モトローラ(Motorola)が、プレミアムクラスのAndroidタブレット「moto pad 70 PRO」をインドで発表しました。13型の3.5K・144Hz表示に、ミドルハイのSnapdragon 8s Gen 4を組み合わせ、10,200mAhの大容量バッテリーや筆圧対応スタイラス「moto Pen PRO」を同梱します。仕事・動画・お絵描きまで1台でこなす万能機を狙った構成で、価格はRs 36,999(約6万3000円)から、発売は7月4日です。日常の実用性を底上げする装備をしっかり押さえてきた1台です。

13型3.5Kの144Hz表示とクアッドJBLスピーカー

最大の見どころは、13型の大画面ディスプレイです。解像度は3.5Kで、リフレッシュレートは144Hzに対応します。12bitの色深度とDolby Visionをサポートし、色域はDCI-P3を99パーセントカバー、ピーク輝度は最大800nitに達します。スクロールや手書き入力のなめらかさと、動画コンテンツの色再現の両方に効いてくる仕様です。

音まわりも手堅く、JBLチューニングのクアッドスピーカーを搭載し、Dolby Atmosに対応します。大画面でそのまま映画やドラマを楽しむ用途を意識した構成で、外付けスピーカーに頼らずとも迫力のある音を出せるようにしています。

Snapdragon 8s Gen 4と10,200mAhバッテリー

頭脳には、QualcommのSnapdragon 8s Gen 4を採用します。メモリーは8GB、ストレージは最大256GBで、microSDカードを使えば最大2TBまで拡張できます。モトローラによれば、AnTuTuのスコアは250万点を超え、最大120fpsでのゲームプレイにも対応するとしています。なお、これはメーカー公表のベンチマーク値で、実際の体感は使い方や負荷によって変わります。

電池は10,200mAhと大容量で、45Wの急速充電に対応します。さらに付属の充電器は68W対応のものが同梱されており、対応周辺機器との組み合わせでより速い充電も視野に入れています。大画面タブレットは消費電力が大きくなりがちですが、容量と充電速度の両面で長時間の使用を支える構成です。

ソフトウェアはAndroid 16をベースに動作し、Android 17・Android 18への更新と、2030年までのセキュリティー更新が約束されています。長く使ううえでの安心感につながる点です。背面には1300万画素、前面には800万画素のカメラを備え、ビデオ通話や書類のスキャンといったタブレットらしい使い方に対応します。

同梱の「moto Pen PRO」とAI機能群

moto pad 70 PROは、筆圧対応スタイラス「moto Pen PRO」を箱の中に同梱します。別売りが当たり前になりつつあるスタイラスを標準で付けてくる点は、購入後すぐに手書きやイラストを始められるという意味で実用的です。

このペンは各種AI機能と連動します。画面上の情報を賢く取り込む「Smart Capture」、手描きのラフを画像に仕上げる「Sketch to Image」、解像度を引き上げる「AI Super Res」、会話をその場で文字に起こす「AI Live Transcript」、メモを整理する「AI Notes」、読みやすく整える「Smarter Reader」などが用意されています。手書きメモや資料作成、クリエイティブ用途まで、ペンとAIを組み合わせて作業を効率化する狙いがうかがえます。

6.2mmの薄型メタルボディーと拡張性

本体は全面メタルのボディーで、厚さは約6.2mm、重さは約589gに抑えられています。13型の大画面ながら薄く軽くまとめており、持ち運びや長時間の手持ちでも扱いやすいサイズ感です。接続性はBluetooth 6.0とWi-Fi 7に対応し、最新の無線規格で安定した通信を確保します。

さらに、複数の機器を連携させる「Smart Connect」や、PCのように使える「Desk Mode」にも対応します。オプションのスナップオン式キーボードを装着すれば、タッチパッドや専用の「Smart Key」が加わり、PCに近いワークフローで文章作成や作業を進められます。タブレットを生産性ツールとしても使いたい層を意識した拡張性です。

価格と発売

moto pad 70 PROのカラーは、Pantone監修の「Titan」1色です。構成は8GB+128GBと8GB+256GBの2種類で、価格はそれぞれRs 36,999(約6万3000円)とRs 39,999(約6万8000円)です。256GBモデルにスナップオン式キーボードを同梱したセットはRs 45,999(約7万9000円)で用意されます。キーボード単体はセット購入時にRs 5,999(約1万円)です。

発売記念の特典として、ICICI銀行のカード利用者にはRs 4,000(約6,800円)の即時割引が用意され、実質価格はそれぞれRs 32,999(約5万6000円)、Rs 35,999(約6万2000円)、Rs 41,999(約7万2000円)まで下がります。販売は7月4日からFlipkart、モトローラのインド公式サイト、全国の主要小売店で始まります。なお、今回の発表はインド市場向けで、日本での展開や価格は現時点で明らかになっていません。※為替レート(2026年6月29日時点):1インドルピー=約1.7円

まとめ

moto pad 70 PROは、13型3.5K・144Hzの大画面とSnapdragon 8s Gen 4、10,200mAhバッテリーに、AI連携スタイラス「moto Pen PRO」を同梱したプレミアムタブレットです。クアッドJBLスピーカーや6.2mmの薄型メタルボディー、Wi-Fi 7対応といった装備を、実質Rs 32,999(約5万6000円)からという価格にまとめてきました。エンタメと生産性のどちらも1台で求める人にとって、コストパフォーマンスの高い選択肢になりそうです。今後の他地域や日本での展開が気になるところです。