「さくらのVPS」から「さくらのレンタルサーバ」に乗り換えてみたお話
サーバー代節約のために、VPS から乗り換える必要に迫られていました。
条件としては安くて、機能が充実してて、コントロールパネルが使いやすい(ここ重要)の3つぐらいでしたが、今回は「さくらのレンタルサーバ
」を試してみることにしました。
2週間無料お試しが出来るようなので、今回は一番人気の「さくらのレンタルサーバ スタンダード
」に申し込んでみました。
結果、「さくらのVPS」から「さくらのレンタルサーバ
」に乗り換えることになったので、せっかくなのでレビューをお届けします。
さくらインターネット公式サイト
https://www.sakura.ne.jp/
乗り換えた理由
さくらのレンタルサーバ は、最近高速化されたためか VPS との致命的な速度差は無かったという点、
値段の割に無料で使える機能が多く(Webフォントやバックアップ機能)、さらに SSH※ が使えるという点が決め手となり、乗り換えることにしました。※スタンダードプラン以上のみ。
VPS の良い点・悪い点
VPS は、サーバーやセキュリティの専門知識が必要ですが、設定次第では、サイトの表示最適化、バックアップ、改ざん検知、ウィルス対策などを追加料金無しで利用出来るという大きなメリットがあります。
Web サーバー以外にもゲームサーバーやファイルサーバーとしても使用出来るのでVPSは非常に便利です。
ただし、サーバー側とサイト側の両方を同時に管理しなければいけないため、管理者の負担も大きくなってしまいます。
料金もスペックによりけりですが、レンタルサーバーと比べると少し高い場合が多く、一度プランを決めてしまったら高いプランにしか変更できないということも多いです。
レンタルサーバーの良い点・悪い点
レンタルサーバーは、簡単に始められるということと、価格が安く、サーバー側の管理も不要というメリットがあります。
また、専門知識を持ったスタッフが責任を持ってサーバーを管理してくれるため、安心感があります。
レンタルサーバーといえば、「遅い!」というイメージが何となくある方もいらっしゃると思います。(主に私が)
実際、VPS と比べると遅いケースもあります。
あと、会社によって異なりますが、なんでもオプション料金を取られてしまう場合が多いです。
例えばバックアップ機能が有料だったり、改ざん検知機能が有料だったり・・。
なので、サイトのPV数、自分の技術力、運営コストのバランスを考えた選択が一番かなと思います。
「さくらのレンタルサーバ」の特徴
1. 高速化されたサーバー
公式サイトによれば、サーバーの強化(スタンダードプランのみ)とPHPモジュールモードの対応によって WordPress が最大16倍も高速化した模様。
さらにデータベースも全てSSD化し、PHP7・nginx採用による高速化などなど、高速化のために数々のグレードアップが行われたらしく、体感ですがサイトの表示速度も十分実用可能なレベルだと思います。
2. 無料 SSL (Let’s Encrypt) が使える
最近では「常時SSL化」が当たり前になっているので、無料SSLが使える機能は必須ですね。
さくらのレンタルサーバ では、有名な無料のSSL「Let’s Encrypt」が利用できます。
設定すれば後は勝手に更新してくれるので便利です。
わざわざお金を払ってSSL証明書を買うのは企業だけで良いのです。
(もちろん有料のSSLがいるって場合でも、コントロールパネルから申し込めます。)
SSLを設定しておけば、検索エンジンの評価が上がったり、サイトのセキュリティや信頼性も上がるので、是非設定しておきましょう。
3. バックアップ機能が無料で使える
第8世代までバックアップ出来て、ステージング機能もあるバックアップ機能が無料で付いてきます。
スケジュールを設定しておけば、決まった時間に勝手にバックアップしてくれます。
私のようなおっちょこちょいな管理者だと、「なんかデータ飛ばしちゃった」と言うことが “まれに良くある” ので、これも嬉しいポイント。
あと、過去のファイルも1個ずつ確認出来ちゃうのが素敵。
バックアップの範囲内で、過去のソースコードが見れちゃいます。
WordPress のテーマを良くいじる方なら、使う機会も多いかも!
4. モリサワWebフォントが無料で使える
当サイトでもドヤ顔で導入している「モリサワWebフォント」が無料で使えます。
月間 75,000 PV までという制限はありますが、よほどの大手サイトでなければ余裕で使えます。当サイトでもそんなにいきません(泣)。
フォントも 30書体の中から好きなものを選ぶことが出来ます。
5.独自ドメインの設定もスムーズ
コントロールパネルから「ドメイン/SSL」の設定が行えます。
ドメインは今回 VALUEDOMAIN で取得したものを使用しましたが、移管する必要はなく、ネームサーバー・DNSの設定を書き換えるだけでOK。
いざ移行するときになってドメイン設定に手間取ると良くないのでGood.
6. 値段が安い
なんといってもコスパが良いと思います。
さくらのレンタルサーバー利用者の8割が「スタンダードプラン」を選ぶそうですが、月額 515 円なら1年でも 6,000 円ぐらい。
さらに年払いにすると、2ヶ月分安くなるので 5,000 円ぐらいになります。
(・・・10月の増税前に年払い、いかがでしょうか。)
7.写真のアップに便利「さくらポケット」
あまり目立っていませんが、「さくらポケット」も便利なサービス。
さくらのレンタルサーバにおまけで付いてくるオンラインストレージのようなサービスで、ライトプラン以上に加入していれば無料で使用できます。
iOS / Android 版アプリも提供されていて、スマホで撮った写真を一旦 PC に送りたい場合などに便利なサービスです。
容量は共有ですが、スタンダードプランなら 100 GB もあるので「余った容量がもったいない!」という場合に使い倒すことが出来ます。
8.SSH が使える
スタンダードプラン以上では、SSH が使用できます。
例えば Composer も、もちろん使えちゃいます。
迷ったら2週間お試ししてみよう!
2週間無料で試せるので、事前にサイトの表示速度を確かめることが出来ます。
「モリサワwebフォント」を使って、自分のサイトがどう変わるのかを試してみるだけでも面白そうです。
WordPressなら、プラグインを使ってお引越しも楽々なので、現状のサイトをそのまま確認することも出来ますよ!
はやくて、やすくて、カンタン。
全てが揃った究極のレンタルサーバ、☆さくらのレンタルサーバ☆