イギリスのスマートフォンメーカー Nothing が、新型スマートフォン「Phone (4b)」を2026年7月7日に正式発表します。すでに公式が本体デザインを先行公開しているほか、発表直前には実機とみられるライブ画像も出回り、プロセッサーやバッテリーなど主要スペックの多くが見えてきました。位置づけは同社の中でも手頃な価格帯を担う廉価モデルで、透明感のある独自デザインはそのままに、中身をどこまで底上げしてきたかが注目されます。

7月7日にグローバル発表、イヤホンも同時に

Nothing は公式サイトで、Phone (4b) を日本時間の2026年7月7日夜(現地時間の午前11時、英国夏時間)に披露すると告知しています。同じ日には新型の完全ワイヤレスイヤホン「Ear (3a)」の発表も予告されており、スマートフォンとイヤホンをそろえて投入する展開になる見込みです。

一方で、Phone (4b) は米国では正規販売されないと海外メディアが報じています。主にヨーロッパやインドといった市場に向けた製品になるとみられ、日本での正式な取り扱いも現時点では案内されていません。

半透明デザインとGlyph Barを継承

Nothing はすでに Phone (4b) の外観を公式に公開しています。背面は、上部のカメラ部分を透けて見せる半透明のパネルと、すっきりとした下部パネルを組み合わせた2層構成です。内部の構造やネジをあえて見せる、おなじみの意匠を受け継ぎます。

背面のLED発光システムは、Phone (4a) で採用したスリムな「Glyph Bar」を継続採用しました。カメラの脇に縦方向へ並ぶ複数のLEDが、通知や着信、録画状態などを光で知らせます。金属調のフレームと丸みのある角、さらっとした手触りの仕上げを組み合わせ、価格帯を考えると質感にも力を入れた印象です。本体は複数のカラーで展開されるとみられます。

ライブ画像で判明した主要スペック

正式発表を前に、実機の設定画面を写したとされるライブ画像が出回り、細かな仕様が見えてきました。以下は公式発表前の情報である点に留意が必要ですが、プロセッサーには Qualcomm の「Snapdragon 6 Gen 4」を採用し、メモリー8GB、ストレージ128GBの構成が確認されています。Nothing 自身も、Phone (4b) が Snapdragon 系のチップを搭載することは事前に認めていました。

画面は6.7型クラスの有機EL(AMOLED)で、リフレッシュレートは120Hzに対応するとみられます。とくに注目はバッテリーです。ライブ画像では容量6,000mAhと表示されており、事実であれば歴代の Nothing Phone で最大の容量になります。従来のリークで伝えられていた5,400mAh前後を上回る大容量で、電池持ちの改善が期待できます。

カメラは、背面がメイン5,000万画素(OIS光学式手ブレ補正付き)と、超広角とみられる800万画素の2眼構成で、前面は1,600万画素です。ソフトウエアは Android 16 をベースにした独自の「Nothing OS 4.1」を搭載します。

価格と位置づけ

Nothing は、Phone (4b) を上位の「Phone (4a)」よりも安い価格に設定すると予告しています。Phone (4a) は欧州で399ユーロ(約7万5,000円)前後のため、Phone (4b) はそれを下回る、より手頃なモデルになる見込みです。※1ユーロ=約187円(2026年7月3日時点)

インド市場向けには、人気クリケットチーム「Royal Challengers Bengaluru(RCB)」とのコラボ限定版も用意されると予告されています。マットな赤い仕上げが特徴で、数量限定かつ期間限定での販売が見込まれます。

まとめ

Phone (4b) は、Nothing らしい半透明デザインとGlyph Barを維持しながら、Snapdragon 6 Gen 4 と最大とされる6,000mAhバッテリーを取り込んだ廉価モデルとして登場します。価格を抑えつつ電池持ちや基本性能を底上げする方向でまとまっており、手頃な価格で個性的なスマートフォンを探している人にとって有力な選択肢になりそうです。正式な仕様と価格は、7月7日の発表で確定します。