方向に振られています。
ここ数年で携帯型ゲーミングPCが一気に増え、標準搭載のストレージでは足りないという声が出てきました。2230サイズのSSDは選択肢自体が限られてきた経緯があるため、大手が正面から製品を揃えてきたのは素直に使い手に有利な動きです。
東京ゲームショウ2026にも出展
Sandisk は2026年9月17日から9月21日まで幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026に出展します。場所はホール1の一般展示エリアで、ブース番号は01-C03です。SANDISK Optimus を搭載したゲーム機で実際にプレイできる試遊コーナーや、来場者向けの抽選イベントも予定されています。プロesportsチーム DetonatioN FocusMe の選手を招いたステージ企画も案内されています。発売日と会期の初日が重なっているので、店頭に並ぶタイミングでそのまま実物を触れる流れになります。
まとめ
SANDISK Optimus は、WD_BLACK と WD Blue に分散していた内蔵SSDを Sandisk ブランドへ集約し、9月17日から国内で6製品が動き出します。旗艦の GX PRO 8100 は最大14,900MB/sのPCIe 5.0対応で、店頭価格は56,674円から214,329円です。PS5、Steam Deck、ROG Xbox Ally [X] といった具体的な機器名に紐づけた製品が並ぶのが今回の特徴で、自分の環境に合う1本を選びやすい構成になっています。
