ASUS は 2026 年 5 月 15 日、League of Legends 世界王者の eスポーツチーム T1 とのコラボレーションによる限定グラフィックボード「T1 GeForce RTX 5070」と「T1 GeForce RTX 5060 Ti」を発表しました[1]。それぞれ 12GB GDDR7 メモリ搭載の RTX 5070 OC Edition、8GB GDDR7 搭載の RTX 5060 Ti OC Edition がベースで、バックプレートには T1 選手のポートレートとサインがあしらわれています[1][2]。発売に合わせて、ファン参加型キャンペーン「We Are T1」も 2026 年 6 月 30 日まで実施されます[1]。
League of Legends 世界王者 T1 とのコラボレーション
T1 は韓国を拠点とする eスポーツ組織で、世界最大級のタイトルである League of Legends の世界選手権で複数回の優勝経験を持つ強豪チームです[1]。今回の T1 GeForce RTX 5070 / RTX 5060 Ti は、その T1 と ASUS が共同で意匠を手掛けた限定モデルで、競技シーンの世界観をハードウェアに落とし込んだコレクター向けの位置付けになります[1][3]。
T1 の COO である Josh Ahn 氏は ASUS のプレスリリースで「業界リーダーである ASUS と力を合わせ、エリート競技者の精神と最先端の性能を融合させた。ファンが望んできたコラボだ」とコメントしています[1]。GPU 性能そのものを引き上げる製品ではなく、エディション違いとして既存の ASUS グラフィックボード基板に専用デザインと特典を加えた仕様です[1][3]。
併せて発表された「We Are T1」キャンペーンでは、ファンが思い出のシーンや創作物を投稿することで、韓国 T1 体験ツアー(国際線の航空券は対象外)10 名分や、T1 GeForce RTX 5070 / 5060 Ti 各 4 枚が抽選で当たります[1]。応募期間は 2026 年 5 月 15 日から 6 月 30 日までで、応募ページは asus.com/content/ASUST1Gaming から確認できます[1]。
RTX 5070 はブラック基調、RTX 5060 Ti はレッド基調のデザイン
上位モデルにあたる T1 GeForce RTX 5070 は、ブラックとホワイトを基調に T1 のシンボルカラーであるレッドを差し色にした落ち着いた配色を採用しています[1]。フロントとバックプレートに T1 ロゴを配し、バックプレートには T1 所属選手のシルクスクリーンプリントとサインを並べることで、競技シーンの記録としての側面を持たせています[1][2]。基板自体は 2.5 スロット厚に抑えられており、12GB GDDR7 メモリと OC 設定を備えながら一般的なミドルタワーケースに収まる寸法に設計されています[2]。
一方の T1 GeForce RTX 5060 Ti は、レッドとホワイトを大胆に配したよりスポーティな配色で、T1 ロゴを再解釈したダイナミックなビジュアル要素を取り入れています[1]。こちらもフロントとバックプレートにロゴを配置し、選手のスタイライズされたシルエットとサインをバックプレートに刻む構成です[1]。メモリは 8GB GDDR7 で、上位モデルより導入しやすい価格帯を想定したエントリー〜ミドルクラスのファン向けエディションという位置付けになります[3][4]。
両モデルとも、限定バンドルとして T1 デザインのマグネットとステッカーが同梱されます[1][2]。さらに、ASUS の GPU チューニングツール「GPU Tweak III」には T1 チームが手掛けた専用テーマが追加されており、オーバークロック設定や温度モニタリングの画面まで T1 仕様で統一できます[1][2]。
共通する Axial-tech / MaxContact / Auto-Extreme 技術
エディション違いとはいえ、基本となる冷却・製造技術は ASUS の現行 GeForce RTX 50 シリーズと共通です[1]。3 基の Axial-tech ファンはハブを小型化してブレードを延長し、バリアリングで下向きの風圧を高める設計で、デュアルボールベアリングは一般的なスリーブベアリングと比べて寿命が最大 2 倍に達するとされています[1]。軽負荷時にはファンを停止して無音動作にする「0dB Fan Technology」と、静音 BIOS と性能 BIOS を切り替えられる Dual BIOS スイッチも備えます[1]。
冷却性能の中核を担うのが「MaxContact」加工で、GPU と密着するヒートスプレッダの表面積を従来比で 5% 拡大することで、温度を最大 2℃ 低減すると ASUS は説明しています[1]。基板側ではすべてのはんだ付けを 1 パスで完了させる Auto-Extreme 製造プロセスを採用し、製造時の消費電力と環境負荷の低減と引き換えに信頼性を高めています[1][2]。加えて「ASUS GPU Guard」と呼ばれる補強機構が基板の四隅に接着剤と固定ブラケットを配置し、装着時の傾きと垂れを抑える役割を担います[1]。
T1 エディション特有の価格や、日本国内での販売時期・価格について、本プレスリリース時点では公表されていません[1]。GPU 自体は既存の ASUS RTX 5070 OC / RTX 5060 Ti OC ベースのため、コア仕様は同シリーズのリファレンスに準じます[2][4]。
まとめ
ASUS の「T1 GeForce RTX 5070 / RTX 5060 Ti」は、League of Legends 世界王者 T1 とのコラボレーションによる限定エディションで、RTX 5070 OC(12GB GDDR7) と RTX 5060 Ti OC(8GB GDDR7) をベースに T1 選手のサインとロゴを刻んだバックプレートが特徴です。Axial-tech 冷却や MaxContact、Auto-Extreme といった ASUS の現行技術はそのまま継承され、GPU Tweak III には T1 専用テーマが追加されます。性能を引き上げるリビジョンではなく、コレクター・ファン向けの意匠面での差別化が中心で、6 月 30 日まで実施される「We Are T1」キャンペーンと併せて展開されます。
出典[1]: https://press.asus.com/news/press-releases/asus-t1-geforce-rtx-5070-5060ti-graphics-cards/
出典[2]: https://www.asus.com/motherboards-components/graphics-cards/asus/t1-rtx5070-o12g-gaming/
出典[3]: https://videocardz.com/newz/asus-announces-t1-editions-of-geforce-rtx-5070-and-rtx-5060-ti-cards
出典[4]: https://www.asus.com/motherboards-components/graphics-cards/asus/t1-rtx5060ti-o8g-gaming/
