Appleは2026年9月14日、iOS 27やmacOS 27をはじめとする最新OSの提供を開始しました[1]。目玉は次世代Apple Intelligenceを土台にした新しいSiri「Siri AI」で、パーソナルコンテクストの理解や画面認識、システム全体でのアプリ内操作に対応します[1]。保護者向けの安全機能の刷新やパフォーマンス強化も同時に届けられました[1]。
次世代Apple Intelligenceと新Siri「Siri AI」
「Siri AI」は、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proに深く組み込まれた新バージョンのSiriです[1]。メッセージやEメール、写真などからパーソナルコンテクストを理解し、ユーザーがその時に必要な情報を見つける手助けをするほか、画面上のコンテンツに関する質問に答えたり、ウェブから最新情報を検索して回答を生成したりします[1]。iPhoneのカメラアプリに組み込まれたSiriモードでは、目の前にあるものの情報を取得してアクションを実行でき、Apple Cashでの割り勘や送金、カスタムパスのウォレット追加といった操作にも対応します[1]。Vision Proのユーザーは、周囲を見ながらSiriに質問するだけで検索やアクション実行が可能です[1]。
文章作成を支援する「Siriで作文」も追加され、専用のSiriアプリはiCloudを通じて会話履歴をプライバシーを保護しながら端末間で同期します[1]。Siri AIは現在ベータ版として英語のみで提供されており、10月には日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語にも対応する予定です[1]。なお、13歳未満のユーザーはSiri AIを利用できません[1]。
写真編集やSafariなどアプリ機能も強化
写真アプリには空間リフレームや拡張、アップグレードされたクリーンアップツールが追加され、撮影時の瞬間を尊重した編集が可能になりました[1]。画像生成ツール「Image Playground」は写真のようにリアルな画像を含む高品質な出力に対応し、画像メタデータと今後対応予定の「SynthID」規格により、AIで生成・編集された画像を識別できるようになります[1]。
Safariでは、タブをトピックごとに自動整理する機能や、製品の再入荷・値下がりといったウェブサイトの変化を通知する機能、説明文からカスタム機能拡張を作成できる新ツールが加わりました[1]。企業への電話中には通話コンテキストとして確認コードや予約番号などの関連情報が表示されるようになります[1]。
保護者向けの安全機能とスクリーンタイムを再設計
新しい子ども用アカウントの設定フローにより、年齢に応じた保護機能をシステム全体で簡単に有効化できるようになりました[1]。保護者は子どもがアクセスできるアプリを最初に選び、あとから追加できるほか、Safariで新しいウェブサイトへのアクセスを承認制にする「ウェブサイト閲覧のリクエスト」や、新しい連絡先ごとの承認機能も利用できます[1]。共有される画像・動画に残酷または暴力的な内容が検出された場合にブロックする「コミュニケーションの安全性」も引き続き提供されます[1]。
スクリーンタイムは、子どもの平均デバイス使用量とよく使うアプリを一目で確認できるように再設計されました[1]。医療専門家や子どもの発達に関する専門家の助言に基づき、エンターテインメントやゲーム、ソーシャルメディアの1日あたりの許容時間を設定しやすくしたほか、時間帯ごとにアクセス可能なアプリを管理できるスケジュール機能も追加されています[1]。
パフォーマンスと接続性、検索も底上げ
iPhoneとiPadでは、アプリの起動が最大30パーセント、写真の読み込みが最大70パーセント、AirDropの転送が最大80パーセント、それぞれ高速化しました[1]。iPadではファイルのブラウジングと外部USBドライブへの転送が最大5倍速くなり、マルチタスキング操作も改善されています[1]。Macでは日々の操作がより軽快になり、Apple Vision Proでは起動とWi-Fi接続が最大3倍高速化しました[1]。
接続性では、iPhoneとiPadで携帯電話通信とWi-Fiネットワークの切り替えがよりシームレスになったほか、通信速度が遅い環境で大きな写真や動画を送信中でもメッセージの返信を続けられるようになりました[1]。検索面では、Spotlightや写真、メールの検索がより安定し、効率的かつ包括的になり、メールには関連性の高い結果を上位に表示する新しいランキングシステムが導入されています[1]。
対応機種と提供状況
Apple Intelligenceと新しいSiri AIは、iPhone Duo、iPhone Air、iPhone 16以降のモデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadモデル、MacBook Neo(A18 Pro)、M1以降を搭載したMacモデル、Apple Vision Pro、そしてApple Intelligence対応iPhoneとペアリングしたApple Watch Series 9以降・Ultra 2以降・SE 3で利用できます[1]。Apple Intelligenceは日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)など16言語に対応しますが、地域や言語によっては一部機能が利用できない場合があります[1]。EU圏内ではMacとVision Proのユーザーが対応言語設定時にSiri AIへアクセスできる一方、iOS・iPadOS・watchOSでは初期段階では提供されません[1]。また、規制対応が進むまでの間、Siri AIをはじめとする一部のApple Intelligence機能は中国では利用できません[1]。
まとめ
Appleは2026年9月14日、iOS 27やmacOS 27をはじめとする最新OSを通じて、次世代Apple Intelligenceを活用した新Siri「Siri AI」と、保護者向けの安全機能を大幅に刷新しました[1]。パフォーマンスや接続性、検索機能の底上げも幅広く盛り込まれており、対応機種のユーザーは順次これらの新機能を体験できるようになります[1]。
