iPhoneにもダークモード搭載!iOS 13 Public Betaを試してみた
iOS 13のパブリックベータ版が入手可能になったので、一足先にiOS 13の雰囲気を確かめてみました。
Apple公式のiOS 13 プレビュー 紹介ページはこちらです。
https://www.apple.com/jp/ios/ios-13-preview/
パブリックベータ版のため、実際のリリースとは異なる場合があります。
また、iPhoneに不具合・損失が発生しても自己責任となります。
iOS13 Public Betaをインストール
インストール・ Apple Beta Software Program への参加は下記URLから。
https://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/
プログラムへ参加し、専用の プロファイルをインストールすると、iOS13 Public Beta の使用が可能になります。
iOS 13 の対応機種は下記の通りです。
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE
- iPod touch(第7世代)
SEや6Sもあるので殆どの機種はカバーされている模様。
注※ iPadはiPad OSとして分離したのでこの表には載っていません。
iPad OSプレビューの公式サイトはこちらから。
iOS13 の新機能と変更点
パフォーマンスの改善
iOS 13では、アプリの起動が2倍高速化され、Face IDも30%高速化されます。
またApp Storeからダウンロードするアプリの容量が半分になり、アプリのアップデートは最大60%も容量が小さくなる模様。
ダークモードの追加
macOSにも先に搭載されていたダークモードがiOSにも実装されました。
従来どおりのライトに加えダークモードが選択できるようになっており、日中はライト、夜はダークという風に時間帯によって自動で切り替える事も出来ます。
ダークモードは公式のアプリであればすでに対応しており、例えば「設定」アプリを開くとこのようになりました。
カレンダーも真っ黒。
続いて電話アプリも。
ロック画面の通知などもダークモード仕様になっていました。
ちなみにiPhone X以上の有機ELを搭載する機種では、ダークモードにすることでバッテリーの節約になります。
有機ELの場合は小さい素子自体が発光するためバックライトが無く、黒色=光っていない状態になるので、黒が一番省電力となります。
(詳細 – 【Android・iOS】スマートフォンのバッテリーを節約する方法)
さらにiOS13で追加された壁紙には、ダークモードによって変化するものが追加されました。
ライトモードなら明るめの壁紙、ダークモードなら暗めの壁紙に自動的に切り替わります。
これもmacOSでは先に実装されていた機能ですね。
最適化されたバッテリー充電 の追加
バッテリーの状態に新しく「最適化されたバッテリー充電」の項目が追加されました。
これはバッテリーを充電する量を調節することで、劣化を軽減する機能です。
iPhoneやスマートフォンに搭載されている「リチウムイオンバッテリー」は一般的に充放電を繰り返すうちに劣化していき、充電できる量が減っていきます。
また、バッテリーを100%まで充電しつつ長時間放置していても劣化が進んでしまいます。
そこで、長時間放置されるときは80%まで充電して使う直前に100%まで充電することでバッテリーを長持ちさせる事が出来る機能のようです。
ショートカット アプリがデフォルトで追加
以前からも「ショートカット」アプリは存在していましたが、iOS 13でデフォルトでインストールされるようになりました。
さらにSiriと連携して自動化の提案も行います。
この「ショートカット」アプリは、動作を登録しておけばボタンを押すだけで自動で実行してくれるツールです。
例えば、自動でツイートしたり、カレンダーに1ヶ月後の予定を追加したり、なんとGIFアニメまで自動で作成することができます。
ショートカットのトップ画面はこんな感じです。
自動化出来ることは沢山あるので、日々のルーチンワークを自動化して時間を有効活用しましょう。
写真アプリ の変更と新機能
写真アプリのUIが変更され、年別・日別などで写真を表示できるようになりました。
さらに編集機能が強化され、写真をもっと詳細に加工できるようになっています。
写真の編集画面が変わり、明るさや彩度の他に様々な修正が加えられるようになりました。
編集に自然な彩度、温かみ、色合い、シャープネス、精細度、ノイズ除去、ビネットなどが追加され、UIもどれを変更したかが分かりやすくなっています。
標準の写真加工機能でも、より良い写真が作りやすくなったのではないでしょうか。
ただ、スマホ版 Photoshop Express より出来ることは少ないです。(記事 – 【画像加工アプリ】Photoshop Express を使ってスマホだけで本格画像編集をやってみたい )
Safariにダウンロードマネージャ・表示メニュー が追加
Safariにダウンロードマネージャが追加され、ダウンロードしたファイルが一覧表示されるようになりました。
ファイルをバックグラウンドでダウンロードしながら別の作業をすることも出来ます。
表示メニューでは、Webサイトの表示方法に素早くアクセスすることが可能になりました。
特にコンテンツブロッカーを頻繁にオンオフしていた人や、デスクトップサイトによく切り替える人には朗報です。
Apple Arcade がApp Storeに登場
今年の春に発表された Apple Arcade が、iOS 13 で Apple Store に登場し、公開に向けて準備が整いつつあるようです。
Apple Arcade は有料のサブスクリプションサービスで、100以上のタイトルの新作ゲームを独占公開し、広告なし・追加の課金なしでプレイが可能なサービスです。
その他細かい修正や新機能
UIが所々変更されているので、いきなりアップデートするとちょっとびっくりするかもしれません。
ただ分かりにくくなったと言うより、分かりやすく変更されているので戸惑うのは最初だけかも。
iOS13には、ここでは紹介しきれなかった変更点がまだまだあります。
iOS 13 の正式リリースはいつ?
iOS 13は、2019年9月に正式リリースされる模様です。
アプリの起動が2倍高速化され、Face IDも30%高速化されているとの事なので正式版のリリースが非常に楽しみですね。