ゲーミングブランドREDMAGICの新型タブレット「REDMAGIC Astra 2」が、日本市場に上陸します。9月9日の正午から先行予約が始まり、正式販売は9月16日から。9.06インチという手に収まるサイズに、スマートフォンで磨いてきた水冷機構をそのまま持ち込んだのが最大の特徴です。価格は税込139,800円からとなっています。

液体を循環させる冷却機構をタブレットに載せる

Astra 2の中身で目を引くのは、AquaCore冷却システム 2.0と名付けられた冷却機構です。厚さ0.48mmの圧電セラミック製マイクロポンプが冷却液を押し出し、端末内部を巡らせます。最大100kPaの吐出圧を、わずか8mWの消費電力で得るという設計です。

冷媒にはAIサーバーでも使われるフッ化系液体を採用しています。電気を通さず、マイナス60度から108度までの環境に耐えるため、内部の基板と隣り合わせでも扱えるという理屈です。これに超大型ベイパーチャンバーと複合液体金属を重ね、合計12層で熱を受け渡します。

REDMAGICは、日本市場で正式に発売されたゲーミングタブレットの中でAstra 2が水冷を積んだ最初の製品だとしています。ただしこれは同社が2026年9月に実施した自社調査に基づく表現で、対象も日本での正式発売品に限られます。世界を見渡した絶対的な一番という主張ではない点は押さえておきたいところです。

4.6GHzのSnapdragonと185HzのOLED

処理を担うのはSnapdragon 8 Elite Gen 5です。CPUは最大4.6GHz、GPUは最大1.2GHzで動き、前の世代と比べてCPUで約20パーセント、GPUで約23パーセントの性能向上をうたっています。冷却に力を入れた理由も分かりやすく、ピークの速さより長時間の安定を取りにいく構成です。

画面は9.06インチの2.4K OLED(2,400×1,504ドット)で、リフレッシュレートは最大185Hz、輝度は最大1,600ニトに達します。BOEと共同開発した発光材料X10を使い、消費電力を抑えながら表示品質を確保したとしています。上下左右とも4.9mmの細いベゼルで画面占有率は90.1パーセント。タッチチップはSynapticsのS3930で、独自のMAGICTOUCHにより最大2,000Hzのタッチサンプリングに対応します。

横持ちのまま充電できるデュアルUSB-C

バッテリーは8,300mAhで、最大75Wの急速充電に対応します。バッテリーを経由せず本体へ直接電力を送るバイパス給電も備え、充電しながら遊んでも発熱と劣化を抑えられる設計です。周辺機器へ電力を送るリバース充電も使えます。

拡張面で実用的なのがデュアルUSB-Cポートです。充電しながら有線イヤホンやコントローラーを挿せるうえ、短辺側のポート位置を調整したことで、横向きに構えたときケーブルが手に当たりにくくなっています。有線映像出力は4K・144Hzまたは8K・60Hzまで対応し、外部ディスプレイへゲームを映しながら本体で別のアプリを動かせます。

本体重量は363g。背面はカメラの出っ張りがないフルフラットで、CNC加工のオールメタルボディにガラス越しの青い冷却液とRGBライティングを組み合わせた、REDMAGICらしいスケルトン仕上げです。音まわりはN'Bass素材のデュアルスピーカーにSnapdragon SoundとDTS:Xの認証、2基のX軸リニアモーターによる4Dバイブレーションを備えます。ソフトウェアはAndroid 16ベースのREDMAGIC OS 11.5で、独自の大規模言語モデルを載せたAIアシスタントが攻略情報や編成の相談に答え、画面をなぞって調べる「かこって検索」も使えます。

価格と予約のスケジュール

カラーはStarfrost(シルバー)とEclipse(ブラック)の2色です。価格は12GB+256GBモデルが139,800円、16GB+512GBモデルが159,800円(いずれも税込)。

先行予約は9月9日正午から9月16日午前11時59分までで、REDMAGIC日本公式サイトが窓口になります。9月2日正午から9月9日午前11時59分までに公式サイトでメールアドレスを登録した人には1,000円クーポンが配られ、先行予約の割引と重ねると最大7,000円引きの132,800円、152,800円で購入できます。正式販売は9月16日正午からで、まずはREDMAGIC日本公式サイトが窓口になります。Amazonおよび各量販店での取り扱いは9月下旬の開始予定で、店舗ごとの販売状況は決まり次第、公式サイトの一覧で告知されるとしています。

実機に触れる機会も用意されています。渋谷のガジェット体験スペース「&count」で9月3日から9月20日まで先行体験会が開かれており、参加費は無料、事前予約制です。

まとめ

REDMAGIC Astra 2は、9.06インチ・363gという携帯性を保ったまま、圧電マイクロポンプによる液冷を12層の冷却機構に組み込んだゲーミングタブレットです。Snapdragon 8 Elite Gen 5と最大185HzのOLED、8,300mAhバッテリー、横持ちを考えたデュアルUSB-Cという構成で、長時間プレイの安定を狙っています。139,800円という価格は一般的なAndroidタブレットより高い部類ですが、冷却に振り切った設計を求める人には分かりやすい選択肢になりそうです。

出典: https://jp.redmagic.gg/pages/redmagic-astra-2-gaming-tablet-launch