ライソンが、家庭用ゲーム機「レトロスティック イーハトーヴォ物語」を2026年8月1日に発売しました。テレビのHDMI端子に挿すだけで遊べるスティック型の本体に、1993年のスーパーファミコン用ソフト「イーハトーヴォ物語」を1本収録した製品です。宮沢賢治の生誕130年に合わせた企画で、参考小売価格は6,600円(税込)となっています。

本体はHDMIに挿すだけ、コントローラーはワイヤレス

本体はW95×D34×H10mm、質量25gのスティック型です。テレビのHDMIポートに挿し込み、USBポートから給電すればそのまま起動します。テレビ側にUSBポートがない場合は、手持ちのUSB-ACアダプターを使ってコンセントから電源を取ることもできます。電源ケーブルはType-A to Cで、テレビの端子配置が悪い場合に備えて入力延長ケーブルも同梱されます。

操作にはワイヤレスコントローラーを使います。W118×D46×H15mm、40gで、電源は単4電池2本(別売)です。据え置き機のようにケーブルを引き回す必要がないため、テレビ裏に挿した本体からソファまでの距離を気にせずに済みます。本体とコントローラーはどちらもABS樹脂製で、セット内容はスティック本体、ワイヤレスコントローラー、USB電源ケーブル、入力延長ケーブルの4点です。

この手のエミュレータースティックは、電源とディスプレイをテレビ側に丸投げできるぶん筐体を小さくできるのが利点です。25gという質量は、収納場所を用意するというより挿しっぱなしにしておく前提の重さと言えます。

収録されているのは1993年の「イーハトーヴォ物語」1本

収録タイトルは「イーハトーヴォ物語」のみで、1人プレイ専用です。原作はヘクトが1993年に発売したスーパーファミコン用ソフトで、宮沢賢治が描いた理想郷「イーハトーヴォ」を舞台にしています。

プレイヤーは旅人となり、賢治が遺したとされる「失われた7つの手帳」を探して物語世界を巡ります。下敷きになっているのは「セロ弾きのゴーシュ」「銀河鉄道の夜」といった賢治の代表作ですが、展開はゲームとして独自に組み立てられているため、原作を読んでいない人でも筋を追えるつくりです。音楽は多和田吏による18曲のオリジナル楽曲が収録されています。著作権表記は©SEKIです。

原作は発売から30年以上が経ち、中古市場で高値がつく状態が続いていました。ライソンによれば、開発元のヘクトには「もう一度遊びたい」という声が長く寄せられていたとのことで、テレビに挿すだけで動くエミュレータースティックが一般化したことが今回の復刻を後押ししたと説明しています。

遊ぶための1台か、飾るための1台か

パッケージは1993年当時のデザインを思わせる意匠が採用されています。中身がソフト1本である以上、価格の6,600円をどう見るかは、当時のパッケージごと手元に置きたいかどうかで変わってきます。中古のスーパーファミコン本体とソフトを揃える手間と、動作環境をHDMIのテレビに合わせる手間を考えると、6,600円で完結する選択肢には一定の合理性があります。

一方で、収録タイトルは1本のみです。複数タイトルを収録した同種の製品と比べると本数では見劣りしますので、「イーハトーヴォ物語」そのものに思い入れがあるか、賢治作品の世界をゲームで辿ってみたいか、という動機がそのまま購入判断になりそうです。

製品概要

項目 内容
製品名 レトロスティック イーハトーヴォ物語
製品コード KTFC-019B
JAN 4573468827121
電源 本体:USB電源/コントローラー:単4電池×2本(別売)
サイズ 本体:W95×D34×H10mm/コントローラー:W118×D46×H15mm
質量 本体:25g/コントローラー:40g
材質 本体・コントローラー:ABS樹脂/ケーブル:ポリ塩化ビニル
参考小売価格 6,600円(税込)
発売日 2026年8月1日

販売場所は量販店、玩具専門店、ホビーショップ、楽天ブックスです。

まとめ

「レトロスティック イーハトーヴォ物語」は、テレビのHDMI端子に挿すだけで1993年の「イーハトーヴォ物語」が遊べる6,600円のゲーム内蔵スティックです。25gの本体とワイヤレスコントローラーという構成で、設定らしい設定は必要ありません。収録は1タイトルのみですが、宮沢賢治生誕130年の記念企画として、当時のパッケージデザインごと手元に残せる製品に仕上がっています。