スマートホーム機器を手がけるSwitchBotが、2026年6月下旬から7月上旬にかけて新製品を相次いで発表しました。国内向けはロボット掃除機やサーキュレーターなど4製品で、いずれも既存モデルの弱点を補う実用重視の改良が中心です。吸引力を2倍に高めた小型ロボット掃除機や、バッテリーを内蔵したサーキュレーターなど、日々の家事や暮らしまわりを自動化する製品がそろいました。
主役は「Pro」へ進化した2モデル
今回のラインアップで中心となるのが、人気シリーズをそれぞれ「Pro」へと格上げした2製品です。
小型ロボット掃除機「SwitchBot ロボット掃除機 K11+ Pro」は、2026年7月1日に正式発表されました。本体直径24.8cmという世界最小級のサイズはそのままに、吸引力を従来モデル「K11+」の6,000Paから2倍の12,000Paへ引き上げています。小回りの利く小型ボディの扱いやすさを保ちつつ、吸引力の物足りなさという小型機の弱点を補う狙いです。サイレントモード時の動作音は約45dBに抑えられ、在宅勤務中や夜間でも使いやすいとしています。操作はAmazon AlexaやGoogle Home、Siri、IFTTTに対応します。本体価格は税込59,800円で、カラーはアイボリーとブラックの2色。現時点ではアイボリーのみのラインアップで、2026年8月3日から順次発送されます。ブラックの発売時期は明らかにされていません。
もう一つの主役が、バッテリー式の「SwitchBot スマートサーキュレーター 2 Pro」です。最大30畳に対応する送風能力に加え、イオン・フィルター・アロマをまとめた「3in1 空気ケア」機能を新たに搭載しました。一時的に風量を毎分最大13.51立方メートルまで高める「ターボ」モードや、別売りのハブを介さず本体単体でアプリ操作できる点も特徴です。静音性は従来の22dBから21dBへわずかに向上し、バッテリー駆動では最長約70時間の連続運転に対応します。前後のガードや羽根、フィルターはすべて取り外して水洗いでき、手入れのしやすさも高めました。ハブなしでGoogle HomeやAmazon Alexa、Apple Homeといった主要プラットフォームにつなげる「Matter over Wi-Fi」にも対応します。価格は税込16,980円で、アイボリーが2026年7月上旬、マットブラックが8月下旬以降の発売予定です。
電流を遠隔で制御する「リレースイッチ 1」
「SwitchBot リレースイッチ 1」は、Wi-FiとBluetooth、そしてMatterに対応するスマートリレースイッチです。海外では2024年12月にすでに発売されていましたが、日本では2026年7月1日に正式発表・発売となりました。価格は税込5,480円です。
リレースイッチは、ブレーカーなどの制御盤とコンセントや電気スイッチの間に設置し、大元の電流をオンオフしたり流れを調整したりする機器です。本製品はAndroidとiOS向けの専用アプリから遠隔操作できます。ただし設置には電気工事士の資格が必要で、資格を持たない人が取り付けると電気工事士法違反となる点には注意が必要です。一方で、電圧36V以下など法律上の「軽微な工事」にあたる場合は無資格でも扱えるため、たとえば12V環境のキャンピングカーなどで活用できる余地があります。
屋外を照らす「エクステリアライト」
「SwitchBot エクステリアライト」は、2026年6月30日に発表された屋外向けのロープライトです。長さは15mで、必要に応じて短く調整できます。既存の「RGBICテープライト」シリーズの一つで、1本の中で複数の色を同時に光らせる「RGBIC」に対応し、1,600万色のグラデーションや冷暖2種類の白色を使い分けられます。雨や雪、直射日光、氷点下20度から60度までの過酷な環境に耐える設計で、寿命は約25,000時間。ハロウィンやクリスマスの装飾用途を見込んでいます。価格は税込16,980円です。
米国では新シーリングライトも
このほか米国では、現地時間2026年6月29日に「SwitchBot RGBICWW シーリングライト」が発表されました。12インチと15インチの2サイズがあり、価格は12インチが49.99ドル(約8,000円)、15インチが79.99ドル(約1万3,000円)です。RGBICによる複数色の同時発光に加え、ハブ不要でGoogle HomeやAmazon Alexa、Apple HomeにつなげるMatter over Wi-Fiに対応します。日本での展開は今のところ発表されていません。
※1米ドル=161円換算(2026年7月3日時点)
発売時期と価格
国内向け4製品の価格と発売時期は次の通りです。
| 製品名 | 価格(税込) | 発売・発表時期 |
|---|---|---|
| ロボット掃除機 K11+ Pro | 59,800円 | 2026年8月3日〜順次発送(アイボリー) |
| スマートサーキュレーター 2 Pro | 16,980円 | 2026年7月上旬〜(アイボリー) |
| エクステリアライト | 16,980円 | 2026年6月30日発表 |
| リレースイッチ 1 | 5,480円 | 2026年7月1日発売 |
まとめ
SwitchBotは、吸引力を2倍に高めたロボット掃除機「K11+ Pro」やバッテリー式の「スマートサーキュレーター 2 Pro」を軸に、リレースイッチや屋外用ライトまで幅広い新製品を国内へ投入しました。派手な新機軸よりも、既存モデルの弱点を補う堅実な改良が目立つラインアップです。スマートホームをこれから広げたい人にとっては、選択肢が増える発表と言えそうです。
