Googleは、イベント「Made by Google」に合わせて、Geminiと連携できる外部アプリを新たに追加すると発表しました[1]。仕事の会議要約からレストランの席取り、イベントチケットの検索、医師の予約まで、これまで別々のアプリを開いて済ませていた用事をGeminiとの会話のなかで片付けられるようになります。展開は今後数週間かけて順次行われます。
追加されるのは4分野の13サービス
今回追加されるサービスは、用途別に4つのくくりで案内されています[1]。
生産性とクリエイティブの分野では、GranolaとOtter.aiによる会議の要約、Wixによるサイト編集が挙がっています。会議の音声から要点をまとめる作業と、その結果をWebに反映する作業が、同じ画面のなかでつながる形です。
ローカルとエンターテインメントの分野には、Fever、GetYourGuide、Localiza、OpenTable(英国)、Ticketmasterの5つが並びます。現地体験の予約、レンタカーの手配、ディナーの席の確保、イベントチケットの検索といった、外出の段取りに関わる用事がまとめて扱えます。
音楽ではiHeartRadioとPandoraが加わり、新しいステーションを見つけたり、手持ちのプレイリストを再生したりできます。住まい・健康・生活の分野ではAngiとThumbtackで住宅まわりの業者を探せるほか、Zocdocを通じて医師の診察予約が取れます。数え上げると、今回の追加は合わせて13サービスです[2]。
「接続済みアプリ」は自分でオンにする仕組み
Geminiの接続済みアプリは、利用者が使いたいサービスを自分でオンにして、そのアカウントへのアクセスをGeminiに許可する仕組みです[1]。オンにしていないサービスに勝手につながることはなく、どこまで任せるかは利用者側が決めます。
この違いは意外と大きいところです。従来のアシスタントは、聞かれたことに答えて終わりでした。接続済みアプリを有効にすると、Geminiは答えを返すだけでなく、そのサービス上で予約枠を探したり、チケットの空きを調べたりといった実務まで踏み込みます。調べものの相手から、手続きの代行役へ位置づけが変わると言い換えてもよいでしょう。
一方で、対価として渡すのは各サービスのアカウントへのアクセス権です。予約履歴や診察の予定といった、性質の異なる情報がGeminiの手元に集まることになります。便利さと引き換えに何を預けているのかは、オンにする前に一度確認しておきたいところです。
日本から使えるかは今後の展開次第
今回名前が挙がったサービスは、地域によって使えるかどうかが分かれます。GoogleはOpenTableについてのみ英国と明記しており[1]、他のサービスの提供地域には触れていません。
Localizaはブラジル発のレンタカー会社、Angiは米国の住宅サービス紹介、Zocdocは米国の診療予約と、もともと特定の国を主戦場にしているサービスが目立ちます。ラインナップを見る限り、まずは英語圏の利用者を想定した拡充と受け取るのが自然です。日本のユーザーとしては、GranolaやOtter.ai、Wixのように国境をまたいで使えるツールから先に恩恵を受ける、という順番になりそうです。
なお展開は一斉ではなく、今後数週間かけて順次広がるとされています[1]。自分のGeminiにまだ出ていなくても、しばらく様子を見る余地があります。
まとめ
Geminiに追加されるのは、会議要約やサイト編集から、レストラン・レンタカー・イベントチケット・医師の予約まで、4分野で13のサービスです。いずれも利用者が自分でオンにして初めてつながる接続済みアプリで、有効にするとGeminiが各サービス上で実際の手続きまで踏み込みます。提供地域はサービスごとに異なり、OpenTableは英国限定と明記されています。展開は今後数週間かけて順次進みます。
[2] 出典: https://9to5google.com/2026/08/13/gemini-is-getting-over-a-dozen-new-connected-apps-heres-the-list/
