Googleは6月8日、個人向けのAIサブスクリプション「Google AI Plus」の料金とサービス内容を見直しました。従来からあったAI Plusは月額1200円から725円へと大きく値下げされ、クラウドストレージも200GBから400GBへ倍増しています。その一方で、これまで「Google One Premium」と呼ばれていたプランが同じ「Google AI Plus」へと名称変更されたため、同じ名前でありながら料金も中身も異なる2つのプランが同時に存在する状況になりました。すでに契約している人は、自分がどちらのプランに入っているのかを確認しておきたいところです。
値下げされた新しい「AI Plus」は月額725円
今回の改定で内容が強化されたのが、もともと「Google AI Plus」を名乗っていたプランです。料金は月額1200円から725円へと、およそ4割引き下げられました。あわせてクラウドストレージの容量が200GBから400GBへと倍増し、価格を下げつつ使えるデータ量を増やすという、利用者にとっては素直に歓迎できる見直しとなっています。
サービス面でも拡充が入りました。新たに生成AI「Gemini」のProモデルを利用できるようになり、より高度なAI機能が使えるようになっています。リサーチや資料作成を補助する「NotebookLM」まわりの機能も拡張されており、価格と性能の両面で底上げされた格好です。
名称が変わった旧Google One Premiumは月額1450円のまま
混乱の原因になっているのが、もう一方のプランです。Googleはこれまで「Google One Premium」として提供していたプランの名前を「Google AI Plus」へと改めました。ところが、こちらは料金が月額1450円のまま据え置かれています。
中身も一部が変わりました。2TBという大容量のクラウドストレージはそのまま維持された一方で、新たにGeminiアプリの使用量の上限が設けられ、これまで毎月200クレジット提供されていた「AIクレジット」の付与は終了しています。料金は変わらないのに一部の特典が絞られた形で、値下げと機能強化が入った新しいAI Plusとは対照的な内容です。
同名2プランの見分け方と背景
結果として、同じ「Google AI Plus」という名前のプランが、月額725円と月額1450円という異なる価格で並ぶことになりました。名前だけでは区別がつかないため、見分ける手がかりは料金とストレージ容量です。725円のプランはストレージが400GB、1450円のプランは2TBと差があるので、契約内容を確認する際はこの2点をチェックすると判別しやすくなります。
値下げの背景には、生成AIの個人向けサブスクリプション市場でシェアを広げたいというGoogleの狙いがあると見られます。料金を大きく下げてストレージを増やし、入り口のハードルを下げる価格攻勢といえます。ただ、その過程で既存プランを同名へ改称したことが、ユーザーにとっては分かりにくさを生んでしまいました。これから契約を検討する人も、すでに使っている人も、料金と容量を照らし合わせて、自分の目的に合うのはどちらなのかを見極めるのがよさそうです。
まとめ
Googleは個人向けの「Google AI Plus」を月額725円へ値下げし、ストレージを400GBへ倍増させました。同時に旧Google One Premiumを同名の「Google AI Plus」へ改称したことで、725円と1450円の同名プランが併存する状態になっています。料金とストレージ容量が見分けの目印になるため、契約者は自分のプランを一度確認しておくと安心です。
