Appleが、年内に量産する初の折りたたみiPhoneの生産計画を、従来見込みの700万〜800万台から約1000万台へ引き上げたと報じられています。折りたたみ機は上位モデルとともに2026年秋の投入が見込まれ、「iPhone Ultra」の名称で登場するとのうわさもあります。ヒンジ(折りたたみ部の可動機構)の技術課題はおおむね解決したとされますが、いずれも正式発表前の情報であり、最終的な内容は変わる可能性があります。
折りたためることが何故 "Ultra" なのか、疑問は残る。
iPhone 11 Proから毎年iPhoneを買い替えてきた筆者も流石に折りたたみは買わないなぁ・・。
供給網への発注を1000万台規模へ
複数の報道によると、Appleは部品メーカーに対し、年内に約1000万台の折りたたみiPhoneを生産できるよう準備を求めたとされます。数か月前の見込みは700万〜800万台程度だったとされ、そこからの上方修正にあたります。
Appleは2026年下期(7〜12月)だけで、およそ8000万台分のスマートフォン部品をすでに確保したとされます。この中には「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」と、初の折りたたみモデルが含まれます。2026年通年の生産台数は2億2000万台を超える見通しとされ、一部の部品メーカーには下期に最大8500万台規模の新型iPhoneの発注が伝えられたとの情報もあります。あわせて、既存の「iPhone 17」向け部品を次期「iPhone 18」シリーズへ回すよう求めているとされます。
メモリ不足のなかで際立つ調達力
今回の増産が注目されるのは、スマートフォン業界全体が半導体メモリの不足に直面しているためです。報道では、Xiaomi、OPPO、vivoといった中国メーカーが、いずれも年間の生産目標を1億台未満へ引き下げたと伝えられています。そのなかでAppleは、大量発注による強い調達力を背景に、他社より有利な立場を保っているとされます。部品の奪い合いが起きる局面では、確保できる数量そのものが競争力へ直結します。
ヒンジの課題は解決も、初期出荷は絞り込みか
折りたたみiPhoneをめぐっては、折り曲げ部分のヒンジに関する技術的な問題が指摘されてきました。今回の情報では、その課題はおおむね解決へ向かったとされています。ただし、量産の立ち上げには慎重さも残り、発売直後の初期出荷は比較的小規模にとどまる可能性があると見られています。本格的な増産は、年末に近づいてから始まるとの観測です。
価格は40万円超の見通し 上位機の値上げにも波及か
気になる価格ですが、調査会社IDCは、折りたたみiPhoneの平均販売価格を2,500ドル(約40万円)と予測しています。ストレージ容量の大きい構成では、3,000ドル(約48万円)に達する可能性もあるとしています。
※1ドル=161円換算(2026年7月3日時点)
Appleは先月、半導体メモリやストレージの価格上昇を理由に、MacとiPadを値上げしました。一方で現行の「iPhone 17」シリーズは据え置かれています。今後、新型iPhoneの投入に合わせて、シリーズ全体で価格改定に踏み切る可能性が取り沙汰されています。
想定されるスペックと投入時期
折りたたみiPhoneは、開いた状態で使う内側に7.8インチ、閉じた状態で使う外側(カバーディスプレイ)に5.5インチの画面を備えるとうわさされています。生体認証は顔認証のFace IDではなく、指紋認証のTouch IDを採用するとされ、プロセッサーには新型の「A20」チップ、通信にはApple独自開発の「C2」モデムが載るとの見方が出ています。投入時期は、上位の「iPhone 18 Pro」系と同じく2026年秋が見込まれています。
まとめ
Appleは、初の折りたたみiPhoneの生産計画を約1000万台へ引き上げたと報じられています。業界全体のメモリ不足のなかでも、強い調達力を武器に量産へ動いている構図です。ヒンジの課題はおおむね解決したとされる一方、発売直後の供給は絞られる可能性があり、価格も40万円を超える高価格帯になるとの予測が出ています。いずれも正式発表前の情報であり、最終的な仕様や価格、時期はAppleの発表を待つ必要があります。
