VITUREのXRグラス「VITURE Pro 2 XRグラス」が、8月20日に発売されました。価格は49,880円(税込)で、VITURE公式サイト、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ヨドバシカメラやビックカメラなど全国の家電量販店で扱われます。本体重量は63g、左右それぞれのテンプルに近視調整ダイヤルを備え、メガネやコンタクトレンズなしでもピントを合わせられる設計です。ブランド5周年の記念モデルという位置付けになります。

度付きインサートを買わなくて済む

XRグラスを使ううえで地味に面倒なのが、近視への対応です。多くの製品は裸眼でピントが合わない人向けに、別売の度付きレンズインサートを注文して取り付ける必要があります。度数が変われば作り直しですし、家族と共用するような使い方とは相性がよくありません。

VITURE Pro 2は、この工程を本体側に取り込みました。左右のテンプルに独立したダイヤルがあり、0から−5.00Dの範囲でそれぞれの目に合わせて回すだけです。対応範囲に収まっていれば、メガネもコンタクトレンズもインサートも要りません。使う人が替わるたびに合わせ直せるので、1台を複数人で回す前提でも扱いやすくなります。

対応範囲を超える強い度数や乱視については、別売のクリップ式処方レンズフレームが用意されています。Pro 2専用レンズフレームは3,980円(税込)で、発送は2026年9月上旬以降の予定です。

63gという重さの中身

本体重量は63gで、フレームは前モデルのVITURE Proと比べて16パーセント薄型化、重量は20パーセント削減されています。近視調整の機構を積んだうえでこの数字に収めた点が、5周年モデルとしての主張どころです。

装着まわりでは、ノーズパッドが3種類付属し、うち2種類が3段階の高さ調整に対応するため、組み合わせは7通りになります。テンプル側にも3段階の調整機構が入りました。これは従来、上位のLuma UltraとBeastだけに搭載されていた仕組みで、Proシリーズでは今回が初めてです。メーカーが示す推奨装着時間は3時間から4時間となっています。

ソニー製マイクロOLEDと1,600ニト

表示部にはソニー製のマイクロOLEDディスプレイを採用し、VITURE独自のBirdbath光学を刷新した「UltraClarity 3.0」と組み合わせています。輝度は最大1,600ニトで、これはVITURE史上最高の数値です。前モデルのVITURE Proが1,000ニト、視野角46度だったのに対し、Pro 2は視野角50度へ広がりました。画面サイズは最大146インチ相当とされています。

VITUREが強調しているのは、中央だけでなく周辺部まで解像感を保つ、いわゆるエッジ・トゥ・エッジの見え方です。字幕や細かい文字を読む場面では、この差が効いてきます。可視光透過率は5パーセントで、周囲の光を抑えるための遮光用レンズフードが1点標準で付属します(2種類のデザインのうち1点がランダムで届きます)。

目への負担については、低ブルーライト、フリッカーフリー、低視覚疲労に関するSGSのA+アイケア認証を取得しています。音は本体内蔵のオープンイヤー型スピーカーで鳴らし、音量は9段階で調整できます。

Switch 2やiPhoneとつなぐには

Steam DeckやROG Ally XのようなUSB-C出力に対応した携帯ゲーム機、iPhone 15/16/17、USB-C対応のiPadは、付属のUSB-Cケーブルで直接つなげます。一方でNintendo SwitchとSwitch 2は直結できず、VITURE Pro モバイルドック、モバイルドック Mini、USB-C XR充電アダプター Ultraのいずれかが必要です。PS5やXboxのようなHDMI出力の据え置き機は、Pro モバイルドックを介する形になります。

新しく登場したモバイルドック Miniは16,800円(税込)で、8月20日から予約販売が始まりました。発送は2026年11月中旬以降の予定です。前世代のPro モバイルドックから34パーセント小型化、30パーセント軽量化しつつ10,000mAhのバッテリーを積み、着脱式アダプターを外せば単体のUSB-Cハブとしても使えます。Switch 2やスマートフォンとドック本体の2台同時充電にも対応します。

充電しながら使いたい場合は、USB-C XR充電アダプター Ultra(15,800円・税込)が同日から予約販売されています。パススルー充電に対応するため、グラスをつないだままデバイス側を充電できます。こちらの発送も2026年11月中旬以降の予定です。

なお、空間側の機能は無料アプリ「SpaceWalker」が担当し、画面の空間固定やマルチスクリーン、2D映像をリアルタイムで3D化するImmersive 3Dが使えます。ただし本機は6DoFには対応せず、扱えるのは3DoFまでです。iOSで機能を一通り使うにはアダプターかドックが要る点も、購入前に確認しておきたいところです。

まとめ

VITURE Pro 2は、63gの軽さと最大1,600ニト、視野角50度という表示面の底上げに加えて、これまで別売品に頼っていた近視調整を本体に取り込んだモデルです。度付きインサートの手配が要らなくなるため、XRグラスを初めて買う人や、家族で使い回したい人にとっては選びやすくなりました。価格は49,880円(税込)、発売は8月20日です。