Dell Technologiesが6月16日、13.4型のプレミアムモバイルノートPC「XPS 13」の新モデル(型番DX13260)を発表しました。XPS 13としては約2年ぶりの刷新で、本体厚さ12.7mm、重量約1kgとシリーズ最薄最軽量に仕上げています。価格は15万4800円からで、一部構成はすでに同社サイトで予約を受け付けており、店頭での販売は7月末から順次始まる予定です。Appleの薄型ノート「MacBook Neo」を意識した、Windows陣営の有力機という位置づけです。
約2年ぶりの刷新、シリーズ最薄最軽量に
新しいXPS 13は、プレミアムノートPCとして定着したXPSブランドの13型モデルで、前回の刷新から約2年ぶりの新型にあたります。最大の特徴は薄さと軽さで、本体厚さは約12.7mm、最軽量構成での重量は約1kgと、いずれもXPSブランドのノートPCとしては過去最小・最軽量を実現しました。
本体カラーはスカイとストームの2色展開です。ただしストームは英字配列(US)キーボードを選んだ場合のみの設定で、こちらは7月下旬からの提供になります。日本語配列か英字配列かを選べる点は、海外メーカー製ノートPCを検討するうえで気になりやすいところで、両配列に対応するのは日本のユーザーにとって安心材料といえます。
Dellがこのモデルで競合に挙げているのが、Appleが今年投入した薄型ノート「MacBook Neo」です。タッチ対応の画面、バックライト付きキーボード、複数の外部ディスプレイ出力、最大32GBのメモリといった、MacBook Neoが備えていない要素を盛り込み、薄型軽量という土俵で真っ向から競う構えを見せています。
選べる2つのCPUとメモリ構成
頭脳となるCPUは2種類から選べます。エントリー側はCore 5 320(Pコア2基+LP Eコア4基)で、上位はCore Ultra 7 355(Pコア4基+LP Eコア4基)です。Core Ultra 7 355はマイクロソフトがAI機能の動作要件として定める「Copilot+ PC」に対応し、この構成は7月下旬からの提供となります。
メモリは高速なLPDDR5X-7467規格を採用します。Core 5 320構成はシングルチャネルで8GBまたは16GB、Core Ultra 7 355構成はデュアルチャネルで16GBまたは32GBを搭載します。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GBまたは1TBから選べます。薄型ノートPCながらメモリを最大32GBまで積める点は、複数のアプリを同時に扱う作業でも余裕を持たせやすい構成です。
高精細タッチ液晶とWi-Fi 7に対応
ディスプレイは13.4型で、2560×1600ピクセルの高い解像度を持つタッチ対応パネルを搭載します。リフレッシュレートは30〜120Hzの間で自動的に変化する可変方式に対応し、動きの滑らかさとバッテリー消費の両立を狙います。色域はDCI-P3を100%カバーし、ピーク輝度は500ニトに達するほか、ハードウェアベースのブルーライト軽減機能も備えます。Webカメラは約200万画素で、顔認証に使う赤外線(IR)カメラとフルHD(1920×1080ピクセル)撮影に対応します。
無線通信は最新のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)規格の無線LANと、Bluetooth 6.0に対応します。ポートは左右に1基ずつのUSB Type-C端子を備え、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力と、USB PD(Power Delivery)による給電に対応します。端子の規格は構成によって異なり、エントリー構成ではUSB 3.2 Gen 2(最大10Gbps)、Core Ultra 7 355構成ではThunderbolt 4(USB4 Version 1.0、最大40Gbps)となります。
バッテリーは定格容量52Whで、Netflixアプリで4K映像を連続再生した場合のバッテリー駆動時間は最長で約17時間とされています。本体サイズは約296.9(幅)×200.66(奥行き)×12.7(高さ)mmです。日本で販売されるモデルには、最大65W出力に対応する新型のウォールマウント型ACアダプターが付属します。プラグは折りたためる構造のため、持ち運ぶ際にもかさばりにくい設計です。
価格と発売、表参道でのポップアップイベント
価格は15万4800円からで、一部構成は発表と同時にDellの直販サイトで予約受け付けが始まっています。店頭での販売は7月末から順次始まる予定で、Core Ultra 7 355を搭載する上位構成や英字配列キーボードを選べる構成は、7月下旬からの提供になります。なお米国での販売価格は699ドル(約11万円)からで、日本での価格とは構成や為替の影響で差があります。
※1ドル=160円換算(2026年6月17日時点)
学生向けには学割も用意されます。16歳以上の学生が対象で、専用サイトでの購入により本体価格が6%オフになります。適用にはDellアカウントの作成とポイントプログラム「Dell Rewards」への登録、在学を証明する書類の提出が必要です。さらに7月31日までにXPSブランドの製品を購入すると、Dell Rewardsのポイントが1万ポイント上乗せされるキャンペーンも実施され、こちらは学割との併用が可能です。
発売を記念したリアルイベントも開かれます。Dellは7月9日から12日まで、ZeroBase表参道(東京・港区)でポップアップイベント「XPS ポップアップイベント」を開催します。開催時間は各日とも午前10時から午後8時までで、XPS 13の実機に触れられるほか、来場特典として会場の様子をSNSに投稿した来場者へのプレゼントも予定されています。
まとめ
新しいXPS 13は、約2年ぶりの刷新でシリーズ最薄最軽量を実現し、15万4800円からという価格でWindows陣営のプレミアム薄型ノートとして登場しました。Core Ultra 7 355によるCopilot+ PC対応、2560×1600の高精細タッチ液晶、Wi-Fi 7、最大32GBメモリと、薄型軽量と実用性を両立させた構成が魅力です。日本語配列を選べる点や、表参道でのポップアップイベントなど、国内ユーザーに向けた訴求も用意されています。MacBook Neoを意識した薄型ノートPC市場の競争が、今後さらに活発になりそうです。
