アンカー・ジャパンは2026年5月27日、株式会社スターフライヤーと提携し、2026年6月1日からスターフライヤーが運航する全路線・全便の機内で Anker の USB ケーブルを貸し出すサービスを開始すると発表しました[1]。機内座席に設置された USB-A または USB-C ポートに接続することで、スマートフォン・タブレット・ノートPCを充電できる仕組みです[1]。あわせて、機内へのモバイルバッテリー持ち込みルールに関する啓発活動や、客室乗務員向けの研修サポートも予定しています[1]

全路線・全便で USB ケーブルを貸し出し

今回の取り組みでは、2026年6月1日からスターフライヤーが運航する国内全路線・全便の機内で、Anker の USB ケーブルが借りられるようになります[1]。貸し出し対象は「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W 0.9m」と「Anker USB-C & USB-A ケーブル (Flow) 0.9m」の2種類です[1]。乗客はこれらのケーブルを座席の USB-A もしくは USB-C ポートにつないで、手持ちのデバイスを充電できます[1]

スターフライヤーの機内シートには最大10.5W出力の USB-A ポート、または最大60W出力の USB-C ポートが備えられており、フライト中も充電残量を気にせず映画や音楽などのコンテンツを楽しめる構成です[1]。ただしケーブルの貸し出し数には限りがあり、満数となった場合は借りられない可能性がある点には注意が必要です[1]

背景にあるのは機内モバイルバッテリーのルール厳格化

今回のサービス開始の背景には、2026年4月の航空法および国土交通省の告示改正があります[1]。改正により、機内でモバイルバッテリーからデバイスへ充電する行為や、機内のコンセント・USB ポートからモバイルバッテリー本体へ充電する行為など、機内でのモバイルバッテリー使用に関するルールが従来よりも厳しく定められました[1]

両社は「モバイルバッテリーが機内で使用できない状況でも、お客様にデバイスの充電残量を気にせずに飛行機で移動していただきたい」という共通の思いから、本サービスを企画したと説明しています[1]。アンカー・ジャパン代表取締役CEOの猿渡歩氏は、法改正という転換期に充電のリーディングブランドとして連携できることに意義があり、新ルール下でも安全で快適な空の旅という新しい顧客体験の創造を目指すとコメントしています[1]

貸し出される2種類の Anker ケーブル

貸し出し対象の1本目「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W」は、USB Power Delivery 対応で最大240W出力を実現する USB-C ケーブルです[1]。ケーブル内に eMarker チップを内蔵することで、高出力と高い安全性の両立を狙った設計となっています[1]。240W という出力は、USB-C 接続のハイエンドノートPCもフルスピードで充電できる水準で、スマートフォンからタブレット、ノートPCまで幅広い機器に対応します[1]

もう1本の「Anker USB-C & USB-A ケーブル (Flow) 0.9m」は、外装にシリコン素材を採用した柔らかいケーブルです[1]。巻いたりまとめたりしても癖がつきにくく、約25,000回の折り曲げにも耐える耐久性を備えており、繰り返し使用される機内貸し出しの用途に向く仕様です[1]。USB-A ポートしか備えていない座席でも、USB-C 端子を持つデバイスに給電できる組み合わせです。

客室乗務員向けの研修サポートも実施

両社はケーブル貸し出しだけでなく、機内でのモバイルバッテリー持ち込みルールに関する啓発コンテンツの共同制作・発信や、スターフライヤーの客室乗務員に向けたモバイルバッテリーの安全な使用に関するナレッジ共有・研修サポートも予定しています[1]。航空会社の現場スタッフがリチウムイオンバッテリー運用の最新知識を持つことで、トラブルの未然防止や乗客への適切な案内強化が期待できます。

スターフライヤーは2006年3月に就航した航空会社で、現在は羽田-福岡・北九州線をはじめ国内7空港6路線を運航しています[1]。全席に電源・フットレストを完備したレザーシートを採用するなど、機内体験の高付加価値化を進めてきた会社で、今回の Anker との連携もその延長線上にある施策と位置付けられます。

まとめ

アンカー・ジャパンとスターフライヤーは2026年6月1日から、スターフライヤー運航全便の機内で Anker の USB ケーブルを貸し出すサービスを開始します。航空法改正により機内でのモバイルバッテリー使用が厳しくなる一方、機内座席の USB ポートにケーブルを接続すればスマートフォンからノートPCまで充電できる環境を整えました。最大240W対応の Anker Prime ケーブルと、約25,000回の折り曲げ耐久を備えた Flow ケーブルの2種類を貸し出し、客室乗務員向けの安全知識共有も並行して進められる予定です。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000651.000016775.html