2026年4月現在、AppleのMac miniおよびMac Studioのハイエンド構成モデルの一部が、米国の公式ストアで購入できない状態となっています。日本のストアでも、Mac miniのM4 32GBモデル、M4 Pro 64GBモデルなどが注文不能になっています。

MacRumorsやTechRadarなど複数のメディアの報告によると、Appleの米国公式ストアでは現在、以下のモデルが「現在入手不可」と表示されています。

  • Mac mini(32GB/64GB RAM搭載モデル)
  • Mac Studio(128GB/256GB RAM搭載モデル)

現在も注文できる構成であっても、メモリ容量の多いオプションでは納期が数週間から場合によっては数か月に及ぶ見込みとのことです。ハイエンドモデルがここまで広範に入手困難となるのは比較的まれなケースです。

在庫が消えた?主な2つの説

現時点では、大きく分けて2つの要因が取り沙汰されており、いずれかまたは両方が影響している可能性が高いとみられています。

説1:世界的なRAM不足がハイエンドMacを直撃

最も広く支持されているのが、AIブームによって引き起こされた世界的なメモリ(RAM)供給不足の影響という見方です。状況を整理すると以下のようになります。

  • AI企業が大量の高性能メモリを消費しており、サプライチェーン全体に圧力がかかっている
  • 大容量メモリを搭載した構成から先に影響を受けやすい
  • 今回の在庫切れがまさに「32GB以上のMac mini」「128GB以上のMac Studio」に集中している点と一致する

Appleほどの大企業でも、この供給制約を免れることは難しく、RAMの調達がボトルネックになっている可能性を強く示唆しています。

説2:M5チップ搭載の新型Macが近々登場する?

もう一つ浮上しているのが、M5チップを搭載した次世代Macへの移行準備という見方です。公式な発表はまだ何もありませんが、Appleの過去のリリースサイクルを踏まえると、以下のようなスケジュールも十分あり得ます。

  • M5搭載Mac Studioが2026年半ばごろに発表される可能性
  • M5搭載Mac miniが年内にリリースされる可能性

Appleは新製品の発売前に既存モデルの在庫を絞り込み、ハイエンド構成を段階的に廃止するというパターンを過去にも繰り返してきました。今回の状況が、そうしたモデルチェンジの前兆である可能性も十分に考えられます。

Mac Studioという存在の重要性

Mac Proがアップデートも限定的で対象ユーザーも絞られている現状において、Mac Studioは事実上大多数のAppleユーザーにとって最も現実的なハイエンドデスクトップの位置づけとなっています。パフォーマンス、サイズ、価格のバランスという点で、Mac Proが今やカバーしていない領域を担っており、プロフェッショナルやパワーユーザーから根強い支持を集めています。

まとめ

米国でハイエンドのMac miniおよびMac Studioが入手困難となっている今回の状況は、世界的なRAM供給制約とAppleの製品移行サイクルという2つの要因が複合的に絡み合っている可能性が高いです。

M5 Mac miniやM5 Mac Studioの登場を心待ちにしているユーザーにとって、現在の在庫状況は新モデル投入が近づいているサインである可能性もあります。希望の構成がすぐに手に入らない場合は、新モデルの発表を待ちながら既存環境を整備するという選択肢も、現実的なアプローチといえます。