エレコムは、2023年に発売したエルゴノミクス形状のトラックボール「IST」を改良した新モデル「IST PLUS」を2026年6月下旬より発売します[1]。Bluetoothと2.4GHz無線で最大3台までのマルチペアリングに対応し、ボタン割り当てを本体に保存できるオンボードメモリも新搭載しました[1]。左右ボタンに静音スイッチを採用するなど、ユーザーの要望に応えた改良が随所に施されています[1]。
なめらかな操球感を実現する支持ユニット
IST PLUSは、親指で操作する直径36mmの大型ボールを採用しています[1]。一度の動きでポインターを広範囲に動かせる一方、微妙な調整もしやすいサイズ感です[1]。
ラインアップは支持ユニットの構造で2種類に分かれます[1]。ボールローラーモデル「M-IT10MRS」シリーズは、360度自在に回転するボールローラーでボールを支える構造です[1]。摩擦抵抗を低減し、なめらかな操球感を実現しました[1]。特許出願中の独自構造により支持部にゴミが集まりにくく、頻繁なメンテナンスなしで使い続けられるとしています[1]。
もう一方のベアリングモデル「M-IT11MRS」シリーズは、ミネベアミツミ社製の高性能ベアリングを支持ユニットに搭載しています[1]。摩擦による抵抗をさらに減らし、空中に浮いているような操球感を狙った仕様です[1]。ボール表面を擦らないためゴミがたまりにくく、長期間メンテナンスフリーで使えると説明されています[1]。
支持ユニットは専用ツールで簡単に取り外せ、ボールローラー、ベアリング、人工ルビーの中から好みに合わせて交換できます[1]。交換用のベアリングユニット「M-BS10」や人工ルビーユニット「M-RS10」は別売りです[1]。本体裏面の穴からボールを取り出せる設計で、内部の清掃も行いやすくなっています[1]。
マルチペアリングとオンボードメモリを新搭載
新モデルで大きく強化されたのが接続まわりです[1]。Bluetoothと付属レシーバーによるUSB無線2.4GHzの両方に対応し、最大3台までデバイスを登録できます[1]。本体側面のボタンで接続先を切り替えられ、3色(白/青/緑)のLEDで現在のチャンネルを識別できる仕組みです[1]。
初期設定はチャンネル1とチャンネル2がBluetooth、チャンネル3がUSB無線2.4GHzとなっており、パソコン・タブレット・スマートフォンを同時に登録して使い分けるような運用に向いています[1]。Windows・macOSのほか、Chromebook、iPad、iPhone、Androidタブレットにも接続でき、iOSとAndroidはBluetooth接続のみ対応します[1]。なお、2台以上のデバイスで同時にUSB無線2.4GHz接続を使いたい場合は、別売の「ELECOM Bridge E USBレシーバー(M-ER10GY)」と専用ソフト「エレコム マウスアシスタント」での設定が必要です[1]。
各ボタンの機能割り当ては、3つのプロファイルとして本体のオンボードメモリに保存できます[1]。接続先のパソコンを変えても同じボタン設定のまま使えるため、社用端末と個人端末を行き来する用途で扱いやすくなっています[1]。「エレコム マウスアシスタント」を使えば、各ボタンへの機能割り当てに加え、ポインター速度を100〜4,000DPIの範囲で変更することも可能です[1]。本体既定のDPIは500です[1]。
静音スイッチと細やかな利便性
ボタンは合計5つで、「進む」「戻る」を含む構成です[1]。左右クリックには静音スイッチを採用し、クリック感と耐久性を保ったまま動作音を抑えています[1]。左右以外のボタンにも静音タイプのスイッチを使っており、会議中や在宅勤務の早朝・夜間でも周囲を気にせず使える点を訴求しています[1]。
付属するELECOM Bridge E USBレシーバーは最大7台までデバイスを登録でき、干渉を軽減した安定通信を狙った設計です[1]。レシーバーと支持ユニット取り外しツールは本体に収納できるため、紛失しにくく持ち運びにも向きます[1]。
電源スイッチは本体上面に配置されており、本体を裏返さずにオン・オフを切り替えられます[1]。電池は単3形を使う交換式で、LEDランプで接続チャンネル、電源状態、ペアリング状況、電池交換時期の目安を確認できます[1]。包装容器のプラスチック重量を社内基準製品より20パーセント以上削減したエレコム独自の環境配慮基準を満たす「THINK ECOLOGY」認定製品でもあります[1]。
価格とラインアップ
ボールローラーモデル「M-IT10MRSBK」(ブラック)と「M-IT10MRSWH」(ホワイト)は、いずれも店頭実勢価格8,380円(税込)です[1]。ベアリングモデル「M-IT11MRSBK」(ブラック)と「M-IT11MRSWH」(ホワイト)は10,980円(税込)で、価格差は2,600円となります[1]。発売は2026年6月下旬を予定しています[1]。
5月26日12時からは、エレコム公式ECサイトで予約販売が始まり、数量限定で2,000円割引も実施されます[1]。製品の詳細仕様や対応OSの最新情報は、エレコムの公式ニュースリリースでも公開されています[2]。
まとめ
IST PLUSは、エルゴノミクス形状とメンテナンス性に強みがあった「IST」をベースに、マルチペアリング・オンボードメモリ・静音スイッチといった現代的な要件を加えた正常進化版です。ボールローラーモデルは8,380円、ベアリングモデルは10,980円と価格差を持たせており、操球感と予算のバランスで選びやすい構成と言えるでしょう。長時間のデスクワークで手首への負担を抑えたい人や、複数のデバイスを1つのトラックボールで操作したい人にとって、検討候補になりそうな1台です。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001417.000026881.html
