Kensingtonの親指操作タイプの縦型トラックボール「Pro Fit Ergo TB675 Vertical」のワイヤレスモデルが、6月30日から日本でも発売されます。本体を60度傾けた縦型デザインで握る姿勢の負担をやわらげつつ、2.4GHz・Bluetooth・USB-C有線の3系統で最大4台のデバイスを切り替えて使えるのが特徴です。Amazon限定モデルは11,520円で、すでに予約受付が始まっています。平らなマウスの握りに疲れを感じる人や、複数のパソコンを行き来して作業する人に向いた一台です。

手首をひねらない60度傾斜の縦型デザイン

Pro Fit Ergo TB675 Verticalは、本体を60度傾けた縦型の形状を採用したトラックボールです。手のひらを立てたまま握る姿勢になるため、平らなマウスを長時間握ったときに起きやすい前腕のねじれを抑えられます。曲線を描いたボディは標準的な手の大きさに合わせて設計されており、親指で大きなボールを転がしてカーソルを動かす操作系です。

ボールの直径は34mmと大きめで、センサーには光学式を採用します。読み取り解像度は400・800・1,200・1,600dpiの4段階で切り替えられ、細かい作業から広い画面を一気に横断する操作まで使い分けられます。本体サイズは98×130×67mm、重さは約180gです。ボールは付属のボタンを使って簡単に取り外せる構造で、内側にたまったほこりや汚れを手早く掃除できます。デザインの系譜としては、2021年の「Pro Fit Ergo Vertical」や2023年の「Pro Fit Ergo TB550」に連なるモデルにあたります。

2.4GHz・Bluetooth・有線で最大4台を切り替え

接続方式は3通りに対応します。128bit AES暗号化に対応した2.4GHzワイヤレスレシーバーで1台、Bluetoothで2台、USB-C有線で1台と、合わせて最大4台の機器に同時につないでおけます。切り替えは底面のボタンで行うため、仕事用のノートパソコンと自宅のデスクトップ、タブレットといった複数の環境をボタン1つで行き来できます。

ワイヤレスモデルの電源はUSB-C充電式です。1回の充電で最長4ヶ月という長めの駆動時間を備え、充電しながらでもそのまま使い続けられます。側面にはバッテリー残量を確認できるLEDインジケータがあり、出先で急に電池が切れて困る場面を減らせます。

4Dスクロールホイールと9つのボタン、Konnectで作り込む

操作系も作り込まれています。スクロールホイールは金属製の4Dタイプで、上下のスクロールに加えて左右に傾けることで横方向のスクロールにも対応します。横長の表計算シートやタイムラインを扱うときに役立つ仕様です。

ボタンは左右クリックに加え、ミドルクリック、進む・戻る、プログラム可能なサイドボタン2つ、dpi切り替えなど合計9個を搭載します。専用ソフト「Kensington Konnect」はmacOSとWindowsに対応し、各ボタンへの機能割り当てやマクロの設定をまとめて行えます。折りたたみ式の小型マウスにはない、据え置きの入力デバイスらしいカスタマイズ性が魅力です。保証は3年間の限定保証が付きます。

価格と発売日、エレコムも新型トラックボールを投入

日本で販売されるのはワイヤレスモデルのK72171WWで、Kensington製品を扱うアコ・ブランズ・ジャパンが6月30日から取り扱います。Amazon限定モデルのK72171WWは家電量販店向けモデルより安い11,520円に設定され、発表と同時に予約が始まりました。

縦型トラックボールの選択肢はこの夏さらに増えそうです。エレコムも、同社のISTシリーズの最新モデルとして、360度自在に回るボールローラー支持ユニットや、ミネベアミツミ製の高性能ベアリング支持ユニットを採用した親指操作タイプのワイヤレストラックボール「IST PLUS」を発表しました。価格はそれぞれ8,380円と10,980円で、6月下旬に一般発売される予定です。手首への負担を抑えたい人にとって、選び比べられる環境が整いつつあります。

まとめ

Pro Fit Ergo TB675 Verticalは、60度傾けた縦型デザインと親指操作のボールで握りの負担を抑えつつ、2.4GHz・Bluetooth・有線の3系統で最大4台を切り替えられるワイヤレストラックボールです。最長4ヶ月のバッテリー、金属製の4Dスクロールホイール、9個のボタンとKonnectによるカスタマイズなど実用装備も充実しています。Amazon限定モデルは11,520円で、発売は6月30日。平らなマウスに疲れを感じてきた人にとって、乗り換えを検討する価値のある一台と言えそうです。

出典:エレコム「IST PLUS」ニュースリリース(2026年5月26日)