Anker Japan は 2026 年 4 月 20 日、Anker Prime シリーズの新フラグシップとなるモバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank (20100mAh, 220W)」と、本体を最大 100W で急速充電できる専用の「Anker Prime Charging Base (150W, 3 Ports)」、さらに両者をひとまとめにしたセットモデルを発売しました。

本体単独では 19,990 円、セットモデルは 28,990 円という価格設定で、ノート PC を 2 台同時に高速充電できる据え置き電源と、機内持ち込みできる大容量モバイルバッテリーを 1 つの環境にまとめられるのが特徴です。

単ポート最大 140W、合計 220W 出力の中身

新モデルは USB-C ポートを 2 つと USB-A ポートを 1 つ備え、USB-C はどちらも単ポート最大 140W 出力に対応します。3 ポート同時利用時は最大 220W (100+100+20W) で、MacBook Pro クラスのノート PC を 2 台同時に急速充電できる構成です。容量は 20100mAh で、Anker は iPhone であれば約 4 回分の充電が可能としています。本体への入力も最大 100W に対応し、約 25 分で 50% まで充電できると説明されています。

サイズは約 147 × 44 × 51mm、重さは約 520g で、Anker は「iPhone 17 Pro Max よりも縦幅がコンパクト」と訴求しています。日本の機内持ち込み目安となる 100Wh 以下の容量に収まっており、PSE 技術基準にも適合済みです。

専用の Anker アプリと Bluetooth で連携することで、各ポートの出力や残量、充電履歴の確認、機器ごとの最適な充電モードの選択ができる点も Anker Prime シリーズらしい仕様です。本体側面にはディスプレイがあり、アプリを開かなくても出力ワット数や残量を直接読み取れます。

デスクで 6 ポート、外出時はそのまま持ち出せるセットモデル

同時に発売された専用充電ベース「Anker Prime Charging Base (150W, 3 Ports)」は、本体底面のポゴピンを介してケーブルなしで Power Bank を最大 100W で急速充電できる据え置き型のドックです。

ベース側にも USB-C × 2 と USB-A × 1 を備えるため、Power Bank を載せた状態であれば本体側 3 ポート + ベース側 3 ポートで合計 6 ポートを同時に使えます。デスクでは充電ステーション、外出時はベースから外してそのまま持ち出すという使い方を想定した設計です。

サイズはベース本体が約 103 × 103 × 23mm、重さ約 350g で、ノート PC やタブレットの脇に置けるサイズに収まっています。

24 ヶ月の製品保証に加えて、Anker 会員登録で 6 ヶ月の保証延長が付くため、長期的に使う前提の据え置き機器としても見やすい構成と言えます。

国内航空各社の機内持ち込みルール変更とのタイミング

今回の発売は、国内航空大手のモバイルバッテリーに関するルール改定と時期が重なっています。全日空と日本航空は 2026 年 4 月 24 日搭乗分から、容量にかかわらず 1 人あたり 2 個までという機内持ち込み個数の上限と、機内でのモバイルバッテリーへの充電・他機器への給電の禁止を新ルールとして適用しました。

出典: 全日空「モバイルバッテリーの取り扱い変更について」(https://www.ana.co.jp/ja/jp/special-notice/001379.html) / 日本航空「モバイルバッテリーの機内持ち込み個数および充電に関するルール変更」(https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2026/other/260330/)

新ルールは航空法に基づく罰則 (2 年以下の拘禁刑または 100 万円以下の罰金) も伴うものです。1 人 2 個の制約があるなかで持ち運ぶ 1 つを選ぶ場合、容量とポート数のバランスで選択肢が絞られる傾向があり、20100mAh で 100Wh 制限内に収まりつつ単ポート 140W のノート PC 急速充電にも対応する今回のモデルは、出張用途では選びやすい候補に入ってきます。

一方で、機内では本体の充電も給電もできなくなったため、出発前のフル充電と、移動中はモバイルバッテリー側を温存する運用が前提になります。

なお Anker Japan も同社のオウンドメディアで、新ルールの適用範囲と運用上の注意点を公開しています。

Anker Japan 公式オンラインストア「2026 年 4 月から新ルール — モバイルバッテリーを飛行機に持ち込む際のルールを解説」(https://www.ankerjapan.com/blogs/magazine/mobilebattery-ontheplane)

まとめ

Anker Prime Power Bank (20100mAh, 220W) は、単ポート 140W のノート PC 急速充電と、専用ベースを併用したときの 6 ポート同時充電を 1 つのエコシステムでまとめたフラグシップモデルです。

価格は単体 19,990 円、セットモデル 28,990 円で、初回出荷分には 10% オフのクーポンも提供されています。航空各社のモバイルバッテリー規制が 4 月 24 日から強化されたタイミングと重なるため、出張・移動の多い読者には機内持ち込み可否や出発前の運用方法も含めて検討する価値のある 1 台と言えます。