Motorolaが、Androidスマートフォン「moto g37」シリーズを日本で発売します。SIMフリー版の「moto g37j」は7月31日発売で、公式ストアでの価格は3万8800円です。PANTONEが監修した4色を用意し、色ごとに素材と仕上げを変えたのが最大の特徴です。約6.7インチの120Hz対応ディスプレイと5,200mAhバッテリーを備え、ソフトバンクと楽天モバイル、NTTドコモも取り扱います。
色を「最後に選ぶもの」から主役に
このシリーズが打ち出しているのは、スペック表よりも先に色で選ぶという発想です。コンセプトは「イロをモトー。」で、カラーバリエーションはPANTONE Impenetrable(インペネトラブルグレイ)、PANTONE Nautical Blue(ノーティカルブルー)、PANTONE Capri(カプリシアン)、PANTONE Fuchsia Red(フューシャレッド)の4色です。
単なる塗り分けではなく、色ごとに素材と仕上げ加工そのものを変えているのがポイントです。その違いは重量にも表れており、インペネトラブルグレイが194g、残る3色が約196gと、わずかな差が出ています。手に取ったときの質感まで色で変わる設計です。
Motorolaの日本法人で代表取締役社長を務める北原秀文氏は、スマートフォンの色が長く「最後に選ぶ残りの選択肢」だったと振り返り、その順番を逆にしたと説明しています。「色で選ぶ楽しさを、価格で諦めさせない」という言葉に、エントリーモデルでデザインを主役に据えた狙いが表れています。なお、取り扱うカラーは販売店によって異なります。
約6.7インチ120Hz画面と5,200mAhバッテリー
ディスプレイは約6.7インチのフルHD+で、リフレッシュレートは最大120Hzに対応します。周囲の明るさに応じて輝度を上げる高輝度モードや、屋外での見やすさを狙った「ディスプレイカラーブースト」も備え、直射日光下での視認性に配慮しています。音まわりはDolby Atmos対応のステレオスピーカーです。
バッテリーは5,200mAhで、20WのTurboPower充電に対応します。ドコモ版の公表値では、充電にかかる時間は約120分です。エントリー価格帯では容量を削られがちな部分ですが、ここは上位機に迫る水準を確保しています。
メモリはチャネルで違う、5,000万画素カメラは共通
カメラは背面が約5,000万画素のメインと約800万画素の2眼構成で、前面のセルフィーカメラは約3,200万画素です。前面の画素数が背面の補助カメラを上回る構成で、自分撮りの機会が多い人には効いてきます。処理を担うのはMediaTekのDimensity 6300です。
注意したいのは、同じ「moto g37」でも販売チャネルによってメモリ容量が違う点です。オープン市場向けのmoto g37jは4GBメモリと128GBストレージで、AIを使うRAM Boostにより最大12GBまで拡張できるとしています。一方、ドコモ版の「moto g37 M-51G」は8GBメモリと128GBストレージです。ストレージはmicroSDカード(別売)で最大1TBの追加に対応します。買う場所で仕様が変わるため、購入前に確認しておきたいところです。
MIL規格準拠の堅牢性とおサイフケータイ
耐久面は、IP64相当の防滴・防塵とMIL-STD-810H準拠の堅牢性を備え、ディスプレイにはCorning Gorilla Glass 7iを採用します。ドコモ版のスペック表記では防水がIPX4、防塵がIP6Xとなっており、水没を前提にした性能ではありませんが、日常の雨や粉じんには対応できる水準です。
日本向けの作り込みとして、おサイフケータイ(FeliCa)に対応します。交通系ICカードやスマホ決済をそのまま使えるため、エントリーモデルからの乗り換えでも困りません。生体認証は指紋と顔の両方に対応し、本体サイズは約167×77×7.9mm、重量は約194gです。ドコモ版は5G SAとHPUE、さらに衛星と直接つながるdocomo Starlink Directにも対応します。
価格と発売日、販売チャネル
SIMフリー版のmoto g37jは3万8800円(税込、MOTO STORE販売価格)で、予約受け付けは7月24日に始まりました。発売日は7月31日です。取り扱いはMVNO各社、全国の主要家電量販店、公式オンラインストアのMOTO STORE、Amazonなどのオンラインショップです。
キャリア版は名称と時期が分かれます。ソフトバンクは「moto g37」として7月31日に発売し、予約は7月24日から受け付けています。楽天モバイルは「moto g37j」を扱います。ドコモは「moto g37 M-51G」として2026年10月中旬以降の発売を予定しており、事前予約は7月24日午前10時に始まりました。価格や発売時期は変更される場合があるため、詳細は各販売店の案内を確認してください。
まとめ
「moto g37」シリーズは、PANTONE監修の4色で素材と仕上げまで作り分けたエントリーモデルです。約6.7インチ120Hz画面、5,200mAhバッテリー、5,000万画素メインカメラ、Dimensity 6300、おサイフケータイ対応と、日常使いの要点を押さえつつ、SIMフリー版のmoto g37jは3万8800円で7月31日に発売されます。ソフトバンク版は同日、ドコモ版は10月中旬以降で、メモリ容量がチャネルによって4GBと8GBに分かれる点だけは押さえておきたいところです。
