NECパーソナルコンピュータが、12.1型ディスプレイを備えるAndroidタブレット「LAVIE Tab T12」を2026年7月30日に発売しました。型名はTAB12/Q01で、NEC Directのみで扱うWeb限定モデルです。直販価格は64,790円(税込)。同じ12.1型の「LAVIE Tab T12N」からペンとキーボードを外し、メモリとストレージを絞ることで、大画面タブレットの価格を6万円台に収めた構成になっています。
12.1型で約530g、B5サイズに収めた画面
ディスプレイは12.1型ワイドの液晶で、解像度は2,560×1,600ドット。リフレッシュレートは90Hzに対応します。輝度は通常時が最大600nits、ピーク時が最大800nitsで、NECは日差しが入る窓際や屋外でも見やすい水準としています。10点タッチに対応し、動画配信サービスの画質要件になるWidevine L1も満たしています。
本体は約530g、厚さ約6.3mmです。12.1型というサイズは据え置きで使う分には余裕がありますが、持ち歩く前提だと重量と厚みが問題になります。NECはこれをB5サイズ程度の面積に収めたと説明していて、実際の数値も同クラスの大画面タブレットとしては軽い側に寄っています。
音は4スピーカー構成でDolby Atmosに対応し、ワイヤレスではLDACも扱えます。バッテリー容量は10,200mAhで、動画再生で約12時間、Web閲覧で約13時間が公称値です。画面が大きいぶん消費電力も増えますが、容量側で押し切った形と言えます。
Dimensity 6400を採用、メモリとストレージは割り切った
プロセッサーはMediaTekのDimensity 6400です。6nmプロセスの8コア構成で、性能を競うクラスのチップではありません。Webブラウジングや動画視聴、電子書籍、資料の閲覧といった用途を想定した選択です。
メモリは8GBのLPDDR4X、ストレージは128GBで、microSDによる拡張に対応します。OSはAndroid 16を搭載しています。カメラはフロントが約800万画素で顔認証に対応し、リアは約1,300万画素のオートフォーカス付きです。通信はWi-Fi 5とBluetooth 5.2で、Wi-Fi 6以降には対応していません。カラーはクラウドグレーの1色です。
ここは価格との引き換えがはっきり出ている部分です。無線が世代として一つ前に留まる点は、混雑した環境で速度を求める人には気になるでしょう。一方で、大画面と軽さという本来の狙いには影響しにくい割り切りでもあります。
T12Nとの違いは、付属品とメモリ・ストレージ
同じ12.1型の「LAVIE Tab T12N」は2026年2月12日に発売された春モデルで、デジタルペンとキーボードカバーを標準添付し、メモリ12GB・ストレージ約256GBを積んでいます。パネルの仕様とDimensity 6400という中身、約530g・約6.3mmという寸法はT12と共通です。
つまりT12は、T12Nから付属品と容量を削って価格を下げた位置づけになります。ペンは別売のデジタルペン3(PC-AC-AD042C)に対応し、4,096段階の筆圧検知と傾き検知、パームリジェクションを備えます。手書きを主目的にするならペンの購入費を足して考える必要があり、そこまで含めるとT12Nとの差は縮まります。逆に、動画や電子書籍が中心で手書きを使わないなら、初期費用を抑えられる選択になります。
買ってすぐ使える範囲
手書き用アプリのNeboがプリインストールされており、ペンで書いた文字や数式をテキストや図形に変換できます。永年無料で使える形での提供です。Googleの「かこって検索」にも対応し、画面上の気になる部分を指やペンで囲むだけで検索に回せます。文書作成については、Microsoft Officeと互換性のあるWPS Officeが入っています。
PCとの連携機能「つながる! LAVIE」も利用できます。同一ネットワーク上でファイルやテキスト、URLをPCとやり取りできるほか、タブレットをPCのセカンドモニターとして使えます。LAVIEのPCを既に持っている人にとっては、この連携が同じブランドで揃える理由になりそうです。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型名 | TAB12/Q01 |
| ディスプレイ | 12.1型ワイド液晶/2,560×1,600ドット/90Hz/10点タッチ |
| 輝度 | 通常最大600nits/ピーク最大800nits |
| プロセッサー | MediaTek Dimensity 6400(8コア) |
| メモリ/ストレージ | 8GB(LPDDR4X)/128GB+microSD |
| OS | Android 16 |
| カメラ | フロント約800万画素(顔認証対応)/リア約1,300万画素(AF) |
| サウンド | 4スピーカー(Dolby Atmos対応)/LDAC対応 |
| バッテリー | 10,200mAh(動画再生約12時間/Web閲覧約13時間) |
| 通信 | Wi-Fi 5/Bluetooth 5.2 |
| サイズ/質量 | 厚さ約6.3mm/約530g |
| カラー | クラウドグレー |
| 価格 | 64,790円(税込、NEC Direct) |
| 発売日 | 2026年7月30日 |
まとめ
LAVIE Tab T12は、12.1型2.5Kのディスプレイと10,200mAhのバッテリーを約530g・約6.3mmに収めた、NEC Direct限定の大画面タブレットです。メモリ8GB・ストレージ128GB、Wi-Fi 5という構成は割り切りが目立ちますが、64,790円という価格に対しては筋が通っています。ペンとキーボードが必要なら上位のT12N、動画や読書中心で大画面と軽さを取るならT12という住み分けになります。
