ナトリウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーなどが、航空機内への持ち込みと預け入れのいずれもできない扱いであることが、改めて明確になりました。エレコムは2026年4月28日に注意を呼びかけ、5月1日にはその内容を一部訂正しています。背景には、国土交通省 航空局による制限品目の表記更新があります。対象製品を空港へ持ち込むと、保安検査で破棄や没収となる恐れがあるため、該当する機器を使っている人は確認が必要です。

国土交通省の更新で「制限品目の代表例」に明記

2026年4月24日、国土交通省 航空局は「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」を更新しました[1]。この更新で、ナトリウムイオン電池(ナトリウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーを含む)が、機内持ち込みと航空会社への預け入れのいずれも不可となる品目として明記されています[2]

リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーは、機内持ち込みが認められる一方で預け入れが制限されるという扱いが広く知られています。今回はそれとは別に、近年採用が広がってきたナトリウムイオン電池が、制限品目の代表例として名前を挙げられた形です。

エレコムが当初の案内を訂正、以前から航空輸送は不可

エレコムは航空局の更新を受けて、2026年4月28日に「ナトリウムイオン電池を搭載した製品の機内持ち込みが新たに不可になった」とする案内を公開しました[3]。しかし航空局から、ナトリウムイオン電池を搭載した製品はこの発表以前から旅客手荷物として航空輸送できない取り扱いであったとの指摘があり、同社は5月1日に内容を訂正しています[2]

つまり「4月24日に突然不可になった」のではなく、もともと航空輸送が認められていなかったものが、今回の代表例掲載によって広く明確化されたという整理になります[2]。現時点で、ナトリウムイオン電池を搭載した製品は機内持ち込み・預け入れのいずれもできません[2]。ただし航空会社の規定によっては例外となる場合があるとされています[3]

エレコムは、一部のパッケージや自社サイトに記載していた「機内持ち込み対応」などの表記を、順次訂正・削除すると説明しています[2]。切り替え期間中は、旧表記のパッケージと新しいパッケージが一時的に混在する可能性があるため、最新の案内が優先される点に注意が必要です[3]

対象となるエレコムの製品

エレコムが対象として挙げているのは、モバイルバッテリーとハンディファンの計9製品です[3]

ナトリウムイオン電池モバイルバッテリーは、型番DE-C55L-9000BK、DE-C55L-9000LGY、EC-C27LBKの3種類が該当します。ナトリウムイオン電池を搭載した冷却プレート付きハンディファンは型番FAN-U264BE、FAN-U264GN、FAN-U264WH、コンパクトハンディファンは型番FAN-U265BK、FAN-U265GN、FAN-U265WHが対象です[3]

なお、これらの製品は各種安全基準を満たしており、日常生活での通常の使用において安全性に問題はないとされています[3]。今回の措置はあくまで航空輸送に関するもので、自宅や外出先で使い続けることに支障があるわけではありません。

利用者が取るべき対応

旅行や出張で飛行機を使う場合、対象のナトリウムイオン電池搭載製品は手荷物にも預け入れ荷物にも入れられません[2]。対象製品を空港へ持ち込むと、保安検査時に破棄や没収となる恐れがあると、エレコムは注意を呼びかけています[3]

購入時の「機内持ち込み対応」という記載を理由に返品や返金を希望する場合は、エレコムのお客様相談室(フリーダイヤル0120-502-501)で相談を受け付けています[2]。手元の製品がナトリウムイオン電池を採用しているかどうかは、型番やパッケージの表記から確認できます。

まとめ

ナトリウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーやハンディファンは、航空機への持ち込みと預け入れのいずれもできません。国土交通省 航空局が制限品目の代表例として明記したことを受け、エレコムが対象製品と注意点を案内しました。飛行機を利用する予定がある人は、手元の機器の型番を確認し、空港へ持ち込まないようにすることが大切です。

出典:https://www.mlit.go.jp/common/001425421.pdf

出典:https://www.elecom.co.jp/news/important/20260501-01/

出典:https://www.elecom.co.jp/news/important/20260428-01/