エムエスアイコンピュータージャパンが、ビジネス向けモバイルモニターの新モデル「PRO MP161E6」を2026年9月17日に発売します。15.6型フルHDのIPSパネルに、180°まで倒せて360°回すこともできるスタンドを組み合わせ、1/4インチカメラネジとVESA75にも対応しました。市場想定価格は19,800円前後です。

ケーブル1本で机の上が片付く

接続はUSB Type-C(DP Alt Mode)1本で完結します。映像入力と給電を同じケーブルでまかなえるため、対応するノートPCと組み合わせれば電源アダプターを持ち歩く必要がありません。外出先でノートPCの画面を2枚に増やしたい、という用途がそのまま想定読者になっている製品です。

付属するケーブルは片側がL字型になっています。端子まわりの見た目がすっきりするだけでなく、根元に力がかかりにくく断線しづらいという実用的な狙いもあります。モバイル機器のケーブルは持ち運びのたびに曲げ伸ばしされる部分なので、この手の配慮は効いてきます。

映像入力はmini HDMI 1.4bも1系統備えます。ただしmini HDMIで映像を入れる場合、給電は別途USB Type-CまたはType-A接続で確保する必要があります。ゲーム機やカメラをつなぐときは、ケーブルが2本になる前提で考えておくとよさそうです。USB Type-C端子は2つ用意されており、片方だけで動作が不安定なときは付属のType-A - Type-Cケーブルで給電を補助する使い方も案内されています。

180°倒せて360°回るスタンド

今回の目玉はスタンドです。上下の角度調整は0°から180°までと幅が広く、画面を寝かせて平置きに近い角度にすることもできます。さらにピボットは360°に対応し、横置きと縦置きをどちらも選べます。従来モデルよりスタンドを長くしたことで、縦置きにしたときの安定感が増したとしています。

背面には1/4インチカメラネジが切られており、三脚やカメラ用アームにそのまま固定できます。撮影現場で被写体側に向ける返しモニターとして使う、といった使い方が視野に入る仕様です。VESA75にも対応するので、モニターアームやPOS端末、産業用機器への組み込みにも流用できます。15.6型のモバイルモニターとしては、設置の自由度がかなり高い部類に入ります。

本体サイズは約357×23×211mmで、重量は約0.9kgです。持ち運び時に画面を守る専用スリーブケースが同梱される点も、カバンに放り込む使い方を想定した構成と言えます。

目の疲れを意識した作りと省電力

パネルはノングレアのIPSで、視野角は上下左右とも178°です。反射や映り込みが少ないため、カフェや会議室のように光源をコントロールできない場所でも見やすさを保てます。アンチフリッカーとブルーライトカットに加え、目の疲労度をセルフチェックできる「Eye-Q Check」も搭載しました。乱視の確認、グリッド線の歪み確認、姿勢の確認という3項目で、休憩のタイミングを自分で判断できるようにする機能です。

1W+1Wのスピーカーを内蔵しているため、外部スピーカーなしで音を出せます。店舗のデジタルサイネージ用途を想定した装備でもあります。消費電力は使用時10W、スタンバイ時0.5Wと控えめで、国際エネルギースタープログラム8.0の認証も取得しています。画面分割やカラーモード設定をまとめて行える専用ソフト「Display Kit」にも対応します。

主なスペック

項目 内容
画面サイズ 15.6インチ(16:9)
解像度 フルHD(1,920×1,080)
パネル IPS/ノングレア
リフレッシュレート 最大60Hz
応答速度 4ms(GTG)
最大輝度 250cd/m²
コントラスト比 1,000:1
視野角 178°(H)/178°(V)
入力端子 mini HDMI 1.4b×1、USB Type-C(DP Alt Mode)×2、ヘッドホン出力×1
本体サイズ 約357×23×211mm
重量 約0.9kg
保証 国内3年間

まとめ

PRO MP161E6は、15.6型フルHDという定番の構成に、180°のチルトと360°のピボット、1/4インチカメラネジ、VESA75という設置まわりの自由度を足したモバイルモニターです。19,800円前後という価格帯で三脚固定まで面倒を見る製品は多くないため、サブディスプレイとしてだけでなく撮影やサイネージにも使い回したい人には現実的な選択肢になりそうです。発売は2026年9月17日、国内保証は3年間です。