モトローラが、新型スマートフォン「Edge 70 Max」を7月15日にインドで発表します。正式発表を前に、通販大手Flipkartの先行ページなどでおもな仕様が明らかになりました。最新のSoCであるQualcomm Snapdragon 8 Gen 5に、7,100mAhの大容量バッテリー、そしてEdge 70シリーズで初めてとなる本体内蔵の磁気ワイヤレス充電を組み合わせた、シリーズ最上位に位置づけられる構成です。
Flipkartの先行ページで発表前に仕様が判明
今回わかった内容は、モトローラの正式発表そのものではなく、インドのFlipkartが用意した先行ページやメーカーの事前告知から判明したものです。発表イベントは現地時間の7月15日昼に予定されており、その場で価格や販売構成が正式に公表される見込みです。
Edge 70 Maxは、5月から続いてきたリーク情報やティザー広告の締めくくりとなるモデルです。上位のチップセットと磁気ワイヤレス充電への対応が明かされたことで、正式発表前ながら製品像はかなり具体的に見えてきました。名前のとおり、薄型を売りにしてきたEdge 70シリーズのなかで、性能と装備を最大限に引き上げた1台という位置づけになります。
Snapdragon 8 Gen 5とベイパーチャンバーで高い処理性能
心臓部には、3nmプロセスで製造される最新のハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 5」を採用します。組み合わせるメモリーは最大12GBのLPDDR5Xで、性能評価アプリのAnTuTuでは300万点を超えるスコアが見込まれるとしています。
高い性能を安定して引き出すため、放熱にも力を入れています。本体には5,500平方ミリメートルの大型ベイパーチャンバー(蒸気を使った冷却機構)を搭載し、負荷の高い処理でも発熱を抑える設計です。モトローラは端末内で完結するAI処理の性能が前世代からおよそ46パーセント向上したと説明しており、写真編集や文章生成といったオンデバイスAIの体験向上を見込んでいます。
7,000ニトのQHD+有機ELと磁気ワイヤレス充電
ディスプレイは、6.82型のQHD+解像度で、表示のなめらかさと省電力を両立するLTPOパネルを採用します。リフレッシュレートは最大144Hz、ピーク輝度は7,000ニトに達し、屋外でも見やすい明るさを確保しています。10bitの色深度とDCI-P3の広色域に対応し、表面はCorningのGorilla Glass 7iで保護されます。画面占有率は95.12パーセントと高く、狭額縁のデザインです。
バッテリーは7,100mAhと大容量で、90Wの有線急速充電に対応します。さらに注目したいのが、25Wの磁気ワイヤレス充電への対応です。マグネットで位置を合わせて充電できるこの方式を本体に内蔵するのは、Edge 70シリーズでは初めてとなります。ケーブルを挿さずに手軽に充電でき、対応アクセサリーとの相性の良さも期待できます。本体はアルミ合金のフレームとガラス製の背面パネルを採用し、上位機らしい質感に仕上げています。
カメラと本体色、残る焦点は価格
カメラは、背面のメインにソニー製イメージセンサー「LYT-710」を使った5,000万画素カメラを搭載すると見られています。センサーサイズは1/1.56型と大きめで、暗所や逆光でも情報量の多い写真が期待できます。カメラ部分のデザインは、Lenovoのゲーミング端末「Legion Y70」に近い配置になるとされています。本体色は、グリーン、ライトブルー、ブラックの3色展開が予想されています。
一方で、最も気になる価格は現時点で公表されていません。日本国内での展開も予告されておらず、まずはインド市場向けのモデルとして登場します。上位SoCと磁気ワイヤレス充電という充実した装備が、どの程度の価格で提供されるのかが、7月15日の発表に向けた最大の焦点になりそうです。
まとめ
Edge 70 Maxは、Snapdragon 8 Gen 5と最大12GBメモリー、7,100mAhバッテリー、90W有線と25W磁気ワイヤレス充電、そして6.82型7,000ニトのQHD+ LTPO有機ELを備えた、Edge 70シリーズの最上位モデルです。大型ベイパーチャンバーによる冷却や、シリーズ初となる本体内蔵の磁気ワイヤレス充電など、装備面での見どころは多く用意されています。残る価格と正式な販売構成は、7月15日のインドでの発表イベントで明らかになります。
