iPhone のカメラは本当に一眼レフ並なのか?SONY α7III とガチンコ勝負してみた

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iPhone のカメラと言えば、毎回「一眼レフ並」と言われることもあるほど完成度の高いことで知られていますが、あの小さいカメラで本当に一眼レフと同じような写真が撮れるのでしょうか?
今回は、そんな iPhone のカメラと、ガチの一眼レフを用意して、本気のガチンコ勝負を行ってみました。

撮影日:2019年

「Apple iPhone 11 Pro」VS「SONY α7III」

そんなわけで、タピオカメラで有名な iPhone 11 Pro を用意しました。
Apple 公式サイトでも、カメラに対する説明にはかなり力が入っており、Apple の本気具合が伺えます。
機動力での勝負なら、言うまでもなくぶっちぎりで iPhone の圧勝になりますね。

対する一眼レフは、フルサイズミラーレスの SONY α7III を使用。
価格は20万円程の正真正銘のフルサイズ一眼レフです。
本来であれば比較的小型の機種で検証できれば良かったのですが、今回はあえてフルサイズのものにしてみました。
使用するレンズは、数十万円のGレンズ等を使ってしまうとさすがにアレなので、標準のキットレンズを使用します。

センサーサイズなども含めて、完全に α7III が有利ですが、iPhone がどこまで一眼レフに迫れるのか検証していきます。

両者のスペックを比較

Apple iPhone 11 Pro(広角)SONY α7III
撮像素子1/2.55 型
SONY製イメージセンサー
35 mm フルサイズ
SONY ExmorR CMOSセンサー
画素数1200万画素約2420万画素
記録画素数4032 x 30246000 x 4000

センサー自体はどちらもSONY製となっています。
ちなみに両者のセンサーサイズを比較してみるとこんな感じになります。

iPhone 11 Pro の広角カメラに搭載されているセンサーは、1/2.55型で、フルサイズと比較するとかなり小さいものになります。
センサーサイズが大きいほど、より多くの光を取り込むことが出来るので、特に暗所での撮影では iPhone にとって厳しいものになるでしょう。
ハード面での差は凄まじいですが、ソフトの面で iPhone の画像処理の技術がどれほど優れているかに注目です。

秋の京都「紅葉」撮影対決

秋の京都で紅葉を撮り比べてみます。
写真は全て撮ってそのままの状態のものですが、比較のために α7III の方を iPhone のサイズに縮小、または回転しています。

イチョウの色がかなり異なっていますね。
iPhone の方は、全体的にかなりシャープさが上がっているように見えます。
クッキリとした仕上がりにはなるのですが、最後の写真では少しギラギラしすぎているように感じます。
ただ、そこそこ縮小して加工してしまえば、両者の違いはほとんど分からなくなりそうです。
ブログの写真程度なら、iPhone で十分だと思います。

また、一眼レフの醍醐味でもある被写界深度(背景のボケ具合)の違いによって、写真の立体感や雰囲気がかなり変わっている印象を受けます。
背景のボケが欲しければ iPhone でも「ポートレートモード」によって簡易的に実現出来るのですが、人物の撮影も含めてまだまだ完成度が高いとは言えないのが現状です。

iPhone 11 Pro のポートレートモードで試しに撮影。もみじの先端まで余分にボケてしまった。

東京の「夜景」撮影対決

場所を東京に移し、夜景撮影を比較してみました。

どちらも手持ちでの撮影を行いました。
iPhone では、若干ボケ気味になっています。

さすがに一眼が強いが・・

さすがに一眼レフの方が綺麗な写真が撮れるものの、iPhoneのカメラもなかなか頑張っているように見えます。
作品作りとなると、iPhone ではちょっと制限がかかるような気がします。

一眼レフは画素数の多さもあり、画像内で必要な部分だけの切り抜きも可能な点が強みでもあります。
iPhone ではノイズが目立つので、切り抜いて使うにはちょっと工夫が必要かもしれません。