Logitechのゲーミングブランド「Logitech G」が、eスポーツ選手向け主力ラインナップ「PRO」シリーズを一斉に刷新しました。マウス、キーボード、ヘッドセットに加え、シリーズ初となるマウスパッドも投入されます。同時に、配信や在宅ワークの定番機材として知られるUSBマイク「Blue Yeti」の後継機「Blue Yeti 2」も発表され、競技志向の高性能機材から日常使いの定番機材まで幅広く新しい世代へと移行します。

プロ選手と共同開発した「PRO」シリーズが総入れ替え

ゲーミングマウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」は、独自の触覚フィードバック機構「HITS」を搭載し、10段階のクリック感を設定できるのが特徴です。48,000DPIのセンサーと8kHzのレポートレートに対応しながら本体重量は59グラムに抑えられており、バッテリー駆動時間は135時間以上と、前モデルから45時間延びました。カラーバリエーションにはブラックとマゼンタが用意されています。

ゲーミングキーボード「PRO X2 RAPID」は、磁気式スイッチを採用した有線モデルです。キーごとにアクチュエーションポイントを0.1ミリから4ミリの範囲で細かく調整できるほか、複数キーの入力優先順位を制御する「KEY PRIORITY」機能も新たに搭載しました。本体にはOLEDディスプレイを内蔵し、設定確認をキーボード単体で行えます。打鍵音を抑えるダンピング層も6層に増やされています。

ヘッドセット「PRO X3 LIGHTSPEED」は、50ミリのグラフェン振動板ドライバーとスタジオ品質のマイクを搭載し、10バンドのパラメトリックEQで音質を細かく調整可能です。バッテリー駆動時間は最大70時間に達し、従来モデルから40パーセント延びました。

シリーズ初のマウスパッド「PRO X CONTROL」も登場します。サイズは400ミリ×460ミリで、6ミリ厚の専用フォーム素材を採用。マウスセンサーのトラッキング精度を損なわずに滑らかな操作感を実現するとしています。

定番マイクBlue Yeti 2、AIノイズ抑制と近接センサーを搭載

同時に発表された「Blue Yeti 2」は、2009年の初代Yeti登場以来長く配信者や在宅ワーカーに使われてきた定番USBマイクの後継機です。マイクカプセルを3基搭載する構成を刷新し、USB-C接続で24ビット/48kHzの録音に対応します。本体には1.3インチのカラーディスプレイを備え、設定状況を確認しながら使用できます。

最大の特徴は、AIによるノイズ抑制機能と音声近接センサーを組み合わせた点です。キーボードの打鍵音やファンの動作音といった周囲の環境音をAIが判別してカットするほか、センサーが話者の位置を自動で検知し、ゲインやEQ、集音パターンをリアルタイムに調整します。ソフトウェア「G HUB」や音声処理技術「Blue VO!CE」との連携にも対応し、配信向けの音声チューニングもあわせて行えます。カラーはブラックとホワイトの2色展開です。

価格と発売時期

価格は、PRO X3 SUPERSTRIKEが199.99ドル(約3万1,400円)、PRO X2 RAPIDが229.99ドル(約3万6,100円)、PRO X3 LIGHTSPEEDが249.99ドル(約3万9,200円)、PRO X CONTROLが59.99ドル(約9,400円)、Blue Yeti 2が159.99ドル(約2万5,100円)です。発売時期は地域ごとに順次案内されるとしており、本稿執筆時点で日本国内での取り扱いや価格は明らかになっていません。

※1ドル157円換算(2026年9月26日時点)

まとめ

Logitech Gは、eスポーツ選手と共同開発してきた「PRO」シリーズをマウスからマウスパッドまで一斉に刷新し、あわせて長寿命の定番マイクBlue Yeti 2をAI機能付きで復活させました。競技志向のプロ機材と、配信・在宅ワーク向けの定番機材を同時に世代交代させたことで、幅広いユーザー層に向けた製品展開を印象づける発表となりました。国内展開の詳細が明らかになり次第、価格や発売日にも注目が集まりそうです。

出典
[1] https://www.logitechg.com/en-us/shop/p/pro-x3-superstrike-mouse
[2] https://www.engadget.com/2265713/logitechs-yeti-2-brings-the-17-year-old-usb-mic-into-the-modern-age/