DJI は 2026 年 5 月 14 日(現地時間)、フランス・カンヌで新型ハンドヘルド ジンバルカメラ Osmo Pocket 4P のプレミアイベントを開催し、5 月 15 日付で正式発表しました[1][2]。シネマレベルのダイナミックレンジと 10-bit D-Log 2 カラーモードをポケットサイズのボディに収め、ハンドヘルド ジンバルカメラの「新たな時代」を打ち出した格好です[1][2]。価格と商品構成は追って公表される予定で、販売は DJI 公式オンラインストアと認定販売代理店から行われます[1]。
カンヌ初公開、Pocket シリーズを「映像制作デバイス」へ位置付け直し
DJI は 2015 年にジンバルカメラというカテゴリーを立ち上げ、2018 年にはポケットサイズのジンバルカメラを世に出してきました[1][2]。今回のカンヌ国際映画祭での発表は、Osmo Pocket シリーズを日常の Vlog 用ツールから、プロフェッショナル向け映像制作デバイスへと再定義する狙いがあります[1][2]。
技術的なベースには、シネマ用ジンバルの DJI Ronin シリーズや映画用ドローン DJI Inspire シリーズで培ってきた手ぶれ補正とイメージング技術が置かれています[1][2]。先進的なイメージングシステムによってシネマレベルのダイナミックレンジを確保し、10-bit D-Log 2 カラーモードでプロのカラーグレーディング ワークフローにも乗せられる設計だと説明されています[1][2]。
現地では映画監督やドキュメンタリー制作者をはじめとする映像関係者が実機を体験し、DJI は「シネマレベルの映像表現はもはや大型機材だけのものではない」というメッセージを示しました[1][2]。
ポートレート・ズーム・低照度を強化、Vlog からドキュメンタリーまで
Osmo Pocket 4P は撮影体験の各領域にアップデートを入れています[1][2]。ポートレート撮影機能では、自然なスキントーンの再現と映画のような奥行きのある映像表現を意識し、インタビューや Vlog、人物を軸にした作品制作で扱いやすい絵作りを狙っています[1][2]。
ズーム機能も進化し、遠距離の被写体を画質の劣化を抑えながら捉えられるとされます[1][2]。夜間や室内など光量の少ないシーンでも、最新のセンサー技術と画像処理アルゴリズムによって、ディテールを保った映像が撮れるとアピールしました[1][2]。
DJI はこれらを総合して、Osmo Pocket 4P を「アクセシビリティとプロフェッショナル品質を兼ね備えた、新しいイメージングデバイス」と位置付けています[1][2]。自主制作映画や、機動力が求められるドキュメンタリー制作での活用を想定しており、Pocket シリーズの守備範囲を従来より一段広げる製品です[1][2]。
DJI Mic や Power と組み合わせる「エコシステム」を提案
発表会では、Osmo Pocket 4P を単体製品ではなくエコシステムの一部として見せる演出が目立ちました[1][2]。DJI Mic シリーズやスタビライザーソリューションとシームレスに連携でき、コンパクトながらプロ向けワークフローに耐える撮影セットアップを組めると説明されています[1][2]。
電源面では、2026 年 4 月に発売されたポータブル電源 DJI Power 1000 Mini と DJI Power 2000 が Osmo Pocket 4P の電源ソリューションとして紹介されました[1][2]。長時間ロケや屋外撮影で、撮影機材から電源までを DJI 製品でまとめられる体制を強調した形です[1][2]。
DJI はシネマカメラ、カメラドローン、プロ向けスタビライザー、ジンバルカメラ、ポータブル電源までを自社製品で揃えており、Osmo Pocket 4P をその中心に置く構成を提案しています[1][2]。価格や構成の詳細は追って発表されるため、購入を検討するユーザーは公式オンラインストアと認定販売代理店からの続報を待つ形になります[1]。
まとめ
Osmo Pocket 4P は、カンヌ国際映画祭という映像業界の中心地で発表することで、Pocket シリーズをプロ向け制作ツールへ引き上げる方向性を示しました[1][2]。10-bit D-Log 2 と DJI Ronin / Inspire 譲りの技術、DJI Mic や DJI Power とのエコシステム連携が今後の評価軸となります[1][2]。価格と商品構成の正式発表が次の注目点です[1]。
出典 [1]: https://www.dji.com/media-center/announcements/dji-debuts-osmo-pocket-4p-cannes
