Nubiaは、ゲーミングブランド「RedMagic」から新しい有線イヤホンを中国で発売しました。価格は89元(約2,100円)からと手頃で、3.5mmヘッドホンジャック版とUSB-C版の2モデルを同時にそろえています。14.2mmのダイナミックドライバーを搭載し、ゲーム中の足音や銃声を聞き取りやすく調整した点が特徴です。完全ワイヤレスが主流のいま、あえて有線にこだわった割り切りの良い1台といえます。

あえて有線、しかも接続端子を選べる

今回の製品でまず目を引くのが、接続方式を2種類から選べる点です。1つは昔ながらの3.5mmヘッドホンジャック版、もう1つはUSB-C版で、どちらも同じタイミングで販売されます。

ヘッドホン端子を備えないスマートフォンが増える一方、有線接続を残した古いノートパソコンや携帯ゲーム機も現役です。手持ちの機器に合わせて端子を選べるのは、地味ながら実用的な配慮といえます。

有線接続には、ワイヤレスのようにペアリングや充電を気にせず使え、遅延がほとんど発生しないという利点があります。一瞬の判断が勝敗を分けるゲームでは、音の遅れが小さいことがそのまま有利に働きます。バッテリー切れの心配がない点も、長時間プレイでは安心材料です。

14.2mmドライバーとゲーム向けの音作り

音を鳴らす中心部品には、口径14.2mmのダイナミックドライバーを採用しました。型番はWH4008で、再生周波数帯域は20Hzから20kHz、定格出力は5mWとされています。

ゲーミングを掲げるだけあって、音のチューニングも競技性を意識しています。複合素材の振動板を使い、足音や銃声といった位置の手がかりになる音を際立たせる方向で調整されています。対戦中に敵の接近をいち早く察知したいプレイヤーにとっては、こうした空間把握のしやすさが武器になります。

長時間でも疲れにくいセミインイヤー設計

装着感にも工夫が見られます。耳の穴を密閉するシリコンチップ式ではなく、耳に軽く乗せるセミインイヤー型を採用しました。圧迫感が少ないため、長時間のプレイや音楽鑑賞でも疲れにくい構造です。

本体はスペースグレーの金属仕上げで、RedMagicのロゴをレーザー刻印しています。ケーブルはしなやかな素材を使い、かばんやポケットに入れても絡まりにくいよう配慮されています。

操作系としては、3ボタンのインラインリモコンとマイクを備えます。音量調整、再生と一時停止、曲送り、着信応答や拒否に加え、画面に触れずに音声アシスタントを呼び出せます。通話やボイスチャットにもそのまま使える構成です。

価格と販売状況

中国国内では、ECサイトのJD.comで89元(約2,100円)から販売されています。海外向けの公式ストアでは21.90ドル(約3,500円)前後で扱われており、いずれにしても気軽に試せる価格帯です。

※為替レート(2026年6月12日時点):1人民元=約23.7円、1米ドル=約160円換算

完全ワイヤレスイヤホンの低価格化が進むなかで、あえて有線という選択肢を低価格で投入してきた点が興味深いところです。遅延の少なさや充電不要といった有線ならではの強みは、ゲーム用途では今も色あせていません。

まとめ

RedMagicの新しい有線ゲーミングイヤホンは、14.2mmドライバーとゲーム向けの音作り、接続端子を選べる柔軟さを、89元(約2,100円)からという手頃な価格で実現しました。完全ワイヤレス全盛の時代に有線の利点を再評価する1台として、低遅延や充電不要を重視するゲーマーや、ヘッドホン端子を活用したいユーザーにとって選びやすい製品といえます。