LGエレクトロニクス・ジャパンが、移動して使う大画面「LG StanbyME」シリーズを日本で初めて展開します。第1弾は32インチ4Kの最新モデル「LG StanbyME 2 Max」で、9月1日正午から10月30日22時までMakuakeで先行販売されます。キャスター付きスタンドで部屋から部屋へ引き回せて、内蔵バッテリーにより最大約4.5時間は電源から離れられる構成です。一般販売価格は179,800円、先行販売の超最速割は118,000円からとなります。
置き場所を決めないテレビ、という発想
StanbyMEシリーズは2021年に韓国で生まれた製品群です。画面は壁際か台の上に固定するもの、という前提を外し、見たい場所へスクリーンのほうを動かすという使い方を提案してきました。韓国では2025年に約3分で1台売れるペースだったとされ、現在は23以上の国と地域で販売されています。日本だけがこのシリーズの空白地帯だったわけで、今回の投入はかなり遅れてきた上陸と言えます。
日本の住宅事情を考えると、この方向性は理屈に合っています。リビングに大型テレビを1台据えるより、32インチ程度の画面を寝室やキッチン、作業机まで連れて行けるほうが実用的な場面は多いはずです。日本での第1弾にシリーズ最上位の「2 Max」を選んだあたりにも、様子見ではなく本命を出してきた雰囲気があります。
3通りの置き方と、4.5時間動くバッテリー
本体は3つのスタイルで使えます。キャスター付きスタンドに載せれば家の中を自由に移動でき、ディスプレイを取り外して自立式スタンドに付け替えればテーブルや棚の上に置けます。3つめは平置きで、テーブルに寝かせたまま操作したり、ソファに寝そべった姿勢で見たりする使い方を想定しています。
内蔵バッテリーは最大約4.5時間の駆動に対応します。映画1本なら余裕を持って見終わる長さで、コンセントの位置を気にせず部屋を選べます。キャスター付きスタンド利用時は高さと角度の調整にも対応し、画面は縦横の回転が可能です。オートピボット機能により、向きを変えると表示も自動で切り替わるので、感覚としてはかなり大きなタブレットに近いと思います。
画質と音は「Alpha8 AI Processor 4K Gen3」が担当
パネルは32インチの4K解像度(3840×2160)で、Dolby VisionとDolby Atmosに対応します。処理を担うのはAIプロセッサーの「Alpha8 AI Processor 4K Gen3」です。
画質側では、映像のジャンルを自動で判別して調整する「AI映像プロ」と、解像度の低いコンテンツを補正する「4K AIアップスケーリング」が動きます。音声側の「AIサウンドプロ」はバーチャル11.1.2chの立体音響へ変換し、コンテンツに応じて音質を自動で調整します。スマートフォンで撮った動画や古い配信素材を大画面に映す機会が増える製品なので、アップスケーリング側の仕上がりは実機で確かめたいところです。
webOSで600以上のアプリ、声でも操作できる
OSはLG独自のwebOSです。ネットにつなぐだけで、YouTubeやTVer、Netflix、Disney+、Prime Videoを含む600以上のアプリが使えます。AirPlay 2とGoogle Castに対応するため、手元のスマートフォンやタブレットの画面をそのまま飛ばすこともできます。
外部入力はUSB Type-CとHDMIを備えます。ノートPCやゲーム機をつなげば、動画視聴だけでなくリモートワークやオンライン学習の画面としても使えます。操作系はタッチスクリーンに加えて付属のミニリモコンがあり、リモコンは本体に貼り付けて収納できるので紛失しにくい設計です。ハンズフリー音声認識も搭載し、「Hi LG」と呼びかければアプリの起動や音量調整を声で指示できます。別売のマジックリモコン(型番MR26JP)を使う方法や、「LG ThinQ」アプリ経由で音声操作する方法も用意されています。
映像を見ていない時間の使い道も用意されています。5,000点以上のアート作品を表示できる「LG Gallery+」と、時計や天気、ターンテーブル風のアニメーションを映す「ムードメーカー」がそれにあたります。家具として部屋に置きっぱなしにする製品である以上、消えている間の見た目まで作り込むのは理にかなった判断です。
価格は179,800円、先行販売なら118,000円から
Makuakeでの先行販売は9月1日正午に始まり、10月30日22時まで続きます。一般販売価格は179,800円で、数量限定の超最速割を確保できれば最大約34.4パーセントオフの118,000円から購入できます。差額は6万円ほどになるため、購入を決めているなら初日に動く価値はありそうです。なお割引率は購入時期のプラン内容によって変わります。
まとめ
LG StanbyME 2 Maxは、32インチ4Kという実用的なサイズに、キャスター付きスタンドと約4.5時間のバッテリーを組み合わせた移動前提のスクリーンです。webOSで単体でも完結し、AirPlay 2やHDMIで外部機器の画面にもなります。1台を固定して使う従来のテレビとは前提が違うので、置き場所に悩んでいる人ほど選択肢に入れる価値があると思います。先行販売の期間は9月1日から10月30日までです。
