パイオニアが、Nintendo Switch 2とスマートフォンに取り付けて使うポータブルゲーミングスピーカー「TQ-PG400」を9月中旬に発売します。ゲーミングスピーカーブランド「SOUND TECTOR」シリーズの新モデルで、カラーはブラックの「TQ-PG400K」とホワイトの「TQ-PG400WB」の2機種。価格はオープン価格で、市場想定価格は12,000円前後です。本体にバッテリーを持たず、ゲーム機側から給電して鳴らす割り切った設計になっています。
挟むだけで完結する電池レス設計
TQ-PG400は、携帯ゲーム機やスマートフォンの下側から挟み込むように装着するタイプのスピーカーです。正面のUSB Type-C端子を本体に差し込むと、それだけでセットアップが完了します。
注目したいのは電池を積んでいない点です。接続したゲーム機やスマートフォンから直接給電するため、スピーカー側を充電する手間も、使いたいときにバッテリーが切れている心配もありません。ペアリング作業も不要です。ワイヤレススピーカーが当たり前になった今、あえて有線・電池レスに振ったのは、携帯ゲーム機の使い方を素直に見た結果だと言えます。
一方で、スピーカーが本体の電力を分け合う形になるため、ゲーム機側の駆動時間には影響します。そのための備えが側面に用意された充電専用のUSB Type-Cポートです。ここにケーブルをつなげば、ゲーム機やスマートフォンを充電しながらプレイできます。動画視聴用の充電スタンドとしても使える構成です。
Diracの信号処理と「WIDEモード」
音を作っているのは、パイオニアが長年のスピーカー開発で蓄積した音響技術と、スウェーデンのDirac Research ABによる音響信号処理技術の組み合わせです。Diracの処理は声の明瞭さと聞き取りやすさを高める方向に効き、小型のダイナミック型ドライバーでも輪郭のある音を出せるとしています。
もう1つの柱が「WIDEモード」です。左右のスピーカーから出た音が反対側の耳にも回り込んでしまう現象を打ち消すクロストークキャンセルの信号処理で、ステレオ効果を最大化して音場を左右に広げます。本体幅120mmという小ささでは物理的に左右の間隔を稼げないため、信号処理で音の広がりを作りにいったわけです。ゲーム内の足音や環境音の方向感を重視する人には、ここが実際の使い勝手を左右する部分になりそうです。
搭載するスピーカーユニットは13mm×34mmの角型で、限られた前面スペースに縦長の開口を確保する形状になっています。
手持ちでも卓上でも使える160g
本体の質量は160gです。ゲーム機に取り付けたまま手に持って遊ぶ想定の重さで、Switch 2本体とあわせても極端に重くなりにくい水準に収めています。
背面には2段階の角度調整ができるスタンドを備えており、机に置いて視聴する使い方にも対応します。手持ちと卓上でプレイスタイルを切り替えられる点は、携帯ゲーム機向けアクセサリーとしては押さえておきたい要素です。
外形寸法は120mm(幅)×143mm(高さ)×37mm(奥行き)で、同梱物として端子ガイドAとBが各2個付属します。機器ごとに異なる端子まわりの形状に合わせて、装着位置を安定させるためのパーツです。
対応機種はSwitch 2とUSB Type-Cスマホ
対応デバイスはNintendo SwitchおよびNintendo Switch 2と、USB Type-Cポートを搭載したスマートフォンです。パイオニアは、Switch LiteとPimax Portalには対応しないと明記しています。購入前に手持ちの機種を確認しておきたいところです。

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パイオニア TQ-PG400K ポータブルゲーミングスピーカー ブラック

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まとめ
TQ-PG400は、Switch 2やスマートフォンに挟み込むだけで使える160gのポータブルゲーミングスピーカーです。電池レス設計でペアリングも充電も不要、側面の充電専用ポートでゲーム機を充電しながら遊べます。音はDirac Research ABの信号処理とクロストークキャンセルの「WIDEモード」で、小型ながら広がりのある音場を狙いました。発売は9月中旬、市場想定価格は12,000円前後です。イヤホンを着けずに携帯ゲーム機の音を楽しみたい人にとっては、選択肢として面白い1台になりそうです。
