iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONSは、AIボイスレコーダー「iFLYTEK S6」を6月4日に発売しました。8基のマイクで会議室全体の音を拾い、最大20m先の発言まで鮮明に記録できると説明しています。オンライン時には最大11言語の文字起こしと8言語の翻訳に対応し、ChatGPT連携のAIアシスタントまで備えました。価格は6万9800円で、発売に合わせた割引キャンペーンも始まっています。

8基のマイクで20m先の声まで拾う収音設計

iFLYTEK S6の特徴は、まず音を「逃さない」ためのマイク構成にあります。本体には360度全方位をカバーする全指向性マイク6基と、狙った方向の音を集中的に捉える指向性マイク2基の、合わせて8基を搭載しました。広い会議室で全員の発言を拾いつつ、特定の話者に焦点を当てるといった使い分けが可能です。

音声を取り込む回路にも工夫があります。デュアルADC(アナログ・デジタル変換)と97dBの広ダイナミックレンジを組み合わせることで、従来モデルより収音精度を約15パーセント高めました。これにより、小さな声と大きな声が混在する場面でも音が割れにくく、最大20m離れた位置の発言も鮮明に記録できるとしています。広い研修室やセミナー会場のように、話者とレコーダーの距離が開きやすい環境を想定した設計です。

さらに、空調の動作音やキーボードの打鍵音、足音といった環境ノイズを抑えるAIスマートノイズ低減機能を備えます。録音の段階で不要な音を整理することで、後から聞き返したときの聞き取りやすさを高める狙いです。

オフラインでも文字起こし、オンラインでAIアシスタントが働く

iFLYTEK S6は、ネットワークに接続していない状態でも一定の処理をこなせます。オフライン環境では録音に加えて、6言語のリアルタイム文字起こしと5言語のリアルタイム翻訳、そして画像から文字を読み取る画像文字認識(OCR)に対応します。通信環境が不安定な出張先や、機密性の高い打ち合わせでも単体で使える点は実用的です。

オンラインに接続すると、対応範囲が一気に広がります。文字起こしは最大11言語、翻訳は最大8言語まで拡大し、誰が話したかを区別するAI話者識別も利用できます。録音内容からキーワードを抜き出したり、ToDoリストを自動で作成したりと、議事録づくりの後工程を肩代わりする機能がそろいました。

加えて、ChatGPTと連携したAIアシスタントによるQ&Aや、録音内容をマインドマップとして整理する機能、文章を読みやすく整える文章整形にも対応します。録音して終わりではなく、記録した情報をそのまま使える形に変換するところまでを1台で担う設計です。

クラウド同期と三重のセキュリティ

記録したデータの扱いやすさと安全性にも配慮しています。録音や文字起こしのデータは、スマートフォン、タブレット、PCの間でクラウド同期でき、Web画面からリアルタイムで内容を確認することも可能です。外出先で録音した内容を、戻ってからPCの大きな画面で編集するといった流れがスムーズになります。

一方で、録音には社外秘の情報が含まれることも少なくありません。iFLYTEK S6は、画面ロックパスワード、録音ファイルのハードウェア暗号化、デバイス固有チップによる暗号キーという三重のセキュリティでデータを保護します。利便性と情報管理の両立を意識した構成と言えます。

価格と発売記念キャンペーン

iFLYTEK S6の価格は6万9800円です。発売を記念して、最大20パーセントオフやProプランの長期特典を含む割引キャンペーンが用意されています。

iFLYTEK公式オンラインストア、Amazon.co.jp、楽天市場では、6月30日までクーポンを適用すると約10パーセントオフの実質6万2800円で購入できます。さらに購入者が手続きをすると、通常は月4380円、年額3万6800円のProプランを、追加料金なしで合計5年間利用できる特典が付きます。継続課金が前提になりがちなAIサービスの中で、初期費用に長期利用分まで含めた形は導入のハードルを下げそうです。

また6月11日までは、楽天スーパーSALEに合わせた20パーセントオフクーポンも配布されます。こちらを適用すると実質5万5840円となり、本体価格からの値引き幅は最も大きくなります。購入を検討するなら、各ストアのクーポン適用条件と期限を確認しておきたいところです。

まとめ

iFLYTEK S6は、8基のマイクによる最大20m先までの収音と、最大11言語の文字起こし・8言語の翻訳、ChatGPT連携のAIアシスタントを1台に詰め込んだAIボイスレコーダーです。オフラインでも文字起こしが動き、三重のセキュリティでデータを守る点も、ビジネス利用を強く意識した設計と言えます。AIボイスレコーダーの選択肢が増える中で、収音性能と多言語処理を重視するユーザーにとって有力な候補になりそうです。