Nothingが、新型スマートフォン「Phone (4b)」をインドで7月7日に発表すると正式に予告しました。現地時間の午後3時30分にお披露目し、同日からFlipkartで販売される予定です。注目は、これがNothingの新しい「Bシリーズ」の第1弾という点で、既存の「Aシリーズ」よりもさらに手頃な入門モデルとして位置づけられます。価格やスペックの大半は伏せられたままですが、ティザーからはおなじみの透明デザインが確認できます。

「Bシリーズ」はAシリーズの下に置く新たな入門ライン

今回の予告で最も大きいのは、単なる新機種の追加ではなく、シリーズ構成そのものを広げてきたことです。Nothing IndiaのCo-Founder兼社長を務めるAkis Evangelidis氏は、新設する「Bシリーズ」を、Nothingスマートフォンの新たな出発点となる最廉価ラインに位置づけると説明しています。

製品名の付け方も整理されました。数字が世代を、アルファベットが製品の格(ティア)を表すという考え方で、「4b」は第4世代の入門クラスにあたります。これまでのAシリーズの下に、より価格を抑えたBシリーズを重ねることで、Nothingは初めてスマホを持つ層や、デザイン性は欲しいが予算は抑えたいという層を取り込む狙いです。インドの普及価格帯を一段と厚くする動きと言えます。

ティザーが示すデザイン、透明背面とGlyphは健在

Nothingが先行公開したティザーからは、低価格モデルでもブランドらしさを崩していないことが読み取れます。背面は同社の代名詞である透明パネルで、ネジや内部のパーツがあえて見える意匠を採用しています。フラットなフレームと丸みを帯びた角を組み合わせた、シンプルで識別しやすいスタイルです。

背面のカメラ部は縦長のピル(錠剤)形にまとめられ、LEDフラッシュを備えます。さらに背面には、横向きに伸びるGlyph(グリフ)風のライトバーも確認できます。Glyphは着信や通知、充電状況などを背面の発光で知らせるNothing独自の仕掛けで、廉価なBシリーズでもこの体験を残してきた格好です。全体として、Phone (4a)で見られた特徴の多くを引き継ぐ仕上がりとみられます。

スペックと価格はまだリーク段階

中身の詳細についてNothingは公表していません。現時点で出回っているのは、ベンチマークサイトやリーク情報による断片的なものにとどまります。ベンチマークサイトGeekbenchへの登録情報では、QualcommのSnapdragon 6 Gen 4と8GBのメモリ、Android 16という構成が伝えられています。一方で、別のリークではSnapdragon 7s Gen 4を挙げる声もあり、搭載チップは確定していません。いずれも公式に裏付けられた情報ではない点に注意が必要です。

価格についても正式な発表はまだありません。海外メディアの見立てでは、Phone (4a)より約3,000〜5,000ルピー安く、2万7,000〜2万9,000ルピー(約4万6,000〜4万9,000円)前後に収まるとされています。これが事実であれば、Nothingとして過去最も手頃なスマートフォンになります。ただし、これらはあくまで予想であり、確定した数字は7月7日の発表を待つ必要があります。

※1ルピー=約1.7円換算(2026年6月時点)

まとめ

Nothingは「Phone (4b)」を7月7日にインドで発表し、新たな「Bシリーズ」の第1弾として投入します。Aシリーズの下に置く最廉価ラインで、透明背面やGlyph風ライトといったブランドの個性は維持される見通しです。一方で、チップやメモリ、価格といった肝心の中身はリークが先行している段階で、確定情報は正式発表を待つことになります。低価格でもNothingらしいデザインをどこまで残し、いくらで投入してくるのかが、Bシリーズの成否を占う最初のポイントになりそうです。