Machenikeは、小型デスクトップPC「GTR Mini PC」に新しい構成を追加しました。プロセッサーにAMD Ryzen 7 255Hを採用し、16GBのDDR5メモリと1TBのSSDを組み合わせた手頃な価格帯のモデルです。中国での価格は4,699元(約11万円)で、容量0.74リットルの小さな筐体にUSB4やWi-Fi 6を備え、机の上を広く使いたい人に向いた1台となります。

※1元=24円換算(2026年7月1日時点)

手のひらに載る0.74リットルの筐体

本体はおよそ128×128×45.1mmで、容量は0.74リットル、重さは約650gです。天面には織り目のような金属調のテクスチャーが施され、見た目のアクセントになると同時に、指紋の跡が目立ちにくい実用的な効果もあります。デスクの上やモニターの背面に置いても場所を取りにくい大きさで、省スペースを重視する用途に合います。

Ryzen 7 255HとRadeon 780Mの実力

中核となるのはAMD Ryzen 7 255Hで、8コア16スレッド構成、最大4.9GHzで動作し、24MBのキャッシュを持ちます。グラフィックスは内蔵のAMD Radeon 780Mを利用します。Machenikeによると、この内蔵GPUだけでも「CS:GO」「グランド・セフト・オートV」「Forza Horizon 5」「原神」「Call of Duty: Modern Warfare II」「フォートナイト」「サイバーパンク2077」といったタイトルを、実用的なフレームレートで動かせるとしています。外付けグラフィックスカードに頼らず、単体である程度のゲームや制作作業までこなせる位置づけです。

拡張性と冷却、豊富な端子

拡張性にも配慮されています。16GBのDDR5メモリはSO-DIMMスロット2基に分けて搭載されており、将来的な増設が可能です。1TBのPCIe 4.0接続NVMe SSDに加えて、もう1基のM.2スロットを備えるため、ストレージを後から足すこともできます。

冷却は同社の「MER 1.0」システムが担当します。1基のファンと2本のヒートパイプを組み合わせ、65Wの安定した出力を維持しながら、高負荷時には最大70Wまで対応するとしています。

端子構成は小型機ながら充実しています。前面にはUSB 3.2 Gen 2のType-Aポートを2つ、3.5mmのオーディオ端子、そして40Gbpsの帯域に対応するUSB4ポートを配置します。USB4は外付けGPU(eGPU)の接続にも使えます。背面にはUSB 3.2 Gen 1のType-Aポートを4つ、HDMI 2.0出力、DisplayPort 1.4、2.5GbE対応の有線LAN(RJ45)、盗難防止用のケンジントンロックスロットを備えます。無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.3に対応します。

価格と展開

新モデルは現在、中国で4,699元(約11万円)で販売されています。上位構成に搭載されるUSB4ポートを引き継ぎつつ、プロセッサーやメモリ、ストレージを抑えた分、手に取りやすい価格になっている点が特徴です。日本を含むほかの地域での展開については、現時点で明らかにされていません。

まとめ

Machenikeの新しいGTR Mini PCは、Ryzen 7 255Hと内蔵のRadeon 780Mを組み合わせ、0.74リットルの小型筐体にUSB4やWi-Fi 6、2.5GbE有線LANまで詰め込んだ構成です。メモリとストレージの増設に対応し、eGPUも使える拡張性を備えながら、中国では4,699元(約11万円)という手頃な価格を実現しています。省スペースで自宅や職場に置ける実用的な小型PCを探している人にとって、選択肢の一つになりそうです。