ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Live Buds 4」と「Live Beam 4」を6月25日に発売します。オーディオ機器の祭典「OTOTEN 2026」で披露された2機種で、最上位機ゆずりのノイズキャンセリング「True Adaptive ANC 2.0」と、ディスプレイを大型化したスマート充電ケースを共通で採用しながら、イヤホンの形状と装着感で選び分けられるのが特徴です。直販価格はLive Buds 4が27,500円、Live Beam 4が26,400円です。
違いは「装着感」、共通点は中身
今回登場するのは、同じ世代の技術を共有しながらイヤホンの形が異なる2モデルです。Live Buds 4は耳の中に収まるバッズ型で、密閉性を高めて音質とノイズキャンセリング性能を引き出す設計です。一方のLive Beam 4は、JBLが得意とするショートスティック型を採用しています。耳のトラガスやコンチャ(耳の軟骨部分)に過度に頼らない構造で、長時間つけても圧迫感が少なく、自然で安定した装着感をねらったとしています。
バッテリーの持ちにも差があります。ノイズキャンセリングをオンにした状態で、Live Buds 4はイヤホン単体で約8時間、充電ケースと合わせて最大約32時間です。Live Beam 4は単体で約10時間、ケース併用で最大約40時間と、Beam 4のほうが長めに使えます。
カラーはLive Buds 4がブラック、シルバー、ブルー、オレンジに、Amazon限定のグリーン、ヨドバシカメラ限定のサンドを加えた全6色です。Live Beam 4はブラック、シルバー、ブルー、サンド、パープルの全5色で、こちらはハーマン公式ストアの専売モデルとなります。
最上位機ゆずりの「True Adaptive ANC 2.0」
2機種が共通で備えるノイズキャンセリングは、JBLの最上位モデル「TOUR PRO 3」と同等の「True Adaptive ANC 2.0」です。周囲の騒音を打ち消すだけでなく、イヤホンの装着状態や音漏れの具合までリアルタイムに検知し、補正をかけ続ける仕組みです。電車での移動中や屋外など、状況が刻々と変わる場面でも、つねに最適な打ち消し方に追従させるねらいがあります。
イヤホン本体はIP55相当の防塵・防水に対応します。粉じんやあらゆる方向からの水の噴流に耐える水準で、通勤や軽い運動といった日常の場面で扱いやすい設計です。
大型化したディスプレイ付きスマート充電ケース
今回の目玉は、進化したスマート充電ケースです。JBLはスマート充電ケースを初めて採り入れたブランドで、その蓄積を生かして使い勝手を磨き直しました。
ケースに載るディスプレイは、従来比で30パーセント大きい1.57型に拡大し、アーティスト名や曲名を表示できます。操作系のソフトウェア「SmartOS」も刷新し、多くのメニューを3階層に整理しました。横方向だけでなく縦方向のスワイプにも対応するため、目的の項目へ早くたどり着けます。
カスタマイズの幅も広がりました。ケース本体のボタンは1回・2回・3回押しのそれぞれに起動メニューを割り当てられ、イヤホン側のタッチ操作も左右別に、シングルタップからトリプルタップまで細かく設定できます。自分の使い方に合わせて操作を組み替えられる点が、日々の使い勝手に効いてきそうです。
音質・接続・通話まわり
両モデルとも、口径10mmのダイナミックドライバーを左右に搭載します。チューニングの方向性をそろえることで、どちらを選んでも「JBLシグネチャーサウンド」と呼ぶ同系統の音を楽しめるとしています。ハイレゾワイヤレスの認証も取得しています。
接続はBluetooth 6.0準拠で、次世代規格のLE Audioに対応します。コーデックはSBC、AAC、LDAC、LC3をサポートし、Android端末ではハイレゾ相当のLDAC伝送も使えます。複数の機器へ同じ音を配信できるAuracastの受信機能も備えました。
通話面では、6つのマイクとAIの学習アルゴリズムを組み合わせた「Perfect Calls 2.0」を採用し、騒がしい環境でも自分の声をクリアに届けるとしています。充電はワイヤレス充電に対応するほか、10分の充電で約4時間使える急速充電にも対応します。
価格と発売日
Live Buds 4とLive Beam 4は、いずれも6月25日発売で価格はオープンです。直販価格はLive Buds 4が27,500円、Live Beam 4が26,400円となります。前述の通り、Live Beam 4はハーマン公式ストア専売、Live Buds 4は一部カラーがAmazonとヨドバシカメラの限定色として用意されます。
まとめ
JBLの「Live Buds 4」と「Live Beam 4」は、最上位機ゆずりの「True Adaptive ANC 2.0」、1.57型に大型化したディスプレイ付きスマート充電ケース、10mmドライバーやLDAC対応、6マイクの「Perfect Calls 2.0」といった装備を共通で備えた完全ワイヤレスイヤホンです。2機種の違いはイヤホンの形と装着感、そしてバッテリーの持ちにあり、密閉感を重視するならバッズ型のLive Buds 4、軽い着け心地と長めの駆動を求めるならショートスティック型のLive Beam 4が候補になります。発売は6月25日で、直販価格はそれぞれ27,500円、26,400円です。
