エレコムは、指紋センサーを搭載していないWindowsパソコンでも、指をかざすだけでログインできるUSB接続の指紋認証リーダー2タイプを2026年6月上旬に発売します[1]。Windows Helloに対応し、読み取った指紋を端末内で照合する「MoC方式」を採用することで、パスワード入力の手間と流出のリスクを抑えながら安全性を高められる周辺機器です[1][2]。

センサー非搭載のPCでもWindows Helloでワンタッチログイン

パスワードの流出による不正アクセスや情報漏洩が増えるなか、パスワード入力よりもセキュリティレベルの高い生体認証や多要素認証を使う場面が広がっています[1]。Windowsには標準で顔認証と指紋認証を扱う「Windows Hello」が用意されていますが、対応カメラや指紋センサーを内蔵していない機種も少なくありません[1]。

今回の指紋認証リーダーは、こうしたセンサー非搭載のパソコンにUSBで後付けし、Windows Helloによる指紋ログインを使えるようにする製品です[1]。パスワードを入力せず、指をセンサーに当てるだけでWindowsへのサインインや対応Webサイトへのログインが完了します[1]。パスワードを使わない認証技術「パスキー」にも対応し、対象のWebサイトではより安全で手軽な認証ができます[1]。ノートパソコン向けのUSBドングルタイプと、デスクトップパソコンに使いやすいUSB有線タイプの2タイプから選べます[1]。

指紋データを外に出さない「MoC方式」で安全性を確保

本製品が採用するのは、最新の認証方式である「MoC(Match-on-Chip)方式」です[1]。これは、読み取った指紋情報をデバイス内で暗号化して照合し、指紋データそのものをパソコン側へ送らない仕組みを指します[1]。指紋データがパソコンに渡らないため、第三者による不正な読み取りを防ぎやすく、セキュリティを高めやすいという利点があります[1]。

認証に使うICはMicrosoftの認証を取得済みで、同社のセキュリティ仕様を満たしています[1]。Windows 11またはWindows 10を搭載したパソコンに接続するだけで、すぐにWindows Helloの指紋認証を利用できます[1]。認証精度は、他人を誤って受け入れてしまう他人受入率が0.001パーセント以下、本人を誤って拒否する本人拒否率が1.7パーセント以下とされ、ストレスの少ないログインを実現します[1]。センサーは360度どの角度からでも指紋を読み取るため、指の向きを気にせず瞬時に認証できます[1]。指紋は最大10件まで登録でき、複数人でのパソコン共有や、異なる指を登録して使い分けるといった運用にも対応します[1]。

携帯性のドングル型と固定しやすい有線型、価格と発売時期

USBドングルタイプ(型番:CR-FI01UBK)は、ノートパソコンに挿したままでも邪魔になりにくいコンパクトサイズが特徴です[1]。持ち運びに便利で、外出先や移動中にパソコンを使う機会が多い人に向いています[1]。価格はオープン価格で、店頭実勢価格は税込7,480円(税抜6,800円)です[1]。

USB有線独立タイプ(型番:CR-FI50UBK)は、使いやすい位置に置いて認証操作ができる据え置き型です[1]。本体にUSB Type-Cポートを備え、付属のUSB-A - USB Type-Cケーブルや手持ちの対応ケーブルでパソコンとつなげます[1]。本体底面の強力な磁石でスチール製のデスクやキャビネットに固定でき、磁石がつかない場所でも付属の固定用パーツを使えば木製の棚やパーテーションなどに設置できます[1]。価格はオープン価格で、店頭実勢価格は税込8,980円(税抜8,164円)です[1]。両モデルとも、自社の環境認定基準を満たした「THINK ECOLOGY」認定製品として、包装材の見直しなど環境負荷を抑える工夫も取り入れています[1]。

なお、法人で使うパソコンの場合は、セキュリティ設定によっては利用できないことがあり、事前にWindows Helloが使えるかの確認が必要です[1]。また、パソコン本体に指紋認証機能が内蔵されている機種では、Windows Helloやメーカーのドライバー仕様により本製品が動作しない場合があります[1]。

まとめ

エレコムのWindows専用指紋認証リーダーは、指紋センサーのないパソコンにUSBで後付けし、Windows Helloによるパスワードレスのログイン環境を手軽に整えられる製品です。指紋データを端末内で処理するMoC方式とMicrosoft認証済みICで安全性に配慮しつつ、持ち運びやすいドングル型と据え置きやすい有線型から用途に合わせて選べます。パスワード管理の手間や流出リスクを減らしたい個人や、小規模なオフィスのセキュリティ強化を考えている人にとって、検討しやすい選択肢と言えそうです。発売は2026年6月上旬を予定しています。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001434.000026881.html

出典:https://www.elecom.co.jp/news/new/20260609-04/