iQOOが7月24日、エントリー向けの5Gスマートフォン「iQOO Z11 Lite」をインドで発表しました。6.74インチの120Hz対応ディスプレイに6,500mAhの大容量バッテリー、ソニー製の5,000万画素カメラを組み合わせ、19,499ルピー(約3万3000円)からという手ごろな価格に仕上げています。発売は7月30日を予定しています。
6.74インチ120Hz画面とMediaTek Dimensity 6300
ディスプレイは6.74インチのHD+液晶で、リフレッシュレートは120Hzに対応します。ピーク輝度は最大1,200ニトとされ、屋外でも見やすい明るさを備えます。この価格帯では60Hzの画面もまだ珍しくないため、なめらかな表示に対応した点は日常の使い勝手に効いてきます。
処理を担うのはMediaTekのDimensity 6300です。メモリは最大6GB、ストレージは最大256GBで、microSDカードによる容量の追加にも対応します。最新の重い3Dゲームを高画質で動かすような用途よりも、SNSや動画視聴、ウェブ閲覧といった毎日の操作を安定してこなすことを狙ったチップ構成です。
6,500mAhバッテリーとソニー製50MPカメラ
魅力の中心は6,500mAhの大容量バッテリーです。充電は44Wの急速充電に対応し、容量の割に待たされにくいのが利点です。iQOOは約1,600回の充電サイクルを経ても容量の80パーセント以上を保つとし、おおよそ5年分の電池寿命をうたっています。さらに、手持ちの端末を本機から給電できるリバース充電にも対応し、いざというときのモバイルバッテリー代わりにもなります。
カメラは背面にソニー製のイメージセンサー「IMX852」を用いる5,000万画素のメインカメラを搭載します。これに補助的なセンサーを組み合わせ、前面には水滴型ノッチに収めた500万画素のインカメラを備えます。派手なマルチカメラ構成ではありませんが、メインに実績のあるセンサーを据えることで、日常の撮影の質を確保しようという狙いがうかがえます。
OriginOS 6のAI機能とタフさ
ソフトウェアはAndroidをベースにした「OriginOS 6」を搭載します。GoogleのAIアシスタント「Gemini」に対応するほか、文章の要約や書き換え、翻訳、アイデア出しを助ける「AI Creation」、会議や講義の音声をその場で文字起こし・翻訳・要約する「AI Captions」といったAI機能を利用できます。エントリー機でもAIを日常の道具として使える流れが、着実に広がっていることを感じさせます。
本体はIP65の防塵・防水に対応し、耐衝撃性を高めたミリタリーグレードの堅牢性もうたっています。指紋認証センサーは側面に配置し、着信や通知を色で知らせるマルチカラーのライトも備えます。通信面では5Gに加え、デュアルバンドWi-FiやBluetooth 5.4、GPSに対応します。ソフトウェア更新は2年分のAndroid OSアップデートと4年分のセキュリティ更新が約束されています。
価格と発売、位置づけ
iQOO Z11 Liteの価格は、4GB+128GBモデルが19,499ルピー(約3万3000円)、6GB+128GBモデルが21,499ルピー(約3万7000円)、6GB+256GBモデルが24,499ルピー(約4万2000円)です。カラーはMidnight BlueとSolar Flameの2色で、7月30日から現地のAmazonやvivoの店舗などを通じて販売されます。
※1ルピー=約1.7円換算(2026年7月24日時点)
今回のモデルは今のところインド市場向けで、日本での発売は案内されていません。ただ、6,500mAhの電池と120Hzの画面、防塵・防水、そしてAI機能までを約3万円台に詰め込む構成は、価格を抑えつつ日常の満足度を底上げしたい人に向けた、堅実な一台と言えそうです。
まとめ
iQOOは、エントリー向け5Gスマートフォン「iQOO Z11 Lite」をインドで発表しました。6.74インチ120Hz液晶、MediaTek Dimensity 6300、6,500mAhバッテリー(44W急速充電)、ソニー製50MPカメラを備え、OriginOS 6ではGeminiやAI Creation、AI CaptionsといったAI機能に対応します。IP65やミリタリーグレードの堅牢性も押さえつつ、価格は19,499ルピー(約3万3000円)から。発売は7月30日で、現状はインド市場向けの展開です。
