SAMSUNGが7月22日のGalaxy Unpackedで発表するとみられる折りたたみスマートフォンについて、発表を待たずに詳細な仕様が出回っています。今回は標準モデルのGalaxy Z Fold 8だけでなく、上位に置かれるGalaxy Z Fold 8 Ultraの内容もほぼ出そろいました。2機種の差は画面サイズとカメラに集中しており、価格差はドイツで200ユーロと報じられています。
Ultraは画面もカメラも別物
流出した仕様で目を引くのは、Fold 8 UltraがFold 8の単なる大型版ではない点です。
Fold 8 Ultraのメインディスプレイは8インチで、解像度は2504×2256とされています。現行のGalaxy Z Fold 7が2184×1968だったことを踏まえると、面積だけでなく精細さも一段上がる計算です。カバーディスプレイは6.5インチの2520×1080で、閉じたまま使う場面でも縦に長い一般的なスマートフォンに近い操作感になりそうです。リフレッシュレートは内外とも120Hzとされています。
カメラの差はさらに明快です。Fold 8 Ultraのリアカメラは2億画素の広角(光学式手ブレ補正あり)、1000万画素の3倍望遠、5000万画素の超広角という3眼構成とされています。超広角がこれまでの1200万画素から5000万画素へ引き上げられている点は、折りたたみ機で弱点になりがちだった画質の底上げにつながる部分です。フロントカメラはカバー側・メイン側ともに1000万画素です。
標準モデルのFold 8は現実的なまとまり
一方のGalaxy Z Fold 8は、メインディスプレイが7.6インチの2448×1848、カバーディスプレイが5.5インチの1972×1248という構成です。パネルはDynamic AMOLED 2Xで、こちらも120Hz駆動とされています。
本体は開いた状態で厚さ4.5mm、外形は161.4×123.9mm、重量は201gと報じられています。防水・防塵はIP48相当です。カメラはリアが5000万画素の広角(光学式手ブレ補正あり)と5000万画素の超広角の2眼で、望遠は省かれる形になります。バッテリーは4,800mAhで、45Wの急速充電に対応するとされています。
厚さと重さを比べると、Fold 8 Ultraは4.1mmとFold 8より薄い一方、重量は218gとやや重くなります。画面を大きくしながら薄型化を進めた結果、部材の密度が上がったと読める数字です。Ultraのバッテリーは5,000mAhに増え、充電速度は45Wで共通とされています。
プロセッサーは共通、分けたのはメモリー構成
処理性能まわりは2機種で共通です。いずれもQualcommのSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載するとされ、素の性能で上下を分ける設計にはなっていません。
RAMとストレージの組み合わせは、Fold 8が12GB+256GB/512GB/1TBで、最上位ストレージのみ16GBになるとみられます。Fold 8 Ultraは12GB+256GB/512GB、または16GB+1TBという構成が挙がっています。大容量を選んだときだけメモリーも増える形は、近年のSAMSUNG製フラッグシップで定着したやり方です。
カラーはFold 8がGraphite、Cream、Lavender、そして直販限定のPistachioの4色。Fold 8 UltraはGraphite、Cream、Violet Shadowに、直販限定のGreen Shadowを加えた4色とされています。
価格は200ユーロ差、日本での見え方
ドイツでの価格は、Fold 8が1,999ユーロ(約37万円)から、Fold 8 Ultraが2,199ユーロ(約40万円)からと報じられています。上位モデルの上乗せは200ユーロ(約3万7000円)で、画面の大型化と望遠カメラの追加を考えると抑えた設定と言えます。
※1ユーロ183円換算(2026年7月20日時点)
日本では現行のGalaxy Z Fold7の256GBモデルが265,750円で販売されています。欧州価格で標準モデルが前世代とほぼ同水準に据え置かれていることを考えると、Fold 8の国内価格も大きくは動かない可能性があります。ただし国内価格は為替や輸入コスト、SAMSUNG自身の販売戦略で決まるため、欧州の上昇率をそのまま当てはめて予測するのは早計です。
発表前情報として見ておきたい点
ここまで挙げた内容は、いずれも正式発表前の情報です。仕様表が実機と一致する保証はなく、直前の変更や地域ごとの構成違いも珍しくありません。特に日本での取り扱いの有無と発売時期、国内価格は、この種の流出情報でも精度が落ちやすい項目です。
Fold 8 Ultraという名前で上位モデルを分ける構成自体、SAMSUNGの折りたたみラインでは新しい動きにあたります。標準モデルとの間に望遠カメラと画面サイズという分かりやすい線を引いてきた点は、Ultraを名乗る他シリーズとの整合も取れています。実際にどう位置づけられるかは、当日の説明を見る必要があります。
まとめ
Galaxy Z Fold 8は7.6インチのメインディスプレイと5000万画素の2眼カメラ、Galaxy Z Fold 8 Ultraは8インチのメインディスプレイと2億画素を含む3眼カメラという構成が流出しています。プロセッサーはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyで共通、価格差はドイツで200ユーロです。答え合わせは7月22日のGalaxy Unpackedになります。
