AYANEOが、横型の小型レトロゲーム機「Pocket MICRO 2」を発売しました。3.5インチの液晶に、Snapdragon 865に相当する独自プロセッサーを組み合わせ、前モデルから性能を大きく引き上げた一台です。価格は6GB+128GBモデルが239ドル(約3万8000円)からで、初回分は発売直後に完売しました。手のひらサイズながら、ゲームボーイアドバンス世代の名作をきれいに動かせる点が魅力の製品です。
Snapdragon 865級の新プロセッサーで性能が大幅向上
Pocket MICRO 2の心臓部には、Qualcommの「Snapdragon 865」に相当する独自プロセッサーが採用されました。AYANEOは具体的なチップ名を公表していませんが、Helio G99を積んだ初代Pocket MICROと比べて、処理性能はおよそ220パーセント向上したとしています。
負荷の高い処理にも余裕を持って対応できるよう、バッテリー容量は2,600mAhから3,950mAhへと約52パーセント増やしました。さらに、発熱を抑えて性能を維持するためのアクティブ冷却機構も内蔵しています。OSにはAndroidを採用し、ゲームの管理や各種設定は同社のソフトウェア「AyaSpace」から行えます。
ゲームボーイアドバンス表示に最適化した3.5型ディスプレイ
ディスプレイは3.5インチのLCDで、解像度は960×640、アスペクト比は3:2です。この比率と解像度は、ゲームボーイアドバンス(GBA)のエミュレーションを強く意識したものです。
GBAの画面をちょうど4倍の整数倍で表示できるため、画像が間延びしたり、上下左右に黒帯が出たりせず、ドット絵を美しいまま拡大できます。レトロゲームを本来の見た目のまま楽しみたい人に向けた、こだわりの設計と言えます。
操作系と拡張性、接続まわりも刷新
本体はCNC加工の金属フレームを中央に採用し、サイズは162×67.8×18mm、重量は約248gに収まります。操作系も見直され、十字キーとABXYボタンは大型化しました。アナログスティックには摩耗に強いTMR(トンネル磁気抵抗)方式を採用し、本体に沈み込ませる形で配置することで、入力精度と携帯性を両立しています。肩ボタンはL1/L2、R1/R2を段差のある構造に分け、手触りだけで押し分けやすくしました。
接続面では、データ転送とUSB PD急速充電に対応するUSB-C 3.1端子を備えます。microSDカードスロットによるストレージ増設にも対応し、無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.1、さらに3.5mmのイヤホンジャックも残されています。
価格と販売状況
Pocket MICRO 2は、6GB+128GBモデルが発売記念価格で239ドル(約3万8000円、通常269ドル・約4万3000円)から用意されます。8GB+256GBモデルは発売記念価格で279ドル(約4万5000円、通常309ドル・約5万円)です。加えて、8GB+256GB構成のみの限定色「Stardust Purple」が、早期購入価格309ドル(約5万円、通常339ドル・約5万5000円)で登場します。本体カラーは、このほかにMidnight BlackとFrosty Whiteが選べます。
なお、初回販売分は数量限定で、発売直後に完売しました。AYANEOの端末は先着順での少量販売が中心となるため、購入を狙う場合は再入荷の情報をこまめに確認しておくと良さそうです。
※1ドル=約161円換算(2026年7月4日時点)
まとめ
AYANEO Pocket MICRO 2は、横型の小型ボディにSnapdragon 865級のプロセッサーと3.5型3:2ディスプレイを組み合わせた、レトロゲーム向けの携帯機です。前モデルから性能とバッテリーを大きく強化しつつ、GBAを美しく表示できる画面や作り込まれた操作系はそのままに、価格は239ドル(約3万8000円)からと比較的手に取りやすい水準に収めています。手のひらサイズで往年の名作を遊びたい人にとって、有力な選択肢になりそうです。
