Honorが中国でスマートバンドの新世代「Honor Band 11」シリーズを発表しました。標準版に加えてPro版が用意され、Pro版には同シリーズで初めて単体で測位できる独立GPSモデルが加わります。上位のPro版は400mAhのシリコンカーボン電池で最長26日の駆動をうたい、価格は標準版が229元からです。

標準版は15.3グラム、電池持ちは18日へ

標準版のHonor Band 11は、1.57型のAMOLEDパネルを採用しました。解像度は256×402、リフレッシュレートは最大60Hzで、表面には2.5D形状のカーブガラスが載ります。

筐体は強化ポリマー繊維で、厚さ8.99mm、重量15.3グラムに収まりました。5ATMの防水に対応します。電池容量は250mAhで、省電力寄りの超長時間モードなら18日、通常の使い方でおよそ12日という数字が示されています。前世代の定格14日から4日ぶんの上積みです。

スポーツモードは96種類から113種類へ増えました。バドミントン専用の計測モードが加わったほか、睡眠計測、心拍、血中酸素、身体エネルギー、ストレス計測、女性の健康管理といったヘルスケア機能を一通り備えます。Honorが自社で進めている心臓突然死のスクリーニング機能も引き継がれました。

Pro版はアルミ合金とシリコンカーボン電池

Pro版は画面が1.61型のAMOLEDに広がり、2.5Dのカーブ形状はそのままに、通常輝度700ニト、ピーク輝度2,000ニトまで持ち上がりました。屋外での視認性がここで効いてきます。

筐体はアルミ合金に変わり、電池はシリコンカーボン負極を使った400mAhです。超長時間モードで26日、通常利用で19日、常時表示をオンにすると7日という公称値になっています。同じ大きさで容量を稼ぎたいときにシリコンカーボンを選ぶ流れは、スマートフォンから小型ウェアラブルへ降りてきた格好です。

機能面では標準版の113種類のスポーツモードとヘルスケア機能を引き継いだうえで、Bluetooth通話とNFCが追加されました。さらに独立GPSを積んだ派生モデルが用意され、スマートフォンを持たずに走っても軌跡を記録できます。音楽操作、カメラのシャッター操作、天気、通知、端末を探す機能、アラーム、タイマー、文字盤の追加といった細かい機能もPro版に集約されています。

価格と色は3モデルで整理

価格は3段構えです。標準版が229元(約5,400円)で、色は海塩ホワイト、タロパープル、キャビアブラックの3色。Pro版のNFCモデルは299元(約7,000円)で、アーモンドホワイト、ココアブラック、アボカドグリーンから選べます。独立GPSを積んだPro GPSモデルは349元(約8,200円)で、これにはハニーブラウンのレザーバンド仕様が追加されます。

※1元23.4円換算(2026年8月1日時点)

項目 Honor Band 11 Honor Band 11 Pro
画面 1.57型 AMOLED/60Hz 1.61型 AMOLED/60Hz
輝度 非公表 通常700ニト/ピーク2,000ニト
筐体 強化ポリマー繊維 アルミ合金
厚さ・重量 8.99mm/15.3g 非公表
電池 250mAh 400mAh(シリコンカーボン)
駆動時間 最長18日 最長26日
スポーツモード 113種類 113種類
通話・NFC 非対応 Bluetooth通話とNFCに対応
GPS 非搭載 GPSモデルのみ独立測位
価格 229元(約5,400円) 299元(約7,000円)から

現時点では中国のみ

シリーズは中国市場での展開が先行しており、国外での発売について具体的な案内は出ていません。日本を含む地域でそのまま買えるようになるかは未定です。

価格帯を見ると、標準版は5,000円台、Pro版でも8,000円前後に収まります。この価格でBluetooth通話とNFC、さらに単体測位まで選べるようになったことが、今回のシリーズでいちばん大きな変化と言えるでしょう。ただし中国向けモデルのNFCは現地の交通系カードや決済を前提としているため、他国でそのまま同じ使い方ができるとは限りません。

まとめ

Honor Band 11シリーズは、標準版が1.57型AMOLEDと250mAh電池で18日駆動、Pro版が1.61型AMOLEDと400mAhのシリコンカーボン電池で26日駆動という構成です。スポーツモードは両モデルとも113種類に増え、Pro版にはBluetooth通話とNFC、そして独立GPSを積んだ派生モデルが加わりました。価格は229元から349元までの3段階で、いまのところ中国限定の展開となっています。