Googleは、ビデオ会議サービスのGoogle Meetで、AIアシスタントのGeminiが会議のメモ取りを肩代わりする機能「Take notes for me」を、2026年6月29日からGoogle AI ProとUltraの契約者向けに提供開始しました[1]。会話をリアルタイムで文字起こしして要点とアクションアイテムにまとめ、結果をGoogleドキュメントへ自動保存します。議事メモに気を取られず議論そのものに集中できるようにする狙いです。
会話を聞き取り、要約とアクションアイテムにまとめる
「Take notes for me」は、ユーザーの許可を得たうえでGeminiが会議の裏側で動き、メモ取りを代行する機能です[1]。提供されるのは大きく3つの働きです。
1つ目は、会話をその場で文字起こしし、要点と決めるべきアクションアイテムを盛り込んだ会議の要約を作る点です。2つ目は、できあがったメモがGoogleドライブ上のGoogleドキュメントへ自動で保存される点です。3つ目は、会議が終わると要約とアクションアイテムをまとめたメールが届く点で、振り返りや関係者への共有がすぐに行えます[1]。
打ち合わせの次の段取りを追いかけたいときも、ケータリングの注文内容を客から聞き取りたいときも、Geminiが記録を引き受けるため、参加者は発言と判断に専念できます[1]。生成されるドキュメントは要約に加え、決定事項・次のステップ・詳細といった項目で整理され、要約の詳しさも調整できます[2]。
使い方は会議画面のアイコンから
利用できるのは、Google AI ProまたはUltraの契約者と、対象となるWorkspaceの法人ユーザーで、いずれも自分がホストする会議が対象です[1]。
操作は会議画面から始めます。通話中にメモ取りを始めるには、Meetウィンドウ上部の鉛筆アイコンをクリックします。毎回の通話で常に有効にしたい場合は、Google Meetの設定にある「Meeting records(会議の記録)」からこの機能をオンにしておきます[1]。ウェブでは画面右上の鉛筆アイコン、AndroidとiOSのアプリではメニューから呼び出す形です[2]。メモ取りが有効になると、参加者全員に通知が表示されるため、記録されていることが当事者に伝わる設計になっています[1]。
ウェブとモバイルに対応、当面は一部言語から
提供はウェブとモバイル端末の両方に対応しますが、現時点で使えるのは一部の言語に限られます[1]。GoogleはこれまでもGoogle Sheetsの数式エラー修正やAndroid版ChromeへのGemini統合など、各サービスへAIを段階的に組み込んできました。今回のMeetへのメモ機能追加も、日常的に使う仕事の道具へAIを浸透させていく流れの一つといえます。
会議の文字起こしや要約は、これまで専用の外部ツールや手作業のメモに頼ることが多い領域でした。Meetに標準で組み込まれることで、別のアプリを立ち上げずに記録から共有までを一続きで済ませられる点が実用面での利点です。一方で対象は有料プランの契約者などに絞られ、対応言語も限られるため、誰もがすぐ使えるわけではありません。日本語を含む対応範囲の広がりは今後の焦点になりそうです。
まとめ
Google Meetの「Take notes for me」は、会話の文字起こしから要約・アクションアイテムの抽出、Googleドキュメントへの保存、会議後のメール送付までを、Geminiがまとめて引き受ける機能です。操作は会議画面のアイコンや設定から始められ、参加者には通知で記録が知らされます。利用はGoogle AI Pro・Ultraの契約者などに限られ、対応言語も当面は一部にとどまりますが、会議メモという日常的な手間を減らす実用的な一歩といえそうです。
出典:https://blog.google/products-and-platforms/products/workspace/take-notes-for-me/
出典:https://9to5google.com/2026/06/29/google-meet-take-notes-ai-pro-ultra/
